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「NHKの「編集権」なるもの:世耕参議院議員の質問をめぐって」(ちきゅう座)
http://www.asyura2.com/08/hihyo8/msg/587.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 1 月 12 日 17:46:49: twUjz/PjYItws
 

http://chikyuza.net/modules/news1/article.php?storyid=534

<09.01.12>「NHKの「編集権」なるもの:世耕参議院議員の質問をめぐって」<醍醐聰>


皆様

先日、youtubeが2008年3月31日に開かれた参議院総務委員会で 世耕弘成議員が行った質問をアップしているのを知人から知らされ、視聴しました。質問のごく一部を収録したものですが、まずはお聴きください。
http://jp.youtube.com/watch?v=epeyB8HvjAo

私たちは昨年5月20日に開催された同総務委員会において自民党の磯崎陽輔議員が、NHKスペシャル「セーフティネット・クライシス〜日本の社会保障が危ない〜」を指して政治的に偏向している、取材先も偏っていると攻撃したことには抗議の声を上げましたが、世耕議員のこの質問は看過していました。

しかし、改めて委員会議録で質疑の全容を確かめますと、重大な問題が山積した質問(に名を借りた番組制作への牽制、圧力)であったと感じます。

そこで、議事録の該当部分の全文を抄録としてWord文書に編集したものを添付いたします [下に掲載]。下線は、私が注視すべきと考えた部分を示すために追加したものです。

世耕氏の質問事項は次の3点です。

@NHKの編集権は誰に属するのか?
ANHKスペシャルの番組内容がワーキング・プアや貧困の問題 に偏っているのではないか? 
天皇を戦争犯罪人と扱ったとんでもない番組が制作されたこともある。
B経営委員会の了解なしに2名の経営委員が記者会見を行ったことについて。そのうちの1人(注:保委員のこと)は小さなタウン誌の主宰者であるが、なぜこのような知名度が低い人物が経  営委員に選ばれたのか?

Aは個別の放送内容に介入した、放送法に抵触する重大な発言であり、今からでも疑義を質すに値する内容と思っています。
Bの前段は経営委員の自律的活動に関する不当な干渉、後段は保委員に対する侮辱と考えられますが、これらに対する関係者の答弁の要旨は次のとおりです。

@について(福地会長)
法人としてのNHKの会長にある。個々の番組については放送総局長が分掌している。いずれにしても放送現場には編集権はない。

Aについて(福地会長)
指摘されたようなテーマだけでなく、日本経済が直面している問題を多角的に取り上げている。ご指摘の点は十分心得ていく。

Bについて(総務省小笠原氏)
放送法第16条第1項の規定をなぞった答弁

【私のコメント】

最近、小林英明経営委員(安倍晋三元首相が関わった裁判で安倍氏の代理人を務めた弁護士)や上記の世耕参議院議員の質問に見られるように、NHKの「編集権」は会長にあると見立てて、そうした編集権を会長に行使させることによって、政府・与党にとって煙たい番組を企画の段階で封じ込める、あるいは番組制作に干渉しようとする「新手の」政治介入が顕著になっています。そこでは、NHKの自主自律を守る砦となるべき経営委員会が、政治介入のお先棒を担ぐという逆立ちした現実も見受けられます。

制作現場のスタッフの共同討論を土台にし、取材協力者の意見・提案を傾聴しながら、多様な意見を反映する工夫を凝らして練り上げるべき番組制作について、特定の個人に帰属する「編集権」なるものが存在するかのように誘導する議論は極めて有害であり危険であると私は考えています。

この問題はメディアの専門家はもとより、多くの視聴者が参加する場で活発に議論されるべき重要なテーマであると思います。

2008年3月31日 参議院総務委員会議録(抜粋)

世耕弘成委員の質問、福地茂雄会長、日向英実理事、小笠原総務省局長、古森重隆経営委員長の答弁

<注 主な質問事項>醍醐注記
@NHKの編集権は誰に属するのか?
ANHKスペシャルの番組内容がワーキング・プアや貧困の問題に偏っているのではないか? 
B経営委員会の了解なしに2名の経営委員が記者会見を行ったことについて。そのうちの1人は小さなタウン誌の主宰者であるが、なぜこのような知名度が低い人物が経営委員に選ばれたのか?

