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【Commons、小泉政治を終わらせた自民党総裁選、小泉が全面支援した小池百合子氏は地方票を1票も獲得出来ず】
http://www.asyura2.com/08/lunchbreak12/msg/934.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2008 年 9 月 25 日 12:10:23: 4sIKljvd9SgGs
 

http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080924-01-1301.html
小泉政治を終わらせた自民党総裁選
2008年9月24日 The Commons
 自民党は22日の両院議員総会で麻生太郎氏を第23代総裁に選出した。5人の候補の得票数と割合は以下の通りである。地方票は麻生134票(95%)、石破4票(2.8%)、与謝野2票(1.4%)、石原1票(0.7%)、小池0票(0%)、国会議員票は麻生217票(56.5%)、与謝野64票(19.7%)、小池46票(11.9%)、石原36票(9.3%)、石破21票(5.4%)。
 
 かねてから反小泉政治を標榜してきた麻生氏は地方と国会議員票を合わせて67%の支持を集め、特に地方票では95%と圧勝した。これに対して小泉政治の継続を訴え、小泉氏が全面支援した小池百合子氏は地方票を1票も獲得出来ず、国会議員票でも1割程度の支持しか得られなかった。
 
 2001年の総裁選挙で地方から圧倒的な支持を集め、自民党の派閥の壁を打ち破った小泉純一郎氏の政治が、7年を経て地方の党員・党友から完全に見放され、自民党の主流でなくなった事が数字に現れている。今回の自民党総裁選挙は結果として自民党の中で小泉政治を終わらせるための選挙であった事が明らかである。
 
 今回の5人の候補者について私はこんな見方をしていた。麻生太郎氏は福田総理が「禅譲」を臭わせて幹事長に起用した人物である。その麻生氏は福田総理の意思、すなわち「反小泉の政治」を実現するための幹事長だった。従って小泉支持勢力は麻生禅譲を阻止するために全力を傾けた。そのためには福田総理の手で解散・総選挙をやらせ、自民党を惨敗させることで麻生幹事長の連帯責任を問い、麻生氏の総理就任の芽を摘もうとした。自民党が野党になれば小沢民主党から権力を奪い返すために再び小泉元総理のカリスマ性に光が当たる事になる。福田総理は小泉支持勢力のこうしたやり方を激しく嫌悪した。反撃のために政権を投げ出し、麻生氏が「本命」になる総裁選に道を開いた。
 
 与謝野馨氏は反小泉勢力の中の反麻生派が担いだ。麻生氏は「本命」とは言え20名の推薦人がやっとの弱小派閥である。麻生氏を担ぐのは福田政権を支えてきた町村派と旧福田派から分かれた伊吹派という思想的には右寄りのグループが中心だった。これに対して旧田中派や旧宏池会の流れを汲む津島派、古賀派は麻生支持には抵抗がある。同じ反小泉ならば麻生氏よりも与謝野氏をという事になった。与謝野氏本人は反麻生という訳ではないが、当選が常に危うい自身の衆議院選挙の事を考えて出馬を決意した。今回東京選出の議員が3人も出馬した背景には、衆議院選挙での東京の情勢がかなり厳しい事情がある。首都決戦に敗れれば自民党の党勢に深刻な影響を及ぼすことから3人の候補者が出馬して派手にピーアールする必要があった。
 
 森元総理と参議院のドン青木幹雄氏は、本命麻生、対抗与謝野という構図で総裁選挙のシナリオを書いた。しかし小泉支持勢力がどうしても小池百合子擁立にこだわる。小池出馬は町村派の分裂を意味するから森元総理には不快な話である。しかし衆議院選挙を前に派手な選挙で自民党を宣伝する必要があると言われれば反対する訳にもいかない。それならば圧倒的な差をつけて小池氏を潰すしかない。小池氏が2位になれば自民党は小泉路線を巡って真っ二つになる。それを避けるためにも小池氏を2位にさせるわけにはいかない。そこで「刺客」が考えられた。それが石原伸晃氏の出馬である。小泉支持勢力の票を分散させるために石原氏は出馬させられた。
 
 誰もが驚いたのは石破氏の出馬だった。担いだのは津島派の中堅・若手で、青木氏が与謝野支持で派内をまとめようとしたことへの反逆である。しかもかねてから津島派の総裁候補を自認してきた額賀福志郎氏が無視された。津島派はバラバラである事が今回の総裁選挙で明らかになった。石破氏は石原氏と違って麻生氏に対する「刺客」である。石破氏が出なければ麻生氏一人だけが地方選出議員で残りは全員東京選出議員だった。選挙は東京対地方の構図になり、地方票は圧倒的に麻生氏に流れるはずだった。石破氏は地方票で麻生氏に次ぐ2位となり4票を獲得した。石破氏の出馬がなければ麻生氏は地方票の98%を獲得したはずである。石破出馬の背後には反青木、反麻生で行動する野中広務氏の影がちらつく。
 
 ともかく石原氏が出馬したことで小泉支持勢力は分断され、小池氏は2位になる事が出来なかった。そして石原氏と小池氏の国会議員票を足しても小泉支持勢力は自民党議員の2割に過ぎない事が明らかになった。これでは小泉支持勢力は自民党から分裂して新党を立ち上げることも難しいのではないか。自らを非情の政治家と呼んだ小泉氏が今回の選挙で小池支持を公言した事が私には不思議だった。衆議院選挙後に政界再編を仕掛けようとするならば深く静かに潜行すると思っていたのに、中途半端な形で表に出てきた。その真意を図りかねている。それとも衆議院選挙に自民党が敗れれば、自民党は再び反小泉路線から一転して自分に救いを求めてくると考えているのだろうか。
 
 今回の総裁選挙の結末はシナリオ通りに本命麻生が勝ち、2位が与謝野になった。しかしそれで本来の目的を達成したかと言えばそれはかなり疑