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これは米独の金融戦争?---「ドル指数は98年以来で最大の低下、50bpの米利下げで」---(ブルームバーグ)
http://www.asyura2.com/08/hasan59/msg/357.html
投稿者 ミスター第二分類 日時 2008 年 10 月 30 日 09:13:54: syFUAx3Wc1pTw
 

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=adGMXGXBMBSw&refer=jp_asia

NY外為:ドル指数は98年以来で最大の低下、50bpの米利下げで(2)

10月29日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場では主要6通貨に対するドル指数が1998年以来で最大の低下となった。
米連邦公開市場委員会(FOMC)はフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.5ポイント引き下げて1%に設定。声明では「成長に対する下振れリスクは残る」と指摘した。

ユーロは対ドルで続伸。2日間での上昇率はこの1カ月間で最大だった。
メルケル独首相が景気てこ入れを目指し、「思い切った」措置を発表すると述べたことが好感された。
安全投資先としてのドル需要が弱まったことから、ドルはオーストラリア・ドル(豪ドル)と南アフリカ・ランドに対して下落した。

ゴールドマン・サックス・グループのストラテジスト、ジェンズ・ノードビグ氏(ニューヨーク在勤)は「この日は対ドルでのユーロ相場が大幅な値動きとなった」と指摘。
「その一部はFOMCが追加利下げの可能性を残したとの見方を反映している」と述べた。

ニューヨーク時間午後4時7分現在、ドルは対ユーロで2.1%安の1ユーロ=1.2942ドル。前日は同1.2683ドルだった。
この日の円は対ドルで0.6%上昇し1ドル=97円40銭(前日は同98円3銭)。前日の円は対ドルで5.4%下落と、過去30年以上で最大の下げだった。円はこの日、対ユーロで1.4%安の1ユーロ=126円3銭。前日は6.8%安と、 99年のユーロ導入以来で最大の下げとなっていた。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数はこの日、2.3%低下と98年10月以来で最大の低下となった。28日には一時、06年4月以来の高水準を付けていた。


FOMCの利下げ

 FOMCは声明で「経済活動のペースは目に見えて減速したと見受けられ、個人消費の減少がその重要な原因となっている」との見方を示した。

米連邦準備制度理事会(FRB)はまた、ブラジルと韓国、シンガポール、メキシコとの合計1200億ドルのスワップ協定を発表した。

米ドルが下落し、原油と天然ガス、銅、金相場が上昇したため、カナダ・ドルは少なくとも37年ぶりの大幅高となった。カナダ・ドルは対米ドルで一時5%上昇し、1米ドル=1.2126カナダ・ドルを付けた。


ポンド上昇

ポンドは対ドルで前日比3%高の1ポンド=1.6361ドル。2日間での上昇率は5.3%となった。英主要株価指数のFTSE100種は8.1%上昇した。また、イングランド銀行が29日発表した9月の英住宅ローン承認件数は2007年6月以来で初めて増加した。

オーストラリア・ドル(豪ドル)は対ドルで4.9%高の1豪ドル= 67.25米セント。南アフリカ・ランドも対米ドルで4.7%上昇した。

FOMCは過去13カ月間で政策金利を5.25%から1%に引き下げた。FRBはリセッション(景気後退)の深刻化を食い止めるために、一連の融資プログラムを新設し、金融システムに1兆ドル以上を供給してきた。

パトナム・インベストメンツのシニアバイスプレジデント、パレシュ・ウパダヤ氏(ボストン在勤)は「米金融政策の緩和バイアスは続く見込みだ」と指摘した。

ドイツの景気刺激策期待

メルケル独首相はこの日のベルリンでの講演で、ドイツ政府は「目標を絞り込み、思い切った、かつ持続可能な」経済刺激策を用意しているところだと明らかにした。

さらに、景気支援に短期的な効果しかもたらさないような「広範な」刺激策は支持しない意向を示した。

メルケル首相はただ、この景気刺激策の詳細や額については示さなかった。同内閣は11月5日に景気刺激策について協議する予定。

FOMCの利下げ発表を受けて米株価がいったんは上昇し、キャリートレードが促進されるなか、円は対ドルで上昇分を縮小した。S&P500種株価指数は結局、1.3%安で取引を終えた。

前日はS&P500種が10.8%急伸した後、円は急落。日銀が政策金利を 0.25ポイント引き下げるとの観測が強まるなか、円は売り圧力に押された。


対ユーロでの円相場

年初来では円は対ユーロで32%急伸、対ドルでは15%上昇している。世界の景気減速の深刻化でキャリートレードの手じまいが促進されるとの観測が背景にある。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ニューヨーク 鮫島 道子 Michiko Sameshima msameshima@bloomberg.net Editor:Akiko Nishimae 記事に関する記者への問い合わせ先: Ye Xie in New York at yxie6@bloomberg.net Daniel Kruger in New York at dkruger1@bloomberg.net

更新日時 : 2008/10/30 06:38 JST
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(コメント)
 ユーロ対ドルの戦いはこれからも続くようです。
 基軸通貨の地位(覇権)を巡る「争い」として見ると非常に面白いです。
 ドイツ、フォルクスワーゲン株を巡る株価の暴騰劇も独対米の「金融戦争」の一部としてみると良く理解できる事を申し添えます。
 

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