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希少金属、大地震で高騰 中国へ依存、供給不安発生（中日新聞）
2008年5月19日 19時41分
中国・四川大地震の影響で、希少金属（レアメタル）の取引価格が高騰している。震源地周辺は金属シリコンやマンガンの産地が集中しており、供給不安が出ているためだ。希少金属は自動車や半導体など高機能製品に必須の素材。ほとんどが日本では産出されておらず、今後はメーカー段階でのコスト増や、最終製品価格の上昇など悪影響が懸念される。
地震があった四川省は世界有数のマンガンの産地。大手総合商社の双日によると、
生産継続の工場と、停止に追い込まれた工場が混在している。
燃料電池に使う「電解マンガン」や、アルミ合金に使う「金属シリコン」は日本の輸入量のうち約９割を中国から輸入しており、依存度が極めて高い。双日によると価格は地震後に電解マンガンは１８％、製鋼原料の「シリコマンガン」が１１％上昇した。
震源地周辺の生産現場では、交通や通信の設備が壊滅的打撃を受けたり、
工場が停止し労働者が自宅待機するケースがある。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008051901000731.html
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