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Re: ミサイル防衛、99%の確率?   2007年07月05日  核情報
http://www.asyura2.com/07/war94/msg/339.html
投稿者 がんいち 日時 2007 年 7 月 21 日 12:57:10: 9eQv3uEldtAQY
 

(回答先: ミサイル防衛、99%の確率?   2007年07月05日  核情報 投稿者 Kotetu 日時 2007 年 7 月 21 日 10:41:27)

ロシアは、多弾頭型ICBMで対抗

http://d.hatena.ne.jp/hira333/20070609

アメリカの大ウソを暴くプーチン
「しかし、現時点では米ロ対立が最後まで進む可能性が高いです。(涙)」「このように、今年世界はイラン問題・ロシア問題を中心に回っていくでしょう。見かけはイラク問題・北朝鮮問題ですが、実際はイランが最重要。

ロシア問題は重要でも、なかなか日本では報道されないでしょうね。RPEを読んでくださいということです。」

世界の人々は、今頃になって「米ロ関係は最悪だ」と気付くようになってきました。しかし、世界で唯一RPE読者の皆さまは、

1、01年の段階で、ロシアKGB軍団の本心は、「アメリカの一極支配をぶちこわすこと」であることを知っていた。

2、米ロ冷戦は03年からはじまったことを知っていた。01年の段階では、プーチンとKGB軍団の「心の中」に「意図」があっただけ。しかし03年からは目に見える対立が起こっています。

超簡単にまとめると、

03年、アメリカ(具体的にはエクソン・モービル等)は、ロシアの石油最大手(当時)ユコスの買収交渉を進めていた。しかし、プーチンは最高検に命令し、ユコス社長のホドロコフスキーを逮捕。アメリカは買収を断念。

怒ったアメリカは、ロシアの旧植民地である旧ソ連グルジア・ウクライナ・キルギスで革命を起こし、親米(反ロ)傀儡政権を樹立。(これは、革命により失脚したグルジアやキルギスの前大統領も語り、日本の新聞でも報道されている事実です。

「うさんくさ!」と思った方は本文下の情報4〜5章を熟読してください。証拠つきで全部わかります。)

「政変では米国の機関が重要な役割を果たした。半年前から米国の主導で『チューリップ革命』が周到に準備されていた」(時事通信05年4月7日)(アカエフ・キルギス前大統領の言葉)

05年、3つの革命に激怒したプーチンおよびKGB軍団は、重大な決定をくだします。今までロシアの仮想敵は 1、アメリカ 2、中国だった。しかし、革命工作を放置できないロシアは、中国と組むことにした。

05年、中ロは国境を画定し、40年にわたる領土問題を解決。そして、はじめての合同軍事演習を実施。また、イラン・インド・パキスタンを、中ロが主導する上海協力機構の準加盟国とし、同機構を「世界多極化の中心組織」に進化させます。(世界多極化を別の言葉でいうと、米一極支配の崩壊)

06年、ロシアはルーブルでの原油取引を開始。ドル基軸通貨体制に決定的打撃を与えます。07年、劣勢にたたされたアメリカは、

1、ロシアのすぐ近く、東欧チェコ・ポーランドにMDシステムを配備すると発表(2月)

2、ロシアの旧植民地(旧ソ連)で隣国ウクライナ・グルジアのNATO加盟をすすめることで、ロシアに圧力を与えていきます。

激怒したプーチンは、ドイツのミュンヘンで開催中の安全保障会議に乗り込み、アメリカを激しく批判。曰く、プーチン「一極世界も成立しなかった。どんなに言葉を飾っても、(一極世界の)意味するところは一つだ。

一つの権力の中心、一つの力の中心、一人の主・一人の主権者の世界。これはシステム自体にとっても、主権者自身にとっても破滅的だ。なぜなら、内部から崩壊するからだ。」

プーチン「今の世界にとって、一極モデルは受け入れがたいだけではない、不可能なのだ!」「(一極世界は)民主主義とは何の共通点もない。なぜなら民主主義は、大多数の権力だからだ!」「民主主義を他者に教える人々は、自分たちでそれを学ぼうとしない!」

MDについて。プーチン「MDシステムの欧州への配備計画を心配しないわけにはいかない。その場合新たな軍拡競争が不可避だが、誰に必要なんだ?欧州の人自身が必要だとは、とても思えないけどね〜」

一体プーチンさんは何を怒っているのでしょうか?東欧にMDが配備されると米ロの軍事バランスが崩れるのです。両国の間には今、核抑止力が働いています。つまり、1、アメリカがロシアに核ミサイルをぶっぱなした2、ロシアはアメリカに核ミサイルをぶっぱなした3、米ロは共に消滅したですから、実際には、アメリカもロシアも攻撃できない。ところがMDができ、将来精度があがっていけば、

1、アメリカがロシアに核ミサイルをぶっぱなした

2、ロシアはアメリカに核ミサイルをぶっぱなした

3、しかし、そのミサイルはMDで全部落とされ、米本土に届かなかった

4、ロシアは消滅したが、アメリカは生き残った

こういう理論。バランスが崩れるというのはこういうことです。プーチンはミュンヘンで、米MDに対抗していく方法について「対抗措置は非対称になる」と語りました。ひたいしょう?

どういうことか?

MDは高いでしょう?(^▽^)ロシアがアメリカのMDにMDで対抗すると、軍拡競争になってソ連みたく経済破綻することになります。ですから、ロシアはMDシステムを突破する新型ミサイルの開発で対抗していく。

プーチンさんはいいます。「そっちの方が安いからな〜」そして、具体的に何をいっていたのかが明らかになりました。「露、新型ミサイル発射実験成功 米MD無力化“照準”5月31日8時0分配信 産経新聞【モスクワ=内藤泰朗】ロシアは29日、開発中の多弾頭型大陸間弾道ミサイル(ICBM)など2種類の新型ミサイル発射実験を行い、いずれも成功したと発表した。

米国が推進するミサイル防衛(MD)システムへの対抗姿勢を鮮明にした形だが、30日にはバルト諸国のリトアニアも、MDシステム導入の意向を表明、同システムをめぐる軋轢がさらに強まる恐れが出てきた。」

背景を理解したところで、次回サミットで何が話し合われたか追ってみましょう。今回の話、新規購読者の皆さんには「濃すぎる」内容だったかもしれません。しかし米ロは実際に熾烈な戦いを繰り広げていて、これを知らずに国際情勢を語るのはナンセンスです。http://www.timebooktown.jp/Service/index.asp?n=6000

以上、北野幸伯氏の文章でした。


MDが多弾頭ミサイルに対して役に立たないことは、まあ普通に考えればわかることで、すでにロシアは多弾頭ミサイル型ICBMの発射試験に成功してるわけで。

こんな役に立たないものを1兆円も払って買うなんてね。

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