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コロンビアの麻薬組織の「大物」逮捕、ブラジルに潜伏【ＣＮＮ】
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200708080028.html
2007.08.08
Web posted at: 17:41 JST
- CNN/REUTERS
サンパウロ――ブラジル連邦警察は７日、米国が指名手配していたコロンビアの麻薬密輸組織の首領をサンパウロ州内の豪華アパートで逮捕したと発表した。
米捜査当局も拘束に協力、身柄は米国へ送られる。
フアン・カルロス・ラミレス・アバディア容疑者（４４）で、コロンビア・カリに拠点がある麻薬カルテルの首領。
米国は拘束などにつながる重要情報に報奨金約５００万ドル（約６億円）を提供していた。
米連邦大陪審は２００４年、同容疑者に有罪判決を下している。
数十億ドル単位に達するコカインを米国へ流出させていたとみられている。
また、密輸や売買絡みで米国内で起きた少なくとも１５件の殺人事件に関与している可能性がある。
コロンビアでは３００人以上の殺害を指示した疑いがある。
１９９３年にコロンビア警察に殺害された「麻薬王」の異名を取ったパブロ・エスコバル以来の大物の逮捕ともされる。
同容疑者は、エスコバルが使っていた密輸ネットワークを引き継ぎ、組織を拡大していたとみられる。
稼いだ金はウルグアイ、メキシコ、スペインを経由しブラジルで資金洗浄していた。
捕まった高級アパートでは現金５４万４０００ドル、携帯電話約１５０個、高価な時計のコレクションが見付かった。
身元を隠すため過去２年間で３回の整形手術を受けたともみられる。
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