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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007122801000508.html
【国際】
パキスタン各地で支持者の暴動拡大 治安部隊に発砲許可
2007年12月28日 19時08分
（写真省略）
２８日、パキスタン南部のシンド州で、葬儀の前にブット元首相の親族宅に集まった支持者ら（ロイター＝共同）
【イスラマバード２８日共同】ブット元首相が暗殺されたパキスタンで２８日、ブット氏の支持者ら約７０００人が中部パンジャブ州ムルタンで銀行などを襲撃し警官隊と衝突した。南部カラチや北西部ペシャワルでも焼き打ちや襲撃が相次ぎ、各地で暴動が拡大、政府は治安部隊に発砲許可を与えた。ＡＰ通信が伝えた。
ブット氏の地元南部シンド州では鉄道の駅が放火された。またペシャワルでは約４０００人が、ムシャラフ大統領の与党の事務所を焼き打ちするなど、治安情勢が急速に悪化している。
一方、選挙管理内閣のソームロ首相は同日、緊急閣議を招集、対応を協議した。閣議後の記者会見で、首相は来月８日の総選挙について「現状では予定に変わりはない」とする一方、すべての政党と協議した上で延期するかどうか判断すると語った。
シャリフ元首相率いる野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派＝ＰＭＬ（Ｎ）は既に選挙ボイコットを決定。ブット氏の野党パキスタン人民党（ＰＰＰ）は対応を正式決定していない。
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