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なぜイラン征伐中止 = アメリカ幕府大政奉還なのか???
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/106.html
投稿者 大西健二 日時 2007 年 10 月 14 日 07:39:31: Zg4goyIkX.Zhg
 

【ロシア政治経済ジャーナル】NO483なぜイラン征伐中止 = アメリカ幕府大政奉還なのか???
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm

★なぜイラン征伐中止 = アメリカ幕府大政奉還なのか???


全世界のRPE読者の皆さまこんにちは!

いつもありがとうございます。

北野です。

日本では、どう報じられているか知りませんが、こちらにいると「アメリカ
はイラン戦争の準備を着々と進めている」という情報が入ってきます。


日本国民は、05年に「(悪の?)中ロ薩長同盟」が成立したことも知りま
せん。(詳細は→ http://tinyurl.com/yro8r7 )


そして、イラン戦争が、アメリカ幕府の運命を決定する超重要事であるこ
とも知りません。

ベトナム戦争どころの話じゃないんです。


▼強まる圧力


現状を見ると、イラク問題で中間選挙に大敗したブッシュ政権は、なかな
か「イランを攻めるぞ!」といいにくい状況です。

(とはいえ、アメリカでは、「イランは世界一危険な国」という洗脳が着々
と進められている。)

それで、アメリカ政府はどういう手をうっているかというと、「他の国にイラ
ン戦争の必要性を宣伝させる」。


例1、イスラエルに宣伝させる

中東で唯一ユダヤ教の国イスラエル。

周りは全部イスラムで、敵だらけ。

そんなイスラエルが存在できているのは、いうまでもなく後ろに世界最強
のアメリカがいるからです。

イスラエルもアメリカがボロボロであることは知っている。

「どうせ没落するなら、イランを壊滅させてから没落してよ!」と思うのは
当然でしょう。

それで。

「イスラエル、イラン核施設空爆を計画? 「来年は行動を取る年」

9月25日8時1分配信 産経新聞

シリアの核関連施設を空爆したとされるイスラエルについて、米誌ニュー
ズウィーク(電子版)は23日、同国がイランの核・ミサイル施設も空爆に
踏み切る可能性を伝えた。イスラエル政府筋は、イランがウラン濃縮活
動の年内停止に応じない場合、「2008年は行動を取る年となる」と警告
した。」(産経新聞 07年9月25日)

これは冗談ではありません。

例2、フランスに宣伝させる

フランスは、中ロと共にアメリカのイラク戦争に最後まで抵抗したシラクさ
んから、「米幕府と死なばもろとも」のサルコジさんの時代になりました。

私はフランスのことを「水戸藩」と呼んでいます。

欧州は、アメリカ幕府に近いので「親藩・譜代」。

そして、「御三家」といえば、英・独・仏。

幕末、「尊王攘夷」(天皇を尊び、外国人を追い出す)の思想は御三家の
水戸藩で生まれました。

ところが、水戸藩ではその後藩論が分裂し、幕末大きな役割は果たせな
かった。

現代も同じ。

「アメリカの一極世界をぶち壊し、多極世界を作ろう」というのは、シラクさ
んの発案です。

フランスは(ドル基軸通貨体制に穴をあける)ユーロ導入を積極的にすす
めた。

そして、フセインをそそのかし、原油の決済通貨をドルからユーロにかえさ
せた。

ところが、その後フランスは、水戸藩同様「親幕府派」の時代になっていま
す。

これはドイツも同じ。

そんなわけで。

「<仏外相>「イランとの戦争に備えなければ」強硬姿勢鮮明に


9月18日10時38分配信 毎日新聞

【パリ福井聡】フランスのクシュネル外相は16日、イランの核兵器開発に
関連して「最後まで(イランと)交渉を続ける必要がある」とした上で、「わ
れわれは最悪の事態、つまり戦争に備えなければならない」と述べた。」
                   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

