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プーチン後のロシア-次期大統領は誰?経済は?米ロ新冷戦の行方は?
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投稿者 大西健二 日時 2007 年 9 月 11 日 22:01:24: Zg4goyIkX.Zhg
 

【ロシア政治経済ジャーナル】NO475プーチン後のロシア
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm


★プーチン後のロシア


全世界のRPE読者の皆さまこんにちは!

いつもありがとうございます。

北野です。

最近、「ロシアはプーチン後混乱するのではないですか?」というおたより
をよくいただきます。

大変気になるところですね。


▼下院選挙の結果は?


ロシアでは今年12月2日に下院選挙があります。

だいたい結果は決まっているでしょう。


1位、統一ロシア(クレムリンの傀儡政党・中道右派)
2位、公正なロシア(クレムリンの傀儡政党・中道左派)
3位、ロシア共産党

ロシアでは、今回の選挙から得票率が7%を超えないと議席を確保できない
ことになりました。

この3党は当確。

選挙が公正に行われれば、2位と3位の順位が入れ替わる可能性もありま
す。

1位統一ロシアは確定。

議席を確保できるかどうかギリギリなのが、元極右ジリノフスキー率いるロ
シア自民党。(これもクレムリンの傀儡)

7%を確保できれば4位ということですね。

KGB軍団は、アメリカ型の2大政党制をめざしています。

そして2大政党とは、


1、統一ロシア(右派)
2、公正なロシア(左派)


両方ともクレムリンの傀儡(^▽^)なのです。

ロシアでは、司法・行政・立法・マスコミが表面上独立している。

しかし、実質は全てクレムリンにコントロールされている。

このようなシステムを私は、「なんちゃって民主主義」(^▽^)とよんでいま
す。


▼大統領選挙の結果は?


ロシアでは来年の3月、大統領選挙があります。

私の予想では、次期大統領は、プーチンさんの親友セルゲイ・イワノフ第1
副首相で決まりでしょう。


プーチンさんとイワノフさんは、なんと30年来の友人。

二人が知り合ったのは、私がまだ6歳だった1976年。

KGBのレニングラード州支部で同僚だったのです。

その後ず〜とKGBですから、プーチンさん同様、「骨の髄までスパイ」(^▽^)
ということになります。

プーチンと同じく、レニングラード大学言語学部を卒業。

1977年ミンスクKGB高等養成所、
1982年KGB第1本部101養成所を卒業。

以後諜報員として活躍。

1998年、プーチンさんがFSB(旧KGB)長官に就任すると、イワノフは副
長官に任命された。

01年から国防相、現在第1副首相。


イワノフさんというのは、要するにプーチンさんの「弟」といっても過言では
ありません。

ちょっとマイルドなプーチンさんといった感じで、能力もどっこいどっこい。

このように、下院も次期大統領もほとんど決まっています。

KGB軍団の統治はまだまだつづき、混乱の要素はありません。


▼アメリカのカラー革命は成功しない


一つ気になるのは、「アメリカのカラー革命はないのですか?」ということ
ですね。

グルジア・ウクライナ・キルギスにつづいて、ロシアでもカラー革命(ボルシ
チ革命)が起こるのではないか?

欧米の選挙監視団が「選挙に不正があった!」と発表する。

そして、リベラル派がデモを起こす。

たぶんあるでしょう。

しかし、政権転覆(革命)にはいたらないでしょう。

なぜか?

KGB軍団は、予防措置を講じているからです。

アメリカの革命資金は、NGO・NPOを通して、野党側に流れていきます。

しかし、ロシアでは06年1月に「NGO規制法」ができ、NGO・NPOへの資
金の流れが厳しく監視されている。

金がなくて革命は成就しないのです。

もう一度書きますが、ロシアの政治は今後


1、今年12月の選挙でクレムリンの傀儡「統一ロシア」が圧勝。

2、これもクレムリンの傀儡「公正なロシア」が2位(あるいは3位)に躍進。

3、来年3月の大統領選挙で、プーチンさんの親友セルゲイ・イワノフが勝
利。

という風に進むでしょう。そして、

4、ロシアでカラー革命は成就しない。


↓★本文後半へ
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●え”〜中ロ同盟が米幕府を滅ぼす???

