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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCBG1682.html
シーメンス、プロジェクト苦戦で業績見通し下方修正
ニューヨーク（ウォール・ストリート・ジャーナル）独シーメンス（NYSE：SI）は17日早朝、業績見通しの下方修正を発表した。主要プロジェクトの進ちょくが従来予想を下回り、１−３月期（2008年９月期の第２四半期）の利益を約９億ユーロ（14億ドル）押し下げるとの見方を明らかにした。
同社は世界で事業を展開している複合企業で、手掛ける事業は高速鉄道車両、医療用スキャナー、発電機など広範に及ぶ。
昨年後半には「受注が順調に伸びている」と発表し、今年１月には「売上高は世界経済成長率の少なくとも２倍のペースで、また営業利益は当社の売上高の伸び率の少なくとも２倍のペースで、それぞれ増加する」との見通しを示していた。これに比べると今回の業績見通しは大きな方向転換となる。
同社によると、化石燃料発電、交通、情報技術（IT）関連の部門の見直しを続けた結果、通期利益に「大きな影響」があることが分かったという。
同社は、一括受注プロジェクトでの苦戦、大型受注の遅れ、英国でのITプロジェクトで大規模な契約が解除されたことなどのリスクを要因として挙げている。
同社は「９億ユーロという金額は、08年の追加財務負担として最も大きな部分になる」との見通しを示した。
また、2010年の業績目標は据え置き、その達成に向けた「確実な前進」を2009年に見込んでいるとした。
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