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野口悠紀雄や財部誠一のような日本の経済学者、エコノミスト、経済ジャーナリストは言ってることが日持ちがしませんね。
http://www.asyura2.com/08/hasan60/msg/915.html
投稿者 TORA 日時 2009 年 1 月 04 日 15:03:21: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu183.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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野口悠紀雄や財部誠一のような日本の経済学者、エコノミスト、
アナリスト、経済ジャーナリスト、言ってることが日持ちがしませんね。

2009年1月4日 日曜日

◆サブプライムローン問題、モノ作り脱却論、金融立国論その3 2008年1月19日 中村正三郎
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/19/2567707

さて、本題。
 サブプライムローン問題で、欧米、中でもアメリカの金融業が総崩れになった今となっては、アマゾンで「シティバンク」「シティグループ」「メリル」などアメリカの金融機関の名前で検索して出てくる本のほとんどはお笑いになってます。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061494384/showshotcorne-22/
財部誠一著「シティバンクとメリルリンチ (新書)」
の謳い文句は、
--- ここから ---
全米最大の不良債権を抱えたシティバンク、巨額の赤字を計上したメリルリンチは、いかに苦境を乗り越え、世界のトップ企業となったか。日本の個人資産 1200兆円市場を狙う両社の経営戦略を徹底解剖。
--- ここまで ---
です。笑えますねえ。\(^O^)/
 メリルリンチも昨日1兆5000億円の損失を発表しましたからね。 いかにも財部誠一らしい、チョウチン記事にみえます。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/07/514651
「噂の眞相」おかわりっ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/24/1044928
須田慎一郎著「下流喰い―消費者金融の実態」
で書いたように、おれは財部誠一をあまり信用する気になりません。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822242080/showshotcorne-22/
青沼丈二著「金融はリテールで復活する―シティバンクの戦略」
の謳い文句は、
--- ここから ---
21世紀を勝ち残る銀行業の方向性を示したのが、本書である。
--- ここまで ---
です。これも笑えますね。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4831490393/showshotcorne-22/
笹子勝哉著「住友銀行が恐れるシティバンクの世界戦略」
 この本の謳い文句は、
--- ここから ---
日本の大手銀行のトップが熱い視線を浴びせる、世界最大の多国籍銀行・シティバンク(シティコープ)の経営戦略、その高収益構造、金融商品開発力、そして驚異の未来戦略を明かす!
--- ここまで ---
ですよ。ほんと驚異の未来戦略だったね。\(^O^)/
 シティバンク本に限らず、昨年までに出た金融万歳本は、現状、全部、お笑いの本になりました。\(^O^)/
 サッカーやラグビーでいえば、全部、オフサイド。\(^O^)/
 また、そのうち、流れが変わって、同工異曲の金融万歳本がブームになるんでしょうけど。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/28/2462153
サブプライムローン問題、モノ作り脱却論、金融立国論

で、金融工学は悪くないという反論はエコノミスト連中からはないのかと書いたけど、週刊東洋経済2007/12/15号の巻頭「経済を見る眼」で、慶応大学経済学部教授池尾和人が、「証券化技術に罪をかぶせるな」といって反論しています。

 近年の証券化は、劣後(エクイティ)部分を組成した金融機関が保有する構造になっているから、そこを投資家がちゃんと注意すればいいのであって、問題は投資家サイドの安易な投資姿勢だったというのね。

 これ、通用する?
 格付け会社だってだまされたんだし(格付け会社は所詮その程度のものということね)、神様扱いだったグリーンスパンだって煽ったんだし、何もわからない個人にも無理やり貸付けまくったんだし。現場、現実を知らない学者の空論といわれれば、それまでじゃないの?
 もっといい反論できなかったんですかね。

 たびたび俎上にあげて恐縮だが、野口悠紀雄は、かつて貧しい国だったアイルランドがITで復活して一人当たりのGDPでは日本を抜いたという話を書いていたけど、最近流れたニュースで、昨年の株価の騰落率では、日本は -6.55% で下から2番目だったが、アイルランドは -19.62% で最下位でした。これ、どういうことなの?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080107-00000113-mai-brf
<日本株>下落率高く世界で下から2番目 上位は新興国

 野口氏は、日本経済はモノ作りの産業構造で21世紀のグローバル時代では時代遅れ。そんな産業構造だから株価もだめなんて書いていたが、アメリカだってイギリスだってアイルランドだって、サブプライム一発で株価が大幅下落する程度の脆弱な産業構造ってことですよね。なんか、ダブルスタンダードで自説に都合のいいとこだけピックアップして都合の悪いところは無視して情報操作しているようにみえるけどね。

 メディアに登場する経済学者、エコノミスト、経済ジャーナリスト、経済誌は、そういう手合いが多すぎませんか。

 アメリカはもう自動車産業は必要としない段階になったともいえるけど、逆に自動車産業が立ち行かなくなって捨てざるを得ないという言い方もできるわけで、要は見方ひとつ、形容の方法ひとつで、どうとでもなる気がしますね。

