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イラクの電力事情に更なる危機 [イラク情勢ニュース]
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投稿者 white 日時 2007 年 8 月 06 日 20:15:09: QYBiAyr6jr5Ac

□イラクの電力事情に更なる危機 [イラク情勢ニュース]

 http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2007_Power_Grid_Nearing_Collapse.html

イラク情勢ニュース URUK NEWS > 2007年8月

イラクの電力事情に更なる危機
Iraqi Power Grid Nearing Collapse

ABCニュース(AP)
2007年8月5日
http://www.abcnews.go.com/International/wireStory?id=3447819

 破壊活動と電力需要の増加、燃料不足、そして地方の発電所を全国配電網から切り離す各州の動きのために、イラクの電力供給網は崩壊の瀬戸際にある−−政府当局者が昨日(4日)語った。

 電力省の広報担当アジズ・アッ・シマリによると、全イラクの発電態勢は需要の半分しか満たせず、全国規模の停電が最近の2日間に4度も発生した。彼の話では、全国的な電力不足は、米軍の侵攻でサダム・フセインが倒された直後の2003年夏以後では最悪の状況になっている。

 バグダッドにおける電力供給は、夏になるたびに貧弱ではあったが、現在では、電気が通じるとしても1日に2〜3時間程度のものだ。さらに停電と供給カットのために、ポンプ場と浄水場に影響が生じ、そのせいで首都の水事情もひじょうに悪化している。

 この電力問題は、国内最大のスンニ派政治ブロックが閣僚を引き揚げ、政治指導者たちがその政治危機に対処しようとしているさなかに発生した。

 マリキ首相がライバルの政治勢力と反政府ゲリラから厳しい挑戦を突きつけられているもとで、ブッシュ米大統領はイラクのジャラル・タラバニ大統領(クルド人)とアブデル・マフディ副大統領(シーア派)に呼びかけ、政治的な結束を維持することに強めるよう要請した。

 バグダッドの南に位置するカルバラ州は、3日間の停電のために、州都である聖地カルバラでさえ干上がりそうになった。

 カルバラの市場に屋台を出して衣服を商っているハジム・オバイドに言わせると、「石器時代についてのドキュメンタリー番組は意味がなくなったよ。俺たちの生活がまさにそうだからな。汚れた水と腐った食べ物しかないので、俺たちは危機に瀕している」という状況だ。

 イラクは世界最大の産油国の一つに数えられるというのに、イラクでは電力不足が日常化してしまった。全国の配電網は、湾岸戦争後の国連制裁のために、フセイン時代から老化し、設備更新のための装置や修理部品を購入することさえ難題だった。

 4年以上も続く戦争と宗派暴力の被害をこうむっているイラク国民の悲惨さは、電力問題に象徴される。電力不足は夏の数ヶ月を耐えがたいものにする。この時期、毎日の平均的気温は華氏110〜120度(摂氏43〜49度)に達する。

 全国の電配網が直面している最大の問題の1つは、各州が州内の発電所を全国網から切り離す動きであり、それが国全体の発電量を削減することである。それぞれの地方の言い分では、首都の電力需要が多すぎて、自分たちが発電した量を確保できない以上、他に選択の余地がないという。

 アッ・シャマリの話では、「バスラ、ディワニヤ、ナシリヤ、バビルといったイラク南部の諸州は、既に州内の発電所を全国の配電網から切断してしまった。クルディスタンを含む北部諸州も同様の動きを見せている」という。彼は「南部の一部地域は完全にわれわれの(中央政府の)管理から離れた」と付け加えた。

 「各州が電力共有制に従わなければ、全国の配電網は崩壊する。電気という性格上、それによって誰もが電気を失っても、誰かが獲得することにはならない」と彼は説明した。

 地方の発電所が全国配電網から離脱するこに対して、中央政府がなにも手を打てないことに彼は不満を募らせている。

 ナジャフ州の広報担当アハメド・デイベルは5日、州にあるガス発電機を全国配電網から切り離した、と、AP通信に語った。州の電力需要が200メガワットであるのに対して、このガス発電所は50メガワットの発電能力を持っている。

 彼の説明によると、「われわれの発電量は州内さえも満たせない。それでも3日前に全国配電網から離脱したのは、全国からナジャフにまわる電気は少ないのに、バグダッドで消費される電力が多すぎるからだ」という。

 問題は山積している。アッ・シャマリによると、バグダッドに送電する高圧電線は17本の経路があるのに、2本しか機能してない。他は破壊されてしまった。

 燃料不足も大きな問題である。カルバラでは、燃料不足のために、50メガワットの発電所が閉鎖してしまい、この3日間は州全体が水も電気もない状態になった。州の広報担当ガリブ・アッ・ダアミが語った。

 彼の話によると、ガソリン不足のために汚水タンクを浄化していたポンプが動かせなくなり、下水は州都カルバラの半分近い地域で地上に浸みだしている。この汚水が市民の健康と収穫物を脅かす事態を引き起こしている。

 家庭用の小型発電機に依存してきた多くの市民は、燃料を購入する余裕がなくなっている。カルバラ住民は、ガソリン価格が1ガロン5ドル近くに上昇したと話す。この価格上昇で、燃料は金持ちにしか手に入らないものとなった。

 カルバラに住む31歳の労働者カシム・フセインは、「日が暮れるのを待って、いくらかの涼を享受するだけ」と語った。「水も電気もなく、死以外に何もない。そのうえ3日前から妻は病気だ。誰もが崖っぷちに立たされている」。

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