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自由と繁栄の弧を守るヘリ空母「ひゅうが」が進水式。新型ヘリの「オスプレイ」は小型ヘリ空母の実用性を飛躍的に高めるだろう。
http://www.asyura2.com/07/war95/msg/150.html
投稿者 TORA 日時 2007 年 8 月 24 日 14:43:51: GZSz.C7aK2zXo
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu150.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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自由と繁栄の弧を守るヘリ空母「ひゅうが」が進水式。新型ヘリの
「オスプレイ」は小型ヘリ空母の実用性を飛躍的に高めるだろう。

2007年8月24日 金曜日

「ひゅうが」の進水式


◆“ヘリ空母”進水 海自の新護衛艦 8月24日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007082402043411.html

水上戦闘艦で初めて空母と同じ全通甲板を採用した海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」の進水式が二十三日、横浜市のアイ・エイチ・アイ・マリンユナイテッド横浜工場で行われた。

 基準排水量は、海自の所有艦船で最大の一三、五〇〇トン。全長百九十七メートルの飛行甲板を持ち、英国やイタリアが保有する軽空母とほぼ同じ規模。世界的な基準からみると“ヘリ空母”とも呼べる護衛艦で、周辺諸国などからも注目を集めそうだ。

 ひゅうがは、老朽化した「はるな」型のヘリ搭載護衛艦の後継として二隻建造するうちの一番艦。進水に続いて兵器や通信機器などの装備を施す工事を行い、二〇〇九年三月に就役予定。建造費は約一千億円。

 哨戒ヘリなど四機が同時に発着艦できるほか、二基のエレベーターを備え、最大で十一機のヘリを搭載することが可能。甲板下の格納庫ではローターを広げたまま本格的な整備も行える。ミサイルの垂直発射装置を備えているが、護衛艦として初めて艦砲が消えた。

垂直離着陸機 V−22 「オスプレイ」


◆未来的ヘリコプター「オスプレイ」装備の海兵隊、訓練終了 2007年3月4日 Garbagenews
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/03/post_2044.html

【Air Force Times】が報じたところによると、ティルトローター型で一般にはオスプレイ(Osprey)と呼ばれるヘリコプターMV-22(海兵隊向け仕様)を装備する、ノースカロライナ州の第8海兵隊の基本訓練が終了した。今後彼らの活躍する場では、目を引くスタイルを持つオスプレイから海兵隊の猛者たちが登場することになる。


オスプレイは「垂直離着陸ができるヘリコプター」「速度が速く航続距離が長い通常の飛行機」の両方の利点を併せ持つような機体を、との要望から開発されたヘリコプター。胴体部分や電子機器をボーイング社が、他の部分をヘリコプターで有名なベル社が担当している。

オスプレイは主翼の両端に大型のローター(プロペラを回す部分)を装備したエンジンを装備し、このエンジンの角度を変えることで、ヘリコプターのように垂直離着陸もできるし、飛行機のように飛ぶことができる。また、ローターを斜め前に傾ければ、短距離離着陸も可能とされている。固定翼をも併せ持つため最大速度は300キロノットと通常のヘリコプターの1.5倍程度の速さを持ち、航続距離も3500キロを超える。また、空母などでも容易に利用できるよう、ローターと主翼は折りたたむこともできる。

「両者のよいところを併せ持つのだから万能では」という意見もあるが、その複雑な構造から仕様上のミスや操縦ミスなどで事故が相次ぎ、開発は遅れに遅れ1982年の計画開始から2005年10月にようやく量産第一号機が空軍に引き渡され、2009年までに実戦配備が行われる予定。

訓練に参加した、ある小隊の小隊長Dan Young中尉は「まったく見事な着陸だ」と評価した上で「実はオスプレイへの搭乗をためらった気持ちもあった、色々と噂を聞いていたからだと」と心のうちを明かしてくれた。なにしろオスプレイにはいくつもの墜落事故が発生しており、少なからぬ犠牲者も出ていたからだ。しかし「今世紀に入ってからは」大きな事故もなく、今回の部隊単位での訓練終了に無事こぎつけたことになる。

オスプレイを装備した同海兵隊今後実戦配備のための訓練に移行する。今年の夏か秋にはその訓練も終えて実戦配備につくだろう、ただしどこへ展開するのかはいまだ語られていないという。

