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http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080902AT3S0200E02092008.html
麻生氏対抗に思惑交錯 上げ潮派、復権探る
福田康夫首相の突然の退陣表明から一夜明けた2日午前、自民党の後継総裁レースで本命視される麻生太郎幹事長は出馬に向けた準備を進めた。麻生氏と距離を置き、歳出削減と経済成長を重視する「上げ潮派」の間では小池百合子元防衛相の擁立論が浮上。麻生氏らに対して党内での「復権」を目指しており、経済路線が総裁選の対立軸の1つになる可能性も出てきた。
「自民党というか、日本の危機そのものなので、その危機感をみんなで共有していきたい」。小池氏は2日朝、都内の自宅前で出馬の意向を記者団から聞かれると、明言を避けながらも出馬への意欲をにじませた。
党内には「選挙の顔」として、昨年の総裁選で全国の党員投票では首相を上回った「麻生人気」への期待感がある。一方、「無投票にすれば首相と麻生氏の『密約説』が再燃し、自民党のイメージが悪くなる」として複数候補による総裁選実施を求める声が強い。(11:36)
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