仮想敵同士だった中国とロシア。
アメリカの執拗ないじめとカラー革命に激怒したプーチンは、ついに東の
ジャイアントパンダ(中共)と提携することを決意します。
日本人が知らないうちに(悪の?)薩長同盟は成立し、米幕府体制は崩
壊にむかいます。
素人目にもアメリカの覇権後退が明らかになってきました。
その真因を、中学生でもわかるように解説する(豊富な資料つき)

★ロシア政治経済ジャーナル 北野幸伯の新刊!
★★近日発売です。

PS「あとがき」からお読みください。


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▼経済はどうよ?


RPEの読者さんには、ロシアに進出している企業も多いですね。

ロシア経済はどうなのでしょうか?

これは短期的にも長期的にも明るいでしょう。

なぜか?

エリツィン時代とは違い、ロシア経済にはほとんど問題がないからです。

まず日本とは違い7年連続で財政黒字。

万年大幅な経常黒字。

対外債務なし。

外貨準備で、中国・日本についで世界3位。

ゴールドマンサックスの予測によると、ロシアは50年時点でGDP世界6位。

現実的予測といえるでしょう。


▼ロシア経済の本質とは?


ロシアには世界の石油総埋蔵量の14%が眠っています。

これは世界2位。

(機関によっては、イランやイラクが2位という説もある)

今後世界エネルギーの主流となる天然ガス。

ロシアの埋蔵量は全世界の27%。

これはダントツ世界1位。(2位はイラン)

そして、ロシアのエネルギー部門は歳入の40%、輸出の50%以上を占め
ている。

ぶっちゃけていえば、ロシア経済は、「石油価格によって決まる」といえる
のです。

では、石油価格は今後どうなっていくのか?

世界の石油は、アメリカでもイギリスでもメキシコでも枯渇する日が迫って
います。

一方で、中国やインドなどの消費急増で、需要は増加する一方。

つまり、傾向は供給減・需要増。

投機により短期の下落はあっても、長期的には上がっていく方向でしょう。

ロシア経済は石油価格に依存している。

そして、原油価格は上がっていく。

つまり、「ロシア経済も比例して成長していく」という結論になります。

(ただし、アメリカ発の世界恐慌が起これば話は別です。

この場合、世界経済は縮小し、石油需要も激減するでしょう。

とはいえ、このケースではロシアだけでなく、世界中がしんどいという状
況になるでしょう。)

私は5年くらい前、RPE有料版で同様の予測を出しました。

あまりにシンプルだったので、「ホンマかいな?」と疑った人も多かったよ
うです。

しかし、信じて投資した人は大儲けし、感謝のメールが山ほど届きました。

そうはいっても、いつまでも資源だけというのはさびしいですね。


プーチンの役割は、石油・ガスをフル活用できるようにすることだった。

新大統領(おそらくイワノフ)のミッションは、オイルマネーを使って、経済
の多角化をはかることでしょう。

具体的には、

・軍事(武器輸出で世界一になる可能性あり)
・原子力(日本もお世話になります)
・航空
・IT
・ナノテク

等々。


▼貧富の差は、混乱の原因にならない


ロシアというと日本のマスコミは必ず、「貧富の差拡大が社会不安の原因
になっている」などと書きます。

とはいえ、貧富の差が開いているのは世界的現象でしょう?

なぜ貧富の差が開いているのか?