(以下、下線は醍醐が追加)

○世耕弘成君 自由民主党の世耕弘成でございます。
今日は、私は、福地会長に対しては初めて質問させていただくことになるわけですが、私は今の新体制に大変期待をいたしております。というのは、福地会長はビジネスの世界で経験を積んでこられている方である。そしてまた、今井副会長も、長く経済部に籍を置かれ、またグローバルな取材も続けてこられたお立場である。そしてまた、経営委員長の古森委員長ももちろんビジネスの世界出身の方であるということで、これからやはりこの厳しい経済情勢とかあるいはグローバルな状況とかそういったことに関するNHKの放送の中身が手厚く、分厚くなってくるんじゃないか、そういう期待を持っています。
というのは、私は若干NHKの最近の放送の内容に不満を持っていました。というのは、どうしても娯楽とかスポーツにかなり偏り過ぎているんじゃないかと。はっきり言って私も大リーグは大好きです。イチローや松井のことも心から応援をしておりますけれども、朝の忙しいストレートニュースの時間帯にイチローのオープン戦での成績がどうだったかまでは、残念ながらそんなに重要性は私は感じていない。そういう傾向が今まで放送の中にあったものですから、私は今回の新しい布陣に大変期待をしているわけです。
そういう意味で、私は毎朝六時に「おはよう日本」を見るわけですが、今日、福地体制となってから初めての新編成ということで大変注目をしておりました。どうなるかということを注目をしておりました。そして、私は非常に満足をしております。
というのは、朝六時から六時半までの時間帯はスポーツニュースはなくなりました。そして、その代わり、大変国際情勢や経済ニュースが分厚くなっている。例えば国際情勢だと、とてもほかのテレビはもちろんのこと、新聞でもなかなか報道しないような内容がしっかり報道されていました。例えば、メコン流域の開発のための会議が開かれたとか、あるいはチベット問題に関して隣国のネパールやインドの姿勢が以前と変わっているというニュースですとか、あるいはアラブ連合の首脳会議が開かれたというような、会議ですとか、そういう非常にいい、日本人が知っているべき国際ニュースがきちっといい形で報道されていたということで、今日初日は高く評価をさせていただきたいというふうに思っているわけです。
そんな中で、一応ここでしっかりと確認をしておきたいわけですが、当然、報道、放送局には編成権、編集権、あるいは表現の自由、報道の自由といったものがあるということがよく言われるわけでございますけれども、NHKとしてのこういった権利、編成権、編集権、あるいは報道の自由、表現の自由といったものは一体だれに、どこに帰属をするんでしょうか。これは現場の記者に帰属するものなのか、あるいは番組を作っているディレクターやプロデューサーに帰属するものなのか、あるいはやはり組織としてのNHKに帰属をしているんだから当然会長の下に帰属をしていると考えるべきなのか、そのことについてまず会長の御見解をお伺いしたいと思います。

○参考人(福地茂雄君) 日本放送協会におきます編集権の行使権限といいますのは、日常業務、業務執行を総理しております会長としての私にあると考えております。しかし、この編集権は放送番組に関する責任と表裏一体の関係にございますので、通常、実際の運営につきましては放送部門の最高責任者でございます放送総局長に分掌をしております。したがって、個々の番組の制作者等、放送現場にはそういった編集権はないというふうに理解をいたしております。
報道の自由は報道の主体となります報道機関が共有するものでございまして、したがって法人としてのNHKに帰属するものと考えております。
以上でございます。

○世耕弘成君 大変明確な御答弁ありがとうございました。個々の番組やあるいはその番組の制作者に帰属するのではなく、法人としてのNHKに帰属をしているのであり、最終的には会長として責任を持っておられ、とはいっても、個別の番組は見られないので放送総局長がそれを分掌している、非常に明確な御答弁ありがとうございました。
NHKでは、過去、昭和天皇の戦争犯罪人として一方的に裁くようなとんでもない番組が作られたこともあるわけですけれども、是非これは組織としてしっかりとこれからも管理監督をしていっていただきたいと思います。
ただ、今いみじくも会長がおっしゃいましたように、NHK会長として個々の番組を全部点検をするということは不可能だと思います。放送総局長に分掌されているというお話でありましたけれども、NHKでそれぞれの番組の内容、あるいは全体としての編成といったことを会長に代わってどういうふうにチェックしていける体制になっているのかということをお伺いをしたいと思います。