 イギリスやアイルランドが金融やサービスに産業構造をシフトさせ復活したと書いて日本の金融市場の開放を訴えた(これ自体はある程度必要と思う)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4831490393/showshotcorne-22/
野口悠紀雄著「資本開国論―新たなグローバル化時代の経済戦略」
も、現状、オフサイドでお笑い本の仲間入りでしょうか。\(^O^)/

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/28/2462155
野口悠紀雄のトンデモIT論
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/18/2518057
野口悠紀雄のトンデモIT論その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/12/23/2525228
Re: 野口悠紀雄のトンデモIT論その2
で一部を指摘したように、ITでトンデモを書くのは専門外だからいいけど、本職でトンデモになるような本だとまずいんじゃないでしょうかね。

 ほんと、日本の経済学者、エコノミスト、アナリスト、経済ジャーナリスト、言ってることが日持ちがしませんね。消費期限、賞味期限とも今日か明日みたいな本が多いんじゃないか。
 アマゾンの素人評では評判がよさげな、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532352452/showshotcorne-22/
水野和夫著「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492394826/showshotcorne-22/
武者陵司著「新帝国主義論―この繁栄はいつまで続くか」
も、いまとなって、どうなんでしょうか。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/11/28/2462153
サブプライムローン問題、モノ作り脱却論、金融立国論
でも書いたように、やはり、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166603485/showshotcorne-22/
東谷暁著「エコノミストは信用できるか」(文春新書)
のほうが、当たってる気がする。


◆サブプライムローン問題、モノ作り脱却論、金融立国論その4 2008年3月12日 中村正三郎
http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/03/12/2733715

週刊ダイヤモンド2008/02/23号、野口悠紀雄の連載「超整理日記」は、「サブプライム問題の本質は格付けへの全面的な依存」。

 「だから、サブプライム問題は、「ファイナンス理論や金融工学の利用によって引き起こされた問題」ではない。むしろ逆であって、「本来であればファイナンス理論や金融工学を利用して投資対象のプライシングを行なうべきであったにもかかわらず、それをしてこなかった」ことが問題だったのだ」

 それはそう思うが、野口さん、あんたが言っちゃおしまい。
 それを知ってて、金融立国を煽ったのなら詐欺的だし、それを知らずに金融立国を煽ったのならマヌケ。

 どっちにせよ、まずは、自分の不明を恥じて、読者に謝るのが筋。それをスルーして、自説を披露しても、ふざけるな、このヤローでしょう。

 まあ、厚顔無恥でないとやってられないのだろうが、何度も繰り返すけれど、メディアに登場する経済学者、エコノミスト、経済ジャーナリスト、経済誌は、こういう手合いが多すぎませんか。

 ベストセラー作家の野口氏は、週刊ダイヤモンドにも週刊東洋経済にも連載をもっているから、作家タブー。よって、経済誌で批判されることはない。経済学者、エコノミストは、本日も反省なし。\(^O^)/

http://iiyu.asablo.jp/blog/2008/01/19/2567707
サブプライムローン問題、モノ作り脱却論、金融立国論その3
でも書いたが、一方、ジョージ・ソロスは、ウケに入ってますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4270001534/showshotcorne-22/
ジョージ・ソロス著, 越智道雄訳「世界秩序の崩壊 「自分さえよければ社会」
への警鐘」
は、モロにきてるし、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812257/showshotcorne-22/
ジョージ・ソロス投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言) (単行本)
ジョージ・ソロス (著), 山本 正 (著)
も出たし。

 ただ、こういうのも5年10年経つと、また風向きが変わって評価が逆転するのもよくあることで、そうなったら、やれやれという気分。
 あ、この「やれやれ」は、がんがん行けという煽りの「やれやれ」じゃなくて、ぐったりしてため息まじりで「またかよ。はあ、やれやれ」の「やれやれ」。

 マスコミは、株屋と同じく上げ下げの手数料で食っている。マスコミの場合は、企業の株ではなく、人物の評価の上げ下げ。
 だから、ある人物を英雄として持ち上げて、次は奈落に突き落として、さらにまた持ち上げて、そしてまた突き落とすことを平気でやり続ける。

 マスコミ大衆の欲望がそれを望んでいるという半分の真実と半分の嘘を言い訳にして。またぞろ話題になっているロス疑惑三浦和義報道をみると、よくわかるし、ため息まじりの「やれやれ」になるのだ。


(私のコメント)
昨日は竹中平蔵慶応大学教授を批判させていただきましたが、日本の経済学者、エコノミスト、アナリスト、経済ジャーナリスト、のレベルが酷くて、彼らの書いた本は2年も経たずに古本屋で1冊105円で売られるようになってしまう。それだけ日本の経済学のレベルが低いという事の証明なのですが、まともな事を言っている経済学者が隅に追いやられてしまうのは問題だ。

日本人がノーベル物理学賞をもらう事はあってもノーベル経済学賞をもらう人は当分出てこないだろう。日本のバブル崩壊は経済学的には非常に重要な出来事であり、ノーベル経済学賞をもらったポール・クルーグマン教授やFRB議長になったベン・バーナンキ教授は日本のバブル崩壊の研究をしてきた人だ。

