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日米欧連携、ドル供給倍増65兆円、銀行間金利は高止まり（日本経済新聞）
【ロンドン＝吉田ありさ】日米欧の各国中銀が米連邦準備理事会（ＦＲＢ）からドル資金を調達して自国に供給する額をこれまでの2900億ドルから6200億ドル（約65兆1000億円）に倍増すると発表したにもかかわらず、ドル資金の銀行間取引金利が高止まりしている。指標となるロンドン銀行間取引金利（ＬＩＢＯＲ）は30日、ドル3カ月物金利が前日比0.17％上昇の4.05％と、8カ月ぶりの高水準となった。
欧州金融市場では欧米金融機関の相次ぐ破綻で信用収縮が一段と加速し、1週間物以上のドル資金の取引が成立しない異例の事態に陥っている。各国中銀が大量供給するドル翌日物の金利も、四半期末越えとなる30日は前日比4.31％上昇の6.88％と、過去最高水準に跳ね上がった。
日本では日銀が30日、短期金融市場に即日で合計3兆円の資金を供給する公開市場操作（オペ）を実施した。市場では「今後も銀行間市場は不安定な状態が続く」（英運用会社アライアンス・トラストのアナリスト、ティム・ギボンズ氏）と見る向きが多い。(22:06)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080930AT2M3003W30092008.html
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