○参考人(日向英実君) お答えします。
放送内容につきましては、放送法の下に定められた番組基準というのがございます。その基準に適合しているかどうかということについて、企画段階から取材、制作、それから放送に至るまで、様々な過程で複数の人間がチェックしております。
例えば、NHKスペシャルを例に取りますと、番組の企画提案というのは各部局で出されますけれども、その部局ごとに企画会議がございます。その後、そこを通過したものが、組織を横断したメンバーから成りますNHKスペシャル提案委員会というのがございまして、そこで更に議論され、承認されます。そしてさらに、制作局、報道局、さらに編成局の幹部が参加しております大型企画委員会というのがございまして、そこで最終的に採択されるという形になっております。さらに、制作に入ってからも、番組が完成するまでには、もちろんディレクターそれからプロデューサー、さらに部長、様々な部署の人間がチェックをいたします。放送の前に当たっては、内部機関であります考査室というのがございまして、考査室が必要な番組については事前に考査をしまして、例えば誤りがある、訂正が必要なものについては現場にその点を打ち返します。
さらに、放送が終わった番組に対しては、これも放送法によって定められています放送番組審議会というのがございます。その審議会の方から様々な意見が出されます。その意見については、現場及び放送総局の方でその意見を尊重し、それについての対策を更に審議会に報告すると、そういう形になっております。

○世耕弘成君 会長の下、その体制で十分NHKとしての編成権、編集権をしっかり行使をしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。
今いみじくも理事がおっしゃいました NHKスペシャル、これまさにNHKの看板番組ですよね。私も大変興味を持って見ております。シルクロードなんか本当に大好きですし、非常に興味を持って見ておりますが、最近若干、この一年ぐらい気になるのが、どうもNHKスペシャル、看板番組、NHKが世の中に、今これが問題ですよ、世の中こっちの方へ注意をしなければいけないんじゃないかというような注意喚起の番組だと思っていますが、その内容がこの一年ぐらいどうも、格差の問題とかワーキングプアの問題とか貧困の問題、どうもそっちに偏り過ぎているんじゃないか。この問題も私は非常に重要だとは思いますけれども、しかし余りに内容としてそっちに偏り過ぎている。その背景にある厳しいグローバル競争の現状とか、あるいは中国が今世界でどうなっているか、アジア諸国が今世界でどうなっているか、日本のアジアにおける立場がどうなっているか、そういうことをもう少しスポットライトを当てる番組が不足をしているんじゃないか。これは私は感覚で申し上げているんではなくて、現場でも経済部とか国際部の人がいろいろ企画を上げてもなかなか通らないという声も私は聞いております。
そういう中で、新会長として、こういった面についてもやはりビジネス御出身の立場としてもう少し重点を置くべきではないかということについてはどうお考えでしょうか。

○参考人(福地茂雄君) 私もNHKに参ります前からNHKスペシャルという番組には大変な関心を持っておりまして、参りましてすぐ、NHKスペシャルで取り上げられるテーマがどういうふうな形でシーズから集められていくのかということに大変関心がございましたので、編成局長に依頼をいたしまして、シーズを全部持ってきてほしいと依頼しました。一枚ずつの提案書がこのぐらいございました。私はそれを見まして、この幅広いシーズの中から精選されているということにほぼ私は安心いたしました。
御指摘の点でございますけれども、NHKスペシャルでは今日の日本が抱える様々な課題を厚みのある取材で浮かび上がらせてタイムリーに時代を切り取ってきているわけでございますが、お話のございました格差問題や貧困問題だけでなくて、厳しいグローバル競争についても重点的に描いておるようでございまして、日本経済が直面している問題を多角的に取り上げているというのを検証いたしました。
例えば、昨年十月に「ライスショック」というシリーズを組みまして、グローバル化の中で日本人の主食の米がどういう競争にさらされているのかというのを描きまして、「日本の、これから」では「どうしますか?わたしたちの主食」と題しまして、日本の農業がグローバル競争にさらされる中でどうすれば安定的に食料を確保できるのか、市民と専門家で議論をいたしました。今年の一月から始まりました大型シリーズ「日本とアメリカ」という番組でも、グローバル化の中で「ジャパン・パッシング」という経済の厳しい状況を描きました。
経済問題に限りませず、日本が抱える課題に警鐘を鳴らすことがNHKのドキュメンタリー番組の大きな役割と心得ております。御指摘の点は十分に心得てまいりたいと思います。
以上でございます。

