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パレスチナ危機管理内閣が発足 【日本経済新聞】
【カイロ＝森安健】パレスチナ自治政府のアッバス議長は17日、ファイヤド新首相以下13人の閣僚の就任宣誓式を行い、イスラム原理主義組織ハマスを排除した危機管理内閣が正式に発足した。国際社会は軒並み同内閣を支持する意向を表明しており、1年5カ月ぶりに経済援助を再開する方針。一方、イスラエルはハマスが支配するガザ地区への石油供給を中断するなどハマス包囲網ができつつある。
新内閣は中立派の学者、ジャーナリスト、ビジネスマンなどで構成した。警察や治安部隊を統括する最重要の内相ポストには武装勢力出身のアブデルラゼク・ヤヒヤ氏を充てた。ただ、ヤヒヤ内相はハマスが支配するガザでは実質的に治安権限を持たない。
規定によると危機管理内閣の任期は1カ月で、評議会（国会に相当）の承認を得ればさらに1カ月任期を延長できる。しかし、評議会議員の過半をハマスが占めるため、アッバス議長は16日夜、評議会の承認がなくても同内閣が存続できる議長令を発した。 (20:30)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070617AT2M1700I17062007.html
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