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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070630AT2M3000E30062007.html
【ワシントン＝丸谷浩史】ゲーツ米国防長官は29日、イラクで米軍兵士の死傷者が増える原因の遠隔操作爆弾（ＩＥＤ）対策として、新型装甲車「ＭＲＡＰ」の導入を加速すると表明した。新型装甲車は底面の防御が弱い従来型の欠点を改良し、ＩＥＤの爆発力を弱める効果がある。ゲーツ長官は「導入が1カ月遅れれば遅れただけ、兵士の死者が増える」と語り、早期導入を訴えた。
同時に「兵士の生命がかかっている。これまでの官僚的な手続きではなく進めるよう指示している」と、増産の早期実現が今後のイラク政策遂行に欠かせないと強調した。
イラクでは増派した米軍の展開が完了。開戦から最大規模の兵力を投入し、武装勢力の掃討作戦を展開している。これに伴い米軍の死者は4月から3カ月連続で100人を超える見通し。ＩＥＤ対策の拡充が特に急務となっている。
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