○世耕弘成君 会長自らNHKスペシャルのシーズまでチェックをしていただいていること、大変心強く思いますので、今後ともよろしくお願いをしたいと思います。
さて、少し話題を変えたいと思いますが、新会長が選ばれる以前に少しNHKでごたごたがありました。これは経営委員会の中で、もう今日は個人を別に追及する会ではありませんのでお名前はあえて申し上げませんが、二人の経営委員の方が記者会見を行って、そして古森経営委員長の運営批判を行うということがありました。このことについて古森委員長はどのようにお考えでしょうか。

○参考人(古森重隆君) お話しのとおり、昨年の十二月十九日に二人の経営委員によりまして突然催された記者会見の件につきまして、これは経営委員会、御指摘のとおり、全体にかかわることであると考えておりまして、お答え申し上げます。
この件につきまして、十二月二十五日の経営委員会におきまして経営委員会の見解をまとめて公表しております。大分時間を掛けていろいろまとめました。討議もさせていただきました。これを紹介させていただきたいというふうに思います。
四つございまして、まず一番、突然の会見と他の経営委員の了解なしに不正確な備忘録を出したことは経営委員会の一員として許されないことである、これが一番であります。二番、今後経営委員会の議事運営については、限られた時間の中で円滑に行うように委員長を始め全員で配慮する。三番目、不正確な備忘録を公表したことについて、当該委員は経営委員会で非を認め謝罪いたしました。四番目、なお、両委員は委員長による議事運営に強引なところがあるとし、それを理由に会見の正当性を主張した、他の経営委員は、十人でありますが、委員長による議事運営は正当になされ、活発に各自発言し、正しく議決されているので、両委員の主張は根拠のないものと判断したと、以上四つでございます。
これがお答えとなると思いますが、以上であります。

○世耕弘成君 経営委員会本体で発言をしないで、そして外へ出て、しかも今それぞれの経営委員会でおまとめになったように根拠のない内容を備忘録で発表されたという形でございまして、これ大変問題のある経営委員だったわけですよね。しかも、そのうちお一人は、その後、御自身が経営される会社の所得隠しが明らかになって退任をされました。また、そのお一人に関しては、一部週刊誌等の報道によれば、親族を紅白歌合戦に出すように要請をしたというようなことも報道されていました。何でこういう人を経営委員に選んでいるのか。
これ経営委員というのは、よく考えれば、日銀総裁と一緒で国会同意人事でございまして、我々の責任も問われるわけなんでありますけれども、一義的にはやはり総務省が国会に案として持ってくるわけでございますから、総務省に確認をしたいと思いますが、経営委員は一体どういう基準で選考されているのか、まずお答えいただきたいと思います。

○政府参考人(小笠原倫明君) 先生御指摘の経営委員会の委員につきましては、放送法の第十六条第一項の規定に基づきまして、公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者のうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命することとされております。また、委員の選任につきましては、教育、文化、科学、産業、その他の各分野が公平に代表されることを考慮しなければならないとされているところでございます。また、さらに現行法におきましては、十二名のうち八名については八つの地域から各一名を選出しなければならない等地区要件を定めておりますが、改正放送法施行後はこの地区要件は緩和されまして、全国各地方が公平に代表することを考慮しなければならないとされているところでございます。