▼(そんなに)悪くないイラン


ブッシュが窮地に追い込まれているので、イスラエルやフランスがかわり
に「イラン攻撃は必要だ!」と叫んでいる。

理由は皆さん、「イランが核兵器を作ろうとしている(あるいは作っている)」
ですね。

これを洗脳(^▽^)といいます。

イランは

1、核兵器をもっていない
2、核兵器を作る意向を示したことが一度もない

のです。

イランは、北朝鮮の核実験を非難しています。


例えば、06年10月10日付ロイター。

「イランが核兵器の所有を非難、北朝鮮の地下核実験で

[テヘラン 10日 ロイター] イラン政府のエルハム報道官は10日、北
朝鮮の地下核実験発表に関し、イランはいかなる国の核兵器所有にも
反対すると述べた。」

そして、「世の中にはおかしなことが起こっているな〜」と感じているのも、
私だけではありません。

一般の新聞記者も気がついてはいるのです。

例えば、06年10月10日付の毎日新聞。

「 <北朝鮮核実験>イランに「主張訴える」絶好の機会

北朝鮮の核実験はイランにとって自国の主張を訴える絶好の機会とな
りそうだ。NPTからの脱退を表明して核実験に踏み切った北朝鮮に対し
て、イランはNPTとIAEAの傘下での平和的な核技術開発を主張してい
る。」

記事中のNPTというのは、核拡散防止条約。IAEAは国際原子力機関
のこと。

アメリカは、国際社会を無視しちゃっかり核兵器保有までもっていき、さ
らに堂々と実験までした北朝鮮にやさしい。

「6カ国協議、寧辺核施設の無能力化などで北朝鮮合意

10月4日6時15分配信 ロイター
[北京 3日 ロイター] 中国が発表した6カ国協議の合意文書によると、
北朝鮮は、寧辺の核施設の無能力化やすべての核計画を年内に申告
することで合意した。今後は北朝鮮による履行が焦点となる。」

北朝鮮への愛(^▽^)がにじみ出ていますね〜。

「合意を受け、北朝鮮には将来的に見返りとして
重油100万トンに相当する支援が与えられ、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
米国は北朝鮮のテロ支援国家指定解除に向けて動くことになる。」
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(同上)

一方で、1、核兵器を確実に持たず 2、核兵器を作る意向すら示してい
ないイランは攻めるという。


こういう矛盾に気がついたアメリカ人たちは、「結局イランの石油が目的
なんちゃうの!」と怒り、反戦運動を行っています。

なんといってもグリーンスパンさんも「イラク戦争は石油目的だ」と断言し
ている。

「イラク開戦の動機は石油」=前FRB議長、回顧録で暴露

9月17日15時0分配信 時事通信

【ワシントン17日時事】18年間にわたって世界経済のかじ取りを担った
グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長(81)が17日刊行
の回顧録で、2003年春の
米軍によるイラク開戦の動機は石油利権だったと暴露し、
       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ブッシュ政権を慌てさせている。」


うお!

こんなに正直にいっちゃっていいのでしょうか?

まあ、大丈夫でしょう。

これは既に有力者なら「誰でも知っている事実」(^▽^)なのですから。

「米メディアによると、前議長は「イラク戦争はおおむね、石油をめぐる
ものだった。だが悲しいかな、この
誰もが知っている事実
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
を認めることは政治的に不都合なのだ」と断言している。」(同上)

↓★本文後半へ
=================================================================


●え”〜中ロ同盟が米幕府を滅ぼす???

仮想敵同士だった中国とロシア。
アメリカの執拗ないじめとカラー革命に激怒したプーチンは、ついに東の
ジャイアントパンダ(中共)と提携することを決意します。

日本人が知らないうちに(悪の?)薩長同盟は成立し、米幕府体制は崩
壊にむかいます。

素人目にもアメリカの覇権後退が明らかになってきました。
その真因を、中学生でもわかるように解説する(豊富な資料つき)

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(詳細は→ http://tinyurl.com/yro8r7 )

