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こんばんは。
小泉・安倍のときには、若い「新しい有権者層」、とくにヤケクソ的とも
いえるような政治的発言・投票行動、新自由主義崇拝が目立ちました。
しかし、もうまもなく、この世代から「被選挙権者」が出てきます。
もちろん社会層の点では、違いがありますが、
これまでの「若い＝世襲」や、「タレント候補」のパターンとは違って
きているのではないかと思います。
たいへん始末の悪そうなものです。
東国原（やや世代が違うが）や「何とも言えない臭い」橋下あたりが
そのスタートになると思いますが、いくつか気がついた特徴を挙げると、
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・若い頃から政治的野心を秘めている。しかし……
・（しかしながら、現代の日本では世襲か既得権がないと、選挙で勝つ
見込みはない。やりなおしがきかず、若い間で勝負が決まる現代では、
賞味期限中に伸したければ、世襲以外の方法を考えなくてはならない。）
・だから、一旦それを脇において、意図的に、芸能・スポーツ・ネット
など、一見「政治外の」活動で、大衆的人気・支持を得ることを狙う。
・こうした活動の前後や間に、ちゃっかり理論武装やパトロンとの接触、
政治的発言での様子見などを試みておく。
・「出ない、出ない」といいながら、さも担がれたように選挙に出て圧勝する。
もちろん計算のうちであり、自らの効用を最大化するのが目的。やばければ、
出ずに「資源」を温存しておけばよい。
・教育がある場合は（ちゃっかり、あることが多い）、東大より早稲田、慶応
（このタイプはとくに早稲田か？）、高校までたどると、公立系や旧世代の
国立・私立の進学校ではなくて、よりドライで機械的な新興スパルタ私学。
（高校についてはまだわかりませんが、こういう人間に育っていく芽が多いと
予測します。）
（参考リンク）
Re: 橋下氏の何とも言えない臭いはどこから来るか？
http://www.asyura2.com/08/senkyo46/msg/591.html
投稿者 こげぱん 日時 2008 年 1 月 28 日 01:15:53
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これまでの有名人候補と違うところは
・「芸」は目的でなくて単なる手段。最初から知名度獲得が目的。
たとえるなら「野心と人気のキャリートレード」を行って、伸してくる。
・出てきたときには、それなりの武装を整えている（少なくとも、一般人には
そう見える）。若さ、シロウトくささなども演技であることがある。
・強い主人にしか仕えない。負け戦はしない。（権力が得られないところから
出たりはしない。）
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選挙対策上は、きわめて困難で打ち勝ちがたい敵となります。
・より高度な政治知識や経験の「正統派政治家」で勝負を挑めば、人気で惨敗
します。敵のマスコミ操作・大衆操作はより単純・直截的で、強力であるのに
対し、正統派は、本物の知識・経験に由来する複雑さが、致命的です。
・旧来の有名人で勝負を挑めば、政治的な仕込みの差で負けます。
これもたとえて言えば「ポケット戦艦」で、重厚な戦艦で対抗すれば速力で
翻弄され、軽快な巡洋艦で対抗すれば、火力で一蹴される……。
ましてやこの場合、火力も正規戦艦並かそれ以上に強力に「見える」ので、
始末が悪く、おまけに、
・同類がたくさんいても、野党側から同種の人材を立てることはきわめて困難。
（政治的計算力）
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現在の権力者は、これをうまく利用している（つもり）だと思います。たとえば
今回だと、橋下の運命も、今後どうなるかはわからない。
しかし、上記の性質を考えると、立場逆転のおそれもあるかもしれません。
これがおそらく、新しいファシズムが一段ステップアップするときです。
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これまでは、「若年有権者対策」で済んできました。しかし、
今後、これまでと違う臭気を放つ「Y世代の有名人候補者」とどう戦うかは、
困難な課題になりそうです。
世襲候補より凶悪なヤカラに思えてなりません。
- 「真正ポピュリスト」と名づけよう。ポピュリズムの空気のなかで政治的野心を育んだ政治的人格（ほぼ本文ナシ） tk 2008/2/14 02:15:40
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