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沖縄戦の史実忘れないで 映画『ＧＡＭＡ月桃の花』戦争非協力・藤沢の会
きょう自主上映【東京新聞】 2007年8月19日
太平洋戦争末期の沖縄地上戦の壕（ごう）内で起きたとされる、旧日本軍による民間人への虐待の数々を、生存者の証言に基づいて再現した映画「ＧＡＭＡ月桃の花」が十九日、藤沢駅南口の市民会館小ホールで自主上映される。
「戦争非協力・無防備地域条例を目指す藤沢の会」が主催。同会では、来年度の高校の歴史教科書から「沖縄戦の集団自決に軍の強制や関与があった」とする記述が削除されたことに反発。戦いの歴史的事実を伝える手段として、一九九五年に制作された「ＧＡＭＡ…」に注目し、配給会社と交渉の末、今回の再上映にこぎ着けたという。
映画には朝霧舞さん、沖田浩之さん、平良とみさん、川平慈英さんらが出演。タイトルの「ＧＡＭＡ」は、沖縄戦で地下壕（ごう）として利用された鍾乳洞を意味している。月桃の花は戦いが終結した六月末ごろに咲き乱れ、地元の人はこの花を見るたび、戦禍に倒れた家族を思い起こすのだという。
同会の岡村孝子代表は「軍隊は追いつめられると、たとえ自国民であっても犠牲にしてしまう現実が、沖縄にはあった。この映画を通して再認識してもらえたら」と話している。
上映は午前十一時、午後二時、午後六時の三回。チケットは前売り・当日ともに大人千円、中高生七百円。小学生五百円。問い合わせは岡村さん＝（電）０４６６（８２）４２４３＝へ。 （加藤木信夫）
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20070819/CK2007081902042172.html
「ＧＡＭＡ月桃の花」ストーリー・キャスト
http://www.gettounohana.com/story/index.html
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