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(回答先: 犯罪者に犯行時に死刑を意識したかどうか聞けばいいですよ。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 1 月 11 日 14:31:42)
ワヤクチャさん、こんにちは、横レスにて失礼いたします。
＞自分は犯罪を犯す可能性がほとんど無いと思っている人間が抑止力があると憶測してもあまり意味はありません。犯罪を起こした人間や起こしそうになった人間がどう意識したかを調査した方がいいです。
私も犯罪の原因（＝動機性）の研究は大いになされるべきであると思っていますが、日本の現状はその可能が閉ざされていることも事実です。それは犯罪心理研究のフィールド・ワークとして重要な位置を占めているはずなのですが、死刑制度の存置・廃止の両派の犯罪心理学者からの要望があるにも拘わらず、刑の確定後においても受刑者を対象にした研究のための環境や条件の整備は全くなされてはいません。
勿論、審理継続時にこそ多角的で精緻な調査が必要ですが、どうも司法の側には犯罪心理学的な手法を軽視する傾向があるようで、死刑存置の消極的容認派（？）の精神医学者（福島章氏）がその問題性を指摘しています。百歩譲って、審理が継続中の場合には直接的ではないにしても求刑や判決に影響を与える可能性がありますので止むを得ない面がありますが、刑の確定後においても相変わらず犯罪心理研究のための門戸を閉ざしたままと云うのは、たとえ即時的な影響はなくとも研究の結果の累積がその後の判決にたいする反証になっていくのを司直の側が恐れてのことだとしか考えられないのです。
Auf Wiedersehen
- 犯罪の動機の研究が進めば社会の問題に突き当たるでしょう。 ワヤクチャ 2009/1/12 21:04:49 (2)
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