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Nevada経済速報２月２６日（火）９：３６
...2008/02/26(Tue) 12:23:19...
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ひずみが拡大し続ける金融市場
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今、米国・日本・ヨーロッパは株式が買われていますが、金融市場の実態は悪化の一途を辿っており、＜ひずみ＞が日々拡大しています。
ＮＹ市場ではダウ平均は上昇しましたが、肝心の＜シティ＞株は３８セントマイナスの＄２４．７４となり、じわりじわりと２０ドル台割れに向かっています。
また株式市場は＜利下げ＞を織り込んでいると言われていますが、国債市場をみますと＜利上げ＞に動いており、３０年国債価格は急落して終わっています。
価格（額面１００）
３０年国債 ９５．４３７５（４．６５％）
１０年国債 ９６．６５００（３．８９％）
米国住宅在庫も引き続き積み上がっており、一時的に競売停止となりましても、在庫の増加は抑えられるものではなく、このままいけば米国住宅市場は完全に崩壊することもありえる状況になってきています。
既に、カリフォルニア・フロリダ・ラスベガスでは２０％、３０％引きは当たり前という異常な状況になりつつあり、中には５０％引きでも引き取って欲しいとの物件も出てきていますが、買い手はいません。
金融機関が融資しなくなっているからです。
また、米国自動車ローンの破綻も急増してきており、米国トヨタは今、猛烈な販売奨励金を出して販売攻勢をかけていますが、売り上げは急減してきており、このままいけばトヨタは大幅減益になりかねない状況に直面しています。
売り上げ達成の為に無理をしており、これは必ず問題を引き起こします。
【ヨーロッパ】では、景気の悪化が急速に進んでおり、ＥＣＢによる利下げが視野に入ってきており、利下げとなればユーロから一斉に資金が逃げ出しますが問題は利下げをするほどユーロ圏内の景気が悪いという認識を世界に与えることです。
米国もヨーロッパも日本も景気が悪いとなれば、次に来るものは＜商品市況の暴落＞です。
今、巷では『商品は買い』と宣伝がされていますが、世界景気が悪化すれば需要は減少します。
これで価格が上がるでしょうか？
【原油】も今の半分以下が妥当でしょうし、【金】も今、需要が急減してきており、妥当な価格は＄４００以下と見られており、今後世界経済の落ち込みと共に、今急騰しています商品市場は暴落することもありえます。
今後訪れます金融混乱は今までの常識を覆す程の衝撃を与えますが、それを示唆する専門家は誰もいません。
金融市場の＜ひずみ＞はどこまで拡大し続けるでしょうか？
※転送・転載厳禁
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_sokuhou_fr.html
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