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橋下知事「府庁解消し、権限市町村に」
・国の権限を地方に移譲する地方分権改革について話し合うシンポジウムが２２日、大阪市で
開催され、公開討論の中で、橋下徹大阪府知事が「府庁は発展的に解消し、人や金、権限は
（市町村に）下ろせるものは下ろす」と持論を展開した。
橋下知事の発言について大阪府の担当者は「知事として地方分権の理念を述べたもので、
市町村への権限移譲について具体的な指示はまだ来ていない」と説明している。
シンポジウムは政府の地方分権改革推進委員会が主催。橋下知事は、地方行政の在り方に
ついて「国が住民から遠いところで全部決めてもうまくいかない。権限とお金を下ろせば住民は
真剣に選挙に行くし、無駄遣いのチェックもする」と分権の必要性を強調。
国からの権限移譲の受け皿として、関西地区で府県などの広域連合構想が進んでいることに
関連し「広域連合をやるには都道府県がなくなる覚悟を持たないとだめだ」と述べた。
これに対し、府の補助金削減案をめぐり知事と対立している大阪府池田市の倉田薫市長は
「大賛成。ほかの知事に言えないことをよくぞ言われた。大阪の分権モデルを作りたい」と
歓迎、分権推進で足並みをそろえた。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20080422-351363.html
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