現代戦のシミュレーションゲームや近未来の戦争映画やスパイモノには、その姿がSFチックなことから必ずといってよいほど登場したオスプレイ。実際の諜報戦や実戦で活躍するような場面は起きて欲しくないものだが、災害救助などの事態にも大いに活躍するに違いない。特に海兵隊の場合、そのようなシチュエーションも多いだろう。その点でもむしろ平和利用の面でその力を発揮してほしいものだ。

航続距離3500キロ、最大速度555キロのVー22の編隊飛行


(私のコメント)
海上自衛隊の護衛艦の「ひゅうが」の進水式がありましたが、ようやく海上自衛隊もヘリ空母を持つことが出来るようになりました。島国である日本にとって海上交通路を守る事は必要不可欠なことですが、今まではアメリカ海軍に任せっぱなしで手も足も出せなかった。従来の護衛艦ではとても海上の護衛活動など出来るはずもなく、海洋上でも航空機の活用が不可欠でした。

護衛艦にもヘリは搭載されていましたが、最新型のヘリでも航続距離は2000キロで最高速度も260キロほどしかない。ところが「オスプレイ」は航続距離が3500キロで最高速度も555キロもあり倍以上の性能になっており、通常のプロペラ機と変わりのない性能になっている。巡航時にはプロペラを水平に向けて航行するからだ。

おそらく「ひゅうが」は「オスプレイ」を搭載する事を念頭に設計されたのだろう。ヘリ空母に従来の対潜ヘリを載せても艦の周囲を哨戒できるだけだ。ところがオスプレイなら速度も航続距離も倍だから作戦範囲は格段に広くなる。P3Cが届かない遠方で作戦活動するには11機ぐらい搭載できて十分な整備の出来るヘリ空母が必要だった。

もちろんオスプレイは開発費用も年数もかけて開発されたものであり、かなり高価になるらしい。しかも複雑なメカニックだから操縦も難しくてパイロットの養成も難しいだろう。アメリカ軍もすでに多くの事故死者を出している。しかし従来のヘリではイラクなどでも打ち落とされており、高空を速いスピードで飛べて戦闘機のように自在に飛べるヘリコプターでないと、携帯型対空ミサイルで打ち落とされてしまう。

積載量も10トン位あり軍用車両も楽に運べる。ミサイルや兵器を積めば戦闘機としても使えるし、空中給油機としても用途が考えられており、ヘリコプターでは不可能だった用途や、従来の戦闘機では離着陸できなかったところへも着陸できるから用途は無限にある。もちろん災害時の救済活動にもスピードと行動半径の広さが生かせるだろう。

アメリカ軍のトランスフォーメーション戦略においてはV−22オスプレイの採用が大きな要因ですが、アメリカ本土から空中給油をしながら地球上の何処へでも即座に駆けつけることが出来る。しかも従来の軍用機のように滑走路も要らない。だから米軍基地を前方展開する必要もない。航続距離も長いから大陸奥地まで進入することもできる。

出来るのならば日本も本格的な空母が望まれますが、費用や法制度上からも当分は難しい。しかし小型ヘリ空母でもオスプレイのような新型ヘリを採用すればかなりこことが出来るようになる。中国やロシアもこの新兵器にはかなり関心があるようで、普天間基地の問題もオスプレイが絡んでいる。オスプレイなら沖縄から重慶まで楽に飛べるからだ。

ヘリ空母もオスプレイも本格的な戦闘には向かないが、対ゲリラ戦や通常の治安活動には有効であり実用的価値は高い。しかも用途は輸送から戦闘分野まで何でもこなせる。原子力空母はあまりにも巨大になりすぎて費用などにおいてアメリカでももてあますかもしれないが、ヘリ空母なら費用も安く小回りも効いて多用途に使えるからこれからが楽しみだ。

◆V−22 オスプレイのユーチューブの動画をご覧ください。その可能性の高さが認識できるでしょう。

◆V-22 Osprey 2分33秒
http://jp.youtube.com/watch?v=6BhmNoCacUA&mode=related&search=

◆V-22 Osprey (Part1) 6分5秒
http://jp.youtube.com/watch?v=WeNdq_ObKuk&mode=related&search=

◆V-22 Osprey (Part2) 6分50秒
http://jp.youtube.com/watch?v=yaP5bfbwQe0&mode=related&search=

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