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アフガン訪問 対テロで決意 外相
2008年5月5日 朝刊
【カブール＝共同】パキスタンを訪れていた高村正彦外相は四日、事前に公表していなかったアフガニスタンの首都カブールを突然訪問した。カルザイ大統領やスパンタ外相と会談し、テロ対策と復興支援に最大限貢献していく決意を強調。七月の北海道洞爺湖サミットで、国際社会に支援強化を呼び掛ける考えも表明した。
カブールでは四月二十七日に大統領を狙った暗殺未遂事件が起きたばかり。テロの危険が排除されないため、アフガン訪問の公表を控えていた。“電撃訪問”はサミットを控え、「テロとの戦い」に取り組む日本の姿勢を訴える狙いもある。
高村氏は四日午前（日本時間同日午後）、イスラマバードからチャーター機でカブールに到着。大統領らとの会談で、アフガン側に（１）統治能力の向上（２）麻薬対策（３）パキスタンなど近隣諸国との協力−の三点を要請、大統領は前向きに取り組む姿勢を強調した。
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