○世耕弘成君 通り一遍の説明なわけですけれども、この問題のあったお二人の経営委員のうち、一人は辞められたからいいんですが、残ったお一人、もう名前は申し上げませんが、じゃ残ったお一人はどうして選考されたんでしょうか。お伺いをしたいと思います。

○政府参考人(小笠原倫明君) お尋ねの委員につきましては、まず地域づくり、男女共同参画、人材育成等の分野において民間と行政をつなぐコーディネーターとして地方公共団体の審議会委員を務めるなど幅広く活躍されており、またさらに地域文化誌を創刊し、その編集長を務めるなど、NHKの経営に関して地域の特色を生かした放送の在り方の観点等から貴重な助言と指示が期待できるため、政府におきまして経営委員会委員の候補として適任と考えたものでございます。

○世耕弘成君 そういうお話なんですが、とはいっても、この方、まあAさんとしましょう、A委員なんですけれども、ほかの委員と比べて少し、どうでしょう、私、肩書で人を判断してはいけないと思いますが、今NHKの経営委員になっておられる方、大体企業のトップを務めていらっしゃる方かあるいは学識経験者ということで大学教授等過去論文を書いておられる方がメーンになっています。しかし、このA委員は、はっきり言って一タウン誌の編集長ということになりますですよね。なぜこの方があえてNHKの経営委員としてふさわしいと総務省が考えるに至ったんでしょうか。総務省は日ごろからそんな目を皿にして全国のタウン誌をチェックをされているんですか、あるいは男女共同参画に特段に関心を持って有識者を探しておられるんですか、そこをお伺いしたいと思います。

○政府参考人(小笠原倫明君) 先ほども申し上げたことの繰り返しになりますけれども、放送法におきましては、公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者のうちから選考する、あるいは様々な分野が公平に代表されることを考慮しなければならないとされているところでございます。
私どもといたしましては、そうした基準に照らし、経営委員会委員の候補者選定に当たりましては、まずは利用可能なデータベースなど一般に把握可能な情報あるいは地方の行政機関からの情報等に基づきまして幅広く候補者をリストアップした上で、放送法上の要件等を総合的に勘案して選考しているものでございます。

○世耕弘成君 全く納得がいかないですね。今データベースで調べるとおっしゃいましたけれども、私もデータベースで調べてみました。過去、例えば一つの指標としては、やはりマスコミでどれだけ発言が取り上げられているかというのも一つのポイントだと思います。新聞記事のデータベース、全紙のやつを当たりましたけれども、例えば、経営委員に就任される前、古森委員長はやはり六百数十回登場されています、経営委員以外の分野でですね。もちろん富士フイルムの経営者として登場されている。ほかの方も大体百回から二百回、多い方では三百回ぐらい登場しているわけですけれども、このA委員だけはほとんど、二十回か三十回しか登場していない。それもタウン誌の編集長として若干コメントをしている。あるいはその登場している内容を見ると、ほとんど地方紙ないしブロック紙にしか出ていませんし、その内容も場合によっては極めて政治的な発言をされている局面もあるわけですね。
これ、データベースで本当に公平に選ばれたんですか。総務省知っているわけないでしょう、この方を最初から。だれかから推薦を受けたとか、どこかの団体からこの人にしてくれと頼まれたとか、そういうことがあったんじゃないですか。お答えいただきたいと思います。

○政府参考人(小笠原倫明君) 私どもとしては、お尋ねの委員の選考に当たりまして関係者や団体からの推薦依頼を受けたという事実は承知しておりません。
経営委員会の委員につきましては、先生よく御承知のとおり、両院の同意を得て内閣総理大臣が任命しているものでございまして、一部特定の関係者や団体からの推薦や依頼により決定されることはないものでございます。

○世耕弘成君 もう時間も参りましたから終わりますけれども、これ非常に選び方が不透明、決して公平に選ばれているとは思えない。そんな一地方のタウン誌の経営者をなぜピックアップしてきたのか、その過程は非常に不透明だと思います。
[/color] [/color]日銀総裁で国会同意人事が大変注目を浴びているわけですけれども、今後とも我々としても、やはり国会同意人事に当たっては国会としても入念なチェックを行っていくということを申し上げて、私の質問を締めくくらせていただきます。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye500:090111〕


 

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