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(回答先: 24年前、サハリンで撃墜された大韓航空007便(パワーポリティックス非公式情報) 投稿者 近藤勇 日時 2007 年 8 月 29 日 14:32:09)
１９９１年、ロシアでクーデター未遂事件が起きた際、その混乱の中で、旧ソ連の機密文書が大量に流出しました。色々な個人が勝手に政府の書類を持ち出し、西側のメディアに、それらの旧ソ連の文書を売りつけると言ふ信じがたい状況が、短い間ですが、生じました。
その時、ロシアから、文藝春秋に、「１９８３年の大韓航空機撃墜事件に生存者が居たと記した文書が有る」と言ふ情報がもたらされ、文春が、ロシアに取材チームを派遣した事が有ったと、当時の文春関係者から聞いた事が有ります。
それに依ると、生存者はアメリカ人で、地図にも載って居ない核の都市として知られるチェリャビンスクに幽閉されて居ると言ふと言ふので、文春は、この情報の真偽を確認しようと、相当の努力をしたそうです。
しかしながら、その文春関係者に依ると、「或る所から取材が壁にぶつかり、結局、この情報の真偽は確認出来無かった」と言ふ事です。
もちろん、ガセネタだった可能性は十分有りますが、文春が、ロシアにチームを派遣してその真偽を確認しようとした確度を持つ情報であった事には、留意する必要が有るのではないか？と思ひます。
航空評論家の青木氏（故人）は、『空から見た地政学』と言ふ著作の中で、大韓航空機撃墜事件に関して、事件の際、あれだけ非難の応酬をしたアメリカとソ連の発表の中で、００７便の航路についてだけは、不思議に米ソ双方の発表内容が一致して居たと言ふ指摘をして居ますが、私は、あの時、００７便が飛行したルートは、本当は、発表されたルートと違って居たのではないか？と言ふ疑問を今も持って居ます。
又、事件当初に、報道された「大韓航空機がサハリンに強制着陸された」と言ふニュースは何だったのだろう？と今も思ひます。ＮＨＫでその「強制着陸」のニュースを聞いた時の事を、今も良く覚えて居ます。
西岡昌紀
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