PS2 「あとがき」からお読みください。



=================================================================

▼イランはアメリカ最大の脅威


とはいえ、グリーンスパンさんは知っていることを全部語っていません。

アメリカのイラク攻撃には様々な理由があった。


・ITバブル崩壊後悪化していたアメリカ経済を浮揚させるための公共事
業。

・軍産複合体の利益

・中ロ仏に握られていたイラクの石油利権を奪取すること

・ブッシュの支持基盤(イスラエル・石油業界・軍産複合体・キリスト教右
派)の利益

等々。

とはいえ、最大の理由はやはりフセインが00年11月に原油の決済通貨
をドルからユーロにかえたこと。

毎回同じことを書いて申し訳ありませんが、新しい読者さんが大量にい
らっしゃるのですいません。

アメリカは世界最大の財政赤字・経常赤字・対外債務国。

しかし、ドルが基軸通貨(世界通貨・国際通貨)なので、滅びません。

いくら借金しても輪転機をまわして返せばいい。

ところが、ドルが基軸通貨でなくなれば、アメリカは普通の赤字国同様
国家破産し、ハイパーインフレにみまわれ、没落します。

なぜアメリカは北朝鮮比で善良なイランを攻めたいのか?

当然、通貨問題とからんでいるのです。

「イラン、原油代金決済で非ドル通貨比率を80%に引き上げへ

9月26日11時46分配信 ロイター

[テヘラン 25日 ロイター] イラン国営石油会社(NIOC)の幹部は
25日、原油輸出代金の決済通貨について、ドル以外の通貨の比率
を10月末までに80%に引き上げる意向を明らかにした。」
          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

チェイニー「オ〜ウ マイ ガッ!」(ディジー)

ブッシュ「ワット????」

「ドル相場の下落でドルの購買力が低下しているとして、イランはこの
2年間、決済通貨としてのドルの比率を減らしてきている。」(同上)

「まあ、日本は他人事(ひとごと)よね!」(^▽^)

こう考えたそこの奥さん!

ひとごとじゃないんですよこれが。

「イラン原油 円建て決済が本格化 元売り各社「効果は限定的」

10月5日8時2分配信 産経新聞

石油元売り各社が、イランの原油決済を
従来のドル建てから円建てに切り替える動きが広がっている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
業界最大手の新日本石油をはじめ、コスモ石油やジャパンエナジーは
9月の調達分(9月積み)から円建て決済を導入。
昭和シェル石油も変更を検討している。」


するとどうなるのでしょうか?

「半面、石油取引は決済額が大きく、イランからの輸入分の約5割が円
決済となった場合、700億〜800億円の決済がドルから円に切り替わ
るとされる。

このため、日本エネルギー経済研究所・永田安彦研究主幹は「資金需
要の減少がドル相場の下落要因になる可能性がある」と指摘する。」
       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


▼イラン征伐か?大政奉還か?


なぜイラン問題がそんなに重要なのか?

それは、もしアメリカが原油の決済通貨をドルからユーロや円にかえた
イランを放置すれば連鎖反応が起こる可能性がある。

誰だって確実に下がる資産(ドル)をもっていたくないのです。

具体的には、


・湾岸共通通貨が導入される(10年予定)
・ロシアは、ルーブルやユーロでの石油輸出を増やす
・中国は外貨準備をドルからユーロに切り替える、米国債を買い控える

等々。

そして、ドル暴落→基軸通貨体制の崩壊→アメリカは普通の赤字国同
様破産し、没落する。


問題は、ネオコンがインチキな理由でイラクを攻めたことがバレバレで、
イラン攻撃の口実が見つからないこと。

そして、アメリカの一極支配を終わらせたい中国・ロシアが、国連安保理
で必ずイラン攻撃に反対するうこと。


アメリカには大きく二つの道があります。

1、イランを空爆し、「ドル体制に反逆した国は許さないぞ!」という決意を
世界に示す。

この場合、休戦の条件は表向き


・イランは核開発をやめる
・イランはイラクでのテロリスト支援をやめる


となるでしょう。

しかし、本音は


・イランは原油を永遠にドルで売れ!
・イランは中ロに石油・ガス利権を与えるな!


となるでしょう。


もし、アメリカがイランを攻撃できない場合はどうなるか?

この場合、世界主要国は協調し、世界恐慌が起こらない程度にドルを緩
やかに下げていくことになる。

イニシアティブはアメリカから、EU・中国・ロシア・インド等に移ります。


「ゆっくり殺してね!」(^▽^)と。


これを「アメリカ幕府の大政奉還」(^▽^)といいます。

(おわり)

↓★日本最高の軍事専門家グループは
北野の新刊をどう読んだか?のコーナーへ     
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【軍事情報】 9月28日号より転載

いつかお伝えしたことがありますが、弊会では日本語で書かれたメルマガ
をほとんど読んでいません。

今でも数マガジンしかとっていません。

そんな中で、七年前の創刊当初から変わらず読みつづけているのが、よ
くご紹介する北野幸伯さんのマガジン、「ロシア政治経済ジャーナル」です。

名前は「ロシア」ですけど、内容は「ロシアから見た世界の動き、そしてわ
が国がとるべき方向性を示しながら、世界の中で生き抜くための国際・現
実感覚を養成するマガジン」といえます。

特徴は「とにかく分かりやすい」ということです。

さて、北野さんが、このたび二冊目となる新刊を出されました。

処女作の『ボロボロになった覇権国家(アメリカ)』では、中東情勢をめぐる
米とロシア・欧州諸国との駆け引きが見事に描写されていましたが、今回
の本では、それにシナが加わり、舞台もアジアへと広がっています。

北野さんの情勢分析の特徴は、通貨とその流れを政治の動きを読む基盤
においている点です。

金の流れには、己の欲望のみを追求する国家の姿が如実ににじみ出ます。

金も軍事も「あられもない国家の姿がそのまま映し出される」という点で、
似ているのかもしれません。

こんなものは見たくない。というのが普通の人間感情でしょうが、戦後日本
では、国家の主権はわれわれ国民にあります。

国民である以上、こういうドロドロしたことやいやらしい現実から目を背ける
資格は「ない」んですよね。

いやでも何でも、現実を直視して正確に読み取り、政治に反映させていか
ねばならない責任があります。

こういう国体がいいのか悪いのかについてはまた別の話ですが、少なくと
も現在はこういう状態です。

また、北野さんがつねづね主張している


「アメリカの覇権国からの滑り落ち」


は、近い将来必ず現実となります。

そうなった場合、在日米軍は大規模撤収を行うことでしょう。

その時になって「わが自衛隊だけではなんともならない」と泣いたところで
「てめえが生きようが死のうが、知ったこっちゃない」んです。

現実の国際政治の苛酷さと非情さ、いやらしさ。

その中で生き抜いてゆかねばならないわが国。

独立を守るための在日米軍が、属国化を条件とする進駐部隊にならない
とは誰がいえましょうか?

それ以上に、米が覇権の座から滑り落ちたら、シナの属国となってもい
いから、自分の権益を守ろうとするエリート層が現実に存在することを、
どう捉えたらいいのでしょうか?

国家の根幹である国防が存在しないわが国は、間違いなく亡国への道
を歩んでいます。

今のうちに何とかしなければいけない。

北野さんの本を読みながら、そんなことを思っています。

戦後日本で教育を受け、マスコミの集中砲火を浴びているわれわれが
世界を見る目は「甘甘」です。

これは、つねづね頭に入れておく必要があります。

世界の現実を知り、読みとくための基本書、頭の体操をするエクササイ
ズブックとして、この本はお役に立つと思います。

処女作『ボロボロになった覇権国家(アメリカ)』と合わせ読むと、理解に
深みが出るでしょう。

オススメです。


今日ご紹介した本は

『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』
 北野幸伯 
 草思社
 http://tinyurl.com/2mkddr
 
『ボロボロになった覇権国家(アメリカ)』
 北野幸伯 
 風雲舎
 http://tinyurl.com/2sc24h
 
でした。


(エンリケ航海王子)


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