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ＮＹ円、大幅続伸 93円65―75銭、一時3週間ぶり高値、米株安で
http://markets.nikkei.co.jp/kawase/summary.aspx?site=MARKET&genre=m2&id=ASM7IAA05%2021112008
【ＮＱＮニューヨーク＝海老原真弓】20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅続伸。前日比2円ちょうど円高・ドル安の1ドル＝93円65―75銭で取引を終えた。円は一時93円55銭まで上昇し、10月28日以来約3週間ぶりの円高・ドル安水準を付けた。米景気懸念などを背景に米国株式相場が大幅に下落したことから、投資家がリスク資産の圧縮に動くとの思惑が強まり、円買い・ドル売りが優勢となった。
朝方発表の週間の新規失業保険申請件数は前週比2万7000件増の54万2000件と、市場予想を大幅に上回った。11月のフィラデルフィア連銀景気指数はマイナス39.3と、マイナス幅は市場予想より大きかった。米経済指標の低迷で米景気の悪化懸念が改めて強まり、米株式相場が下落したことが円の支援材料となった。政府によるゼネラル・モーターズ（ＧＭ）など自動車大手への救済の決定には時間がかかるとの見方が出たことも、金融市場の混乱は続くとの見方から円買い・ドル売りを促したという。
一方、この日の円の安値は96円25銭だった。
円は対ユーロで急伸。前日比2円75銭円高・ユーロ安の1ユーロ＝116円70―80銭で取引を終えた。円は一時116円45銭まで上昇し、10月28日以来の円高・ユーロ安水準を付けた。米株式相場が大幅に下落したことから、投資家がリスク資産圧縮に動くとの見方が強まり、円買い・ユーロ売りが優勢になった。
(11/21 7:44)
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