確かに日本のゼロ金利政策や量的金融緩和策などは、現在のアメリカでもやられていることであり、金融機関への資本注入は日本で試行錯誤しながら行われてきた事だ。だから経済学の研究材料には日本は事欠かないのですが、日本が学者はついに現在に至るまでも世界の経済学者から注目を集めるような本が書けなかった。

私が評価できる本としては2001年に出たリチャード・ヴェルナーの「円の支配者」や、同じく2001年に出たリチャード・クーの「日本経済生か死かの選択」などであり、株式日記でも何度かにわたって紹介してきました。しかし「円の支配者」はトンデモ本扱いされて、リチャードクー氏はテレビに出られなくなってしまった。日本では日銀を批判したり政府の政策を批判すればテレビに出られなくなる。

おそらくバブルの発生と崩壊の責任は政府日銀にあるのであり、90年代の金融政策の誤りを「円の支配者」で具体的に指摘している。日銀は金利は下げても量的に引き締めてバブル崩壊を大きくしてしまったのであり、大蔵省がいくらドル買いをして円を供給しても日銀は不胎化介入として円を回収してしまった。それらの政策は日銀内部にいなければ分からない。

リチャード・クー氏にしても企業の過剰債務が金融緩和しても効かなくなってしまう原因であり、企業に代わって政府が公共投資をすることが正しい政策であると主張した。しかしそれは小泉構造改革とは反する政策であるのでリチャード・クー氏は悪者にされてしまった。しかし現在では中国では53兆円の公共投資で経済危機を克服しようとしており、アメリカでもオバマ新大統領が新ニューディール政策で失業者を救済しようとしている。

それに対して政府日銀のしてきた事は公共投資をしても景気が回復し始めると増税で回復の芽を潰してきた。大蔵省官僚は財政再建を最優先して増税で財政の均衡をはかろうとしているが景気回復でしか財政の回復は出来ないと「株式日記」では主張してきました。

日本は円高なのだからそれだけ財政出動させる余力があるのであり、公共投資で円をばら撒かないとデフレ経済になってしまう。アメリカではバーナンキFRB議長がヘリコプターでドルをばら撒くようですが、実際にCPや不動産担保証券などを買ってドルをばら撒いている。おそらくファンドなどを通じて株なども買って株価も支えているのだろうと思う。

それに対して日本のテレビなどでは竹中平蔵氏などを始めとして金融立国論者が主流を占め、野口悠紀雄氏や財部誠一氏など、構造改革して金融立国論が主流を占めていた。物作りなど中国に任せて日本はアメリカやイギリスのような金融資本主義を目指すのが主張になっているのですが、竹中氏はまだ構造改革が足りないとテレビで言っている。


◆国富ファンドで金融立国の道へ・竹中氏がNYで講演 日経新聞(電子版)・2008年3月1日
http://xenovia.exblog.jp/8594816/

【ニューヨーク=山下茂行】「国富ファンドの立ち上げなどを突破口に、日本は世界の金融センターを目指すべきだ」。竹中平蔵慶応大教授は2月29日、米ニューヨーク市内で日本経済の将来像などをテーマに講演した。日本経済新聞とのインタビューでは「金融業が力をつければ個人金融資産1500兆円の利回りが向上し、消費や税収などにも好影響が期待できる」などと語った。(07:00)


(私のコメント)
去年の3月はまだサブプライム問題も小さかったし、ゴールドマンサックスなどの投資銀行も威勢がよかった時期であり、日本のマネーを取り込んでアメリカの金融資本主義を支えようとしたのだろう。しかし竹中氏の言う通りにしていたら中国や中東の政府系ファンドのように財産を半分から四分の一にしていたところだ。

中村正三郎氏のブログは「金融立国 経済学者」でググッテ出てきたブログなのですが、日本の経済学者、エコノミスト、アナリスト、経済ジャーナリストは軽薄でその時の風潮に乗っかった事を書いていればいいのだろう。しかし金融立国論が破綻してしまうとケロッと忘れて他の事を言い出している。財部氏は今日のサンプロではフィンランドを見習えという事ですが、金融立国で破綻したアイスランドのことは忘れてしまったのだろう。

中村正三郎氏が言うように「マスコミは、株屋と同じく上げ下げの手数料で食っている。マスコミの場合は、企業の株ではなく、人物の評価の上げ下げ。」が商売であり、ホリエモンを時代の寵児にしたかと思えば、起訴されたとたんにマスコミは手のひらを変える。マスコミはそれで飯を食っているのだから仕方の無い事なのだろう。

竹中平蔵氏も心の中では分かってはいても、政府の御用学者としてチンドン屋を続けているのかもしれない。そうでないとすれば本当のバカだ。小泉純一郎はブッシュ大統領の前でプレスリーの真似をしてご機嫌を取りましたが、御用学者は政府や日銀のご機嫌をとりながら学者としての地位を保っているのだろう。だから日本の経済学者はたいした本も書かずに大学教授になれるのだ。

 

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