まず、平等な社会をめざした共産主義陣営が滅びた。

資本主義の総本山アメリカでケインズが滅び、競争・格差肯定の古典派が
復活した。

世界で「貧富の差御三家」といえば、アメリカ・中国・ロシアでしょう。

以前にも書きましたが、ロシアの資産家トップ10人の去年の平均年収は
1兆7000億円(!)。

一方で、年金生活者は月1万5000円(涙)で暮らしている。

しかし、中国よりまだマシです。

ロシアの平均月収は、金融危機があった98年80ドル(9200円)でした。

それが9年経ったいまでは、480ドル(55200円)まで6倍化(!)しています。

貧富の差が原因で革命が起こるとは、到底考えられません。

逆に賃金上昇が速いため、ロシアが「世界の工場」になる可能性はありま
せん。


▼米ロ新冷戦の帰結は?


米ロ新冷戦がつづいていますが、結末はどうなるのでしょうか?

結論をいうと、アメリカに勝ち目はありません。

なぜか?

ある国が他国を支配する方法は二つしかないのです。

金(^▽^)と力(^▽^)。

金で支配するとは?

これは金を貸しまくって、いうことを聞かせる。

ロシアは90年代、日欧米と国際金融機関から金を借りまくっていたので、い
うことを聞かざるを得なかった。

既述のように、ロシアは現在、恒常的財政・経常黒字国。

対外債務国ではなく既に債権国に変貌を遂げています。

アメリカに対し、「金はありますから、あなたのいうことは聞きません」といえ
る立場。

力で支配するとは?

これは、軍事力で支配する、あるいは軍事的脅しで支配する。

なんでアメリカに金を貸している日本は、アメリカの言いなりなの?

原爆落とされたトラウマがあるからでしょう。

米軍が全国に駐留しているし。

それに、アメリカとケンカしたら、中国・北朝鮮の脅威にどう対抗したらいい
かわかんない。


イスラムの中東産油大国サウジ・クウェート・アラブ首長国連邦。

たぶん腹の中では反米でしょう。

でも、アメリカのいうことを聞いていますね?

イラクのようになりたくないからでしょう。


では、アメリカはロシアを、軍事的脅しにより支配できるのか?

これは無理です。

なぜか?

ロシアはアメリカ同様、世界を何十回も破壊できる核兵器をもっている。

そして、MDを突破できる技術を持っている。

「露、新型ミサイル発射実験成功 米MD無力化“照準”

5月31日8時0分配信 産経新聞
【モスクワ=内藤泰朗】ロシアは29日、開発中の多弾頭型大陸間弾道
ミサイル(ICBM)など2種類の新型ミサイル発射実験を行い、いずれも
成功したと発表した。」

要するに、アメリカはロシアと戦争ができないのです。

東欧にMDを配備しても、NATOにウクライナやグルジアをいれても、大
勢は変わりません。


▼ロシアの自立


こう見ると、ロシアはエリツィン時代とはまったく違う国になったことがわ
かります。

これは私がロシアに住んでいるからいうのではありません。

私は昔も今も、「ロシアは民主主義国家だ!」とか「言論の自由がメチャ
クチャある」とかウソを書いたことはありません。

今回書いたことは、全て客観的なお話です。


ところで私の願いは、祖国日本が自立を達成すること。

ロシアは(独裁ですが)自立を達成したといえるでしょう。

なぜか?


1、財政と経済の自立

ロシアは万年財政黒字・経常黒字の国。

日本は経常黒字大国で世界最大の債権国。

しかし、財政は先進国中最悪。

2、軍事的自立

ロシアの現状は書きました。

日本は、憲法により交戦権もなく、核もない。

3、エネルギーの自立

ロシアは世界最大の資源大国。

日本のエネルギー自給はほとんどゼロ。

4、魂の自立

プーチンさんが大統領になった時、ロシアは依存国家でした。

大金を借りているので、アメリカのいうことを聞かざるをえない。

それでも、自立をめざし歩きはじめました。

そして、見事に目標に到達したというべきでしょう。

日本は?

自立なんてまったく頭になく、「アメリカに最後までついていこうかな?」
「それとも裏切って中国につこうかな?」という政治家ばかりじゃないで
すか?

ハッタリでも、「日本は自立をめざします!」という気概のある人はいな
いのでしょうか?  

(おわり)

【ロシア政治経済ジャーナル】NO475プーチン後のロシア
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