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Re: アイム・ダウン(A SONG OF THE BEATLES)
http://www.asyura2.com/08/bd52/msg/268.html
投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 3 月 02 日 21:59:35: sypgvaaYz82Hc
 

(回答先: Re: アイム・ダウン(A SONG OF THE BEATLES) 投稿者 strings 日時 2008 年 3 月 02 日 21:26:40)

stringsさん、どうもです。

これなどはオススメです(定番ですよね)。

Emerson, Lake And Palmer - Nutrocker
http://jp.youtube.com/watch?v=RrtN0b2NlQg


展覧会の絵/エマーソン・レイク&パーマー  1971.11
PICTURES AT AN EXHIBITION / EMERSON, LAKE & PALMER
(CD) 20P2-2049(私の持っているものです)
Promenade / The Gnome / Promenade / The Sage / The Old Castle / Blues Variations / Promenade / The Hut Of Baya Yaga / The Curse Of Baya Yaga / The Hut Of Baya Yaga / The Great Gates Of Kiev / Nutrocker

 初めて聴いたエマーソン・レイク&パーマー(以下ELP)の曲は「ナットロッカー」でした。学校の音楽の時間ではおなじみの曲だった「くるみ割り人形」がロックで演奏されているのには驚きましたが、原曲が親しみやすいこともあって、違和感はなかったのを覚えています。この曲は日本では大ヒットして、ラジオでもひんぱんにオンエアされていたのですよね。

 で、ELPが来日します。1972年の夏でした。その頃毎月楽しみに読んでいたMusic Life誌の扱いを見てもELPがいかに大物かはわかりましたし、後楽園球場でのコンサートを東京12チャンネル(今のテレビ東京)が生中継すると知り、親にねだって録音用の120分のカセットテープ(当時はテープも高かったのですよ)を買ってもらったことを覚えています。

 ところが「ナットロッカー」しか知らなかった自分にはELPのやたらと長い演奏は飽きてしまって、録音したテープを聴くこともなく、違うものを上から録音してしまいました。

 ここでまた登場するのが歯医者の息子です。彼にはZEPやCSN&Yなどを借りて聴いていたのですが、ELPの『展覧会の絵』も持っていたのです。このアルバムはMusic Life誌の読者の人気投票で年間ベストアルバムに選ばれていたことと「ナットロッカー」が収められていることで、とても興味がありました。

 聴いてみて、なぜこのアルバムをテレビ中継の前に聴かなかったのだろうと、とても後悔しましたね。しかもライヴで、3人だけでこれだけの音・迫力を出しているのかと驚きました。ムソルグスキーの「展覧会の絵」にオリジナル曲や歌詞をうまく取り入れ、3曲ある「プロムナード」がそれぞれ違うアレンジが施されているのに表わされるように、まったく飽きの来ない展開になっていて、年間ベストアルバムに選ばれたのは十分納得できました。感動のラストの「キエフの大門」まで、あれよあれよと引きずりこまれます。

 そして「展覧会の絵」を聴いた後に聴かれる「ナットロッカー」は、これまた最高です。また、レイクのアコースティックナンバーに惹かれたのも、4曲目の「賢人」が最初でした。「ラッキー・マン」(ファーストアルバムより)や「フロム・ザ・ビギニング」(4作目の『トリロジー』より)など、この後聴いた曲は、どれも素晴らしいものでした。

 ELPはこの後『トリロジー』『恐怖の頭脳改革』『レディース&ジェントルメン』といったアルバムを発表して全盛期を迎えますが、ファースト〜この『展覧会の絵』と続くあたり(発売は『タルカス』の方が先ですが、実質上のセカンドアルバムは『展覧会の絵』でしょう)が、創造性も表現力も、そしてロックバンドに必要不可欠なパワーもいちばん充実していたのではないかと思います。

 再結成でミソをつけてしまったこともあって、キング・クリムゾンやピンク・フロイドのような扱いを受けない今日のELPですが、私は決してクリムゾンに劣ることはない最高のプログレッシヴバンドのひとつだったと思っています。

 昨年、ネット上の友人の好意で、なつかしい72年の後楽園球場での録画を見ることができました。楽しみにしていた「展覧会の絵」は途中がすっぽり抜けていましたが、やはり超大物だと思いました。視覚的にも優れていますし、今後ELPのような編成のバンドがあらわれるにしても、あのような知的さと荒々しさを兼ね備えるというのは難しいような気がします。
でもねえ、やはりELPは再結成しないで欲しかったですね。

追)ELPの初来日の後だったと思うのですが、NHKで「展覧会の絵」が放送されました。現在もビデオで市販されている、レコードとして出されたものとは別バージョンのやつです。この放送を叔父の家で見ているときに雷でテレビがこわれました。これ以降、雷が鳴るとすぐにテレビを消すようになりました・・・が、昨年だったでしょうか、電話(ファックス)、テレビ、ビデオが立て続けに雷でやられました。コンセントも抜かないとだめなんですね・・・ELPを聴くと雷を思い出したりします。(2000.12.2)

http://members.aol.com/gokisato/elp.html



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