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カスピ海沿岸諸国会議が閉幕:25項目の声明が発表(News from the Middle East)
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/269.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 10 月 19 日 22:29:24: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20071019_165652.html から転載。

カスピ海沿岸諸国会議が閉幕:25項目の声明が発表
2007年10月17日付 Jam-e Jam紙

【政治部】カスピ海沿岸5カ国首脳会議は、25項目からなる声明を発表して閉幕した。この会議でイラン政府は、当初の目標を手に入れることに成功した。

 今回の1日間の会議でイランが首尾よく手に入れることに成功した当初の目標を列挙するならば、以下のようになろう。すなわち、

・ロシア大統領のイラン訪問をキャンセルさせようとする西側メディアやシオニスト体制の側からの大規模な企みがあったにもかかわらず、テヘランでの会議にプーチン大統領が出席したこと
・沿岸5カ国がカスピ海の非軍事化と海上の安全確保の必要性について見解を一致させることができたこと
・イランを孤立化させようとする目論見を打ち破ったこと
・プーチン大統領が我が国の核活動を明確に支持するなど、イラン・イスラーム共和国に有利な方向で核問題をめぐる天秤が振れたこと

などである。

 イラン政府がこの会議に対してどれだけ満足しているかは、カスピ海沿岸諸国会議の最後にアフマディーネジャード大統領によって読み上げられた声明の中に、正確に表れている。アフマディーネジャード大統領は、テヘラン会議は当初の目標を達成したとして同会議の成功を宣言した上で、次回のカスピ海沿岸諸国会議をアゼルバイジャン共和国の首都バクーで催す予定であることを明らかにしている。

 アフマディーネジャード大統領は、次のように述べる。「会議は友好的な雰囲気の中行われた。沿岸諸国の外務大臣は、年に二度定期的に会議を開くことで合意した。首脳もまた、一年に一度集まることが合意された」。

 アフマディーネジャード大統領はまた〔カスピ海沿岸諸国会議で行われた演説で〕、沿岸諸国の首脳らに対して、カスピ海沿岸諸国間の協力をよりスムーズにするための、持続的なシステムを構築することを提案した。

 大統領はこのようなシステムの効用の一つとして、地域にはびこる組織犯罪の取り締まりを挙げ、さらに次のように述べた。「カスピ海地域が有する膨大な資源を考えるならば、カスピ海沿岸諸国はエネルギーの輸送の最善のルートを確保するために、全面的に協力することが肝要である。またこのことに関連して、環境保護に眼を向ける必要もある」。

 大統領はテヘラン環境保護条約が、追加議定書を締結するなどしてその実施分野を広げることで、〔カスピ海地域の〕環境保護に重要な役割を果たすことに期待を表明した。

 プーチン・ロシア大統領もまた自らの発言の中で、カスピ海沿岸諸国首脳らに対して、カスピ海問題の最終的な解決を力説し、カスピ海沿岸諸国との善隣関係を維持することがロシアの外交政策の最優先項目だと述べた。

 プーチン大統領はまた、カスピ海沿岸諸国が問題の解決に際していかなる種類の力にも訴えることなく、外交的な手段を用いて、互いの信頼醸成に努めるべきであると強調し、「カスピ海に関してロシアが提案したいのは、地域諸国の中継地点としての力を増大させるために、カスピ海を黒海につなげることだ」と述べた。

 ロシア大統領はまた、〔地域の〕すべての国が参加するインフラ整備計画を立ち上げるべきだと力説し、さらに「環境問題について、より真剣に考える必要がある」と語った。

 プーチン大統領はまた、「カスピ海が政府の国境管理によって閉鎖されるといったことがあってはならない。カスピ海が開かれた形で利用されればされるほど、全員の利益となるのだ」と力説した。

 同大統領はさらに、カスピ海の資源管理に関して地域諸国の協力を求め、資源の共同利用を呼びかけた上で、「カスピ海は沿岸諸国の発展にとって、特権的な位置を占めている」とも語った。

〔中略〕

 ロシア、イランの核活動への支援に言及

 カスピ海沿岸諸国首脳らによる演説の後、各国首脳らは記者会見に臨み、記者らの質疑に応じた。

 アフマディーネジャード大統領はこの記者会見で、「諸国間の協力と文化的・経済的関係の強化によって、地域の平和と安全を築くことができるだろう。これは沿岸諸国すべてにとって利益となる」と強調した。

 ロシア大統領もまた会見の中で、ロシアによるイランとの核の平和的協力に言及した上で、「カスピ海沿岸諸国は、平和を目的とした核活動の拡大へ向けて活動し、互いに協力し合うことで合意した」と述べた。

 プーチン大統領はまた、二回目となるカスピ海沿岸諸国首脳会議の結果を前向きに評価した上で、「この会議ではよい動きが見られた。焦点となっている問題に対して、われわれは歩み寄った。この流れが今後も続くことに期待している」と語った。

 ブーシェフル原発の完成へ向けて、ロシアは努力

 ウラディーミル・プーチン露大統領はイラン国営放送、及びイラン国営通信とのインタビューの中で、ブーシェフル原発の完成が遅れているのは政治的な理由によるものではないと強調した上で、「われわれはブーシェフル原発の早期の完成に向けて真剣に努力しているところだが、解決されるべき問題があるのも事実だ」と語った。

 プーチン大統領はまた、ブーシェフル原発への核燃料の引き渡しについては、「IAEAの規定によれば、原子炉が稼働する3ヶ月前に核燃料を搬入しなければならないとされている」と述べた。

 ロシア大統領はその上で、「われわれはイランの友人たちとの間で、使用済みの核燃料はロシアに戻されるという合意を交わした。この合意を実行に移すためには、専門家らによる話し合いが必要だ」と話した。

 プーチン大統領はまた、ブーシェフル原発はもともと数十年前にドイツが着工して、それを中途で未完成なまま放置してしまったものであると指摘した上で、「当時から残された設備はすでに老朽化しており、新たな機器を利用する必要がある。このことがブーシェフル原発の早期完成の妨げる原因の一つとなっている」と語る。

 ロシア大統領は、イランは地域的にも世界的にも大国であるとした上で、「イランとロシアはともに友人同士であり、さまざまな分野で協力し合っている。われわれはさまざまな分野でイランとの関係を拡大させる必要性を強く感じている」とも述べた。

 プーチン大統領はまた、両国の貿易額が20億ドル近くにのぼると指摘した上で、「われわれは協力のための新たな分野を見出している。中でも航空機製造の分野やインフラに関わる巨大プロジェクト、そして核〔エネルギー〕での協力などが指摘できよう」と語った。

 イラン国営通信記者からNATOの拡大についての意見を求められたプーチン露大統領は、次のように答えた。「われわれはNATOの拡大を一つの問題であると考えている。国際テロリズムの脅威は、NATOのような軍事機構を拡大させることでは解決されない、というのがわれわれの立場だ。われわれはNATOの拡大がよい結果を生むとは考えていない」。

〔後略〕

現地の新聞はこちら ⇒ http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/jam/2007_10_17_j1_saito2.pdf


関連記事(ハーメネイー最高指導者、プーチン大統領と会談) ⇒ http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20071018_001918.html

(翻訳者:斎藤正道)
(記事ID:12203)


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