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出典 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aUixeOIkVl0s&refer=jp_japan
【米シティグループ：系列ＳＩＶの残存資産買い取りへ−174億ドル】---(ブルームバーグ)
11月19日（ブルームバーグ）：米銀大手シティグループは19日、同社が助言したストラクチャード・インベストメント・ビークル（ＳＩＶ）が現時点で保有している資産を買い取ると発表した。これでＳＩＶ資産の買い取りは完了する。
発表によると、今回の買い取り価格は174億ドル（約１兆6800億円）。対象となるＳＩＶ資産は９月30日の215億ドル相当から減少した。このうち、市場価格下落による価値目減りは11億ドル、売却や償還による資産減は30億ドル。
短期証券で資金を調達し、より長期の資産で運用するＳＩＶは、1988年にシティが発明したが、米サブプライム（信用力の低い個人向け）住宅ローン市場危機に伴う信用市場の最初の弱点として浮上した。シティは系列ＳＩＶの資産を2007年８月時点の870億ドルから減らした。
シティは同年12月に、信用市場の環境悪化で保有資産の価値が下落し苦境に陥ったＳＩＶの救済を余儀なくされ、580億ドルの債務を引き受けた。
ＳＩＶは調達した資金を金融債や住宅ローン担保証券（ＭＢＳ）、債務担保証券（ＣＤＯ）などの高利回り資産で運用する。発行した短期証券はマネー・マーケット・ファンド（ＭＭＦ）などが購入していたが、これらの証券の裏付けとなる資産の質劣化への懸念を背景にＳＩＶは借り換えができなくなり資金繰り難に陥った。
ニューヨーク時間午前９時41分（日本時間午後11時41分）現在、シティ株は前日比29セント（3.5％）安の8.07ドルと1995年11月１日以来の安値。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先：アムステルダム 木下 晶代 Akiyo Kinoshita akinoshita2@bloomberg. net Editor:Shigeru Chiba,Tsuneo Yamahiro 記事に関する記者への問い合わせ先： Brad Keoun in New York at bkeoun@bloomberg.net .
更新日時 : 2008/11/20 02:01 JST
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[コメント]
いつの間にか今回の金融危機の発端となった「サプ・プライムローン商品」の製造販売元であるSIVの整理が進んでいるようです。
このSIVが世界中に「爆弾」をばら撒いた張本人ですが、それを母体が買い取るとは・・・・・。
知ってのとおり、SIVの中身や証券化した資産の中身はそれをおこなった組織しか分かりません。
商業銀行が傘下のSIVの資産を買い取ると言う事は「損失も利益」も母体が引き受けると言う意味です。
普通に考えれば、SIVの発行したサプ・プライムローンの損失処理はシティに限って言えば終了したと言う事です。
これはどう考えても、いつものように「底値での買取」のような予感がしますが・・・・・・
いったいどうなる事やら・・・・・
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