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janjan.マスコミ記事はねつ造? 植草一秀氏「名誉回復訴訟」傍聴報告
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投稿者 小沢内閣待望論 日時 2008 年 2 月 09 日 21:27:36: 4sIKljvd9SgGs
 

http://www.news.janjan.jp/media/0802/0802050237/1.php
マスコミ記事はねつ造? 植草一秀氏「名誉回復訴訟」傍聴報告 2008/02/06

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 電車内で痴漢行為をしたとして逮捕された経済学者の植草一秀さんは、一貫して無実を訴えています。07年10月16日に1審で有罪判決を受けて即日控訴し、今は東京高裁で自らの身の潔白を晴らすため闘っています。

 植草さんはこの刑事裁判と並行し、事実無根の記事を書かれ名誉を傷つけられたとして、記事を載せた週刊誌などを発行している出版社などに対し損害賠償等を求める民事裁判を起こしています。訴えられているのは、小学館、徳間書店、毎日新聞社、講談社、朝日放送の5社です。

 2月4日午後、東京地方裁判所705号法廷でこの民事訴訟(「植草一秀氏名誉回復訴訟」=平成19年〈ワ〉第9897号) の裁判があったので傍聴しました。

 今回行われたのは、植草さんが「同種の行為(のぞき)を過去に7、8回行った」などとする記事を載せた04年4月30日号の「フライデー」に対する訴えで、被告は「フライデー」の編集長と出版元の講談社です。 石井忠雄裁判長ら裁判官3名のほか、原告代理人4名(梓澤和幸弁護士他3名)と被告代理人3名が出廷しました。

 裁判長が被告に対し、記事に書かれたことが事実であるか否か「立証してください」と発言を求めました。被告代理人は(記事の情報源である)検察に対して「記録を見せてほしい」と申請しているが、検察が見せてくれないこと、書面だけでなく関係者と面談したりするなど働きかけを行い、現在も電話で申請をしているが、検察からは許可するか否かについても返答がないことなど、立証の進捗状況についての説明がありました。

 検察に対し、証拠となる記録等の開示を「申請中か」という石井裁判長の質問に対し、被告代理人は「はい」と答え、検察に対して引き続き働きかけを行っていきたいので「もう少し時間がほしい」との発言がありました。

 それに対し、原告代理人から、被告側が検察に対してどのような働きかけを行っているのかわからないこと、また、検察がこの種の申請に応じる可能性があるのかといった疑問や、被告側が行っていることに果たして意味があるのかといった趣旨の発言などがありました。それに対し、石井裁判長から、被告が検察に申請中ということなので検察の対応を待ちたい、との判断が示されました。

 この日、原告本人から「申請書」が提出されました。被告代理人から、「申請書」の内容が事実関係についての記述となっているので、原告本人(植草さん)に法廷に出てきて話してもらい、反対尋問を行いたいとの希望がありました。それに対し、原告代理人が発言しようとすると、石井裁判長が遮るように、「原告本人の証人尋問は考えていない」と言ったため、原告代理人はそのまま着席しました。傍聴席から観察した印象では、原告代理人も石井裁判長と同じ考えであるとの感想をもちました。

 最後に、次回4月21日に行われる口頭弁論で、記事を書いた記者に対する証人尋問の時間の配分は、原告、被告とも各20分ずつ、尋問の内容については争点を絞ってほしい、との石井裁判長からの要請がありました。


筆者の感想
 植草さんの刑事裁判のときは毎回大勢の傍聴希望者が裁判所の前に並んでいたものですが、名誉回復訴訟のこの民事裁判は植草さんが出廷しないということもあって、それほど関心を持たれていないことが、傍聴人が筆者を含めて5名という数字に表れているような気がしました。

 この日の裁判を傍聴してわかったのは、被告に求められているのは記事の事実関係を立証することですが、被告側はその事実を示すことがまだできていない、ということでした。以前、梓澤弁護士が、被告側が事実関係を問われても「検察から聞いたとしか言わない」と話していたことを思い出しながら、被告側は情報源である検察に情報開示を求めているが、それに応じない検察に苦慮している、との印象を持ちました。

 検察がどのような証拠に基づいてそのような情報をメディアに提供したのか、その仔細についてはなおしばらく待たなければなりません。しかし、一方の当事者ともいえる立場の検察の話だけで、なんの裏付けもなく植草さんを誹謗中傷するような記事を書いたとしたら、メディアの報道姿勢は厳しく問われなければならないと思いました。 これは松本サリン事件被害者の河野義行さんの例を持ち出すまでもありません。

(ひらのゆきこ)

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関連記事:
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・「植草事件」の東京地裁・判決要旨を読んで
・「女性セブンの記事はデタラメ」植草一秀さんと梓沢和幸弁護士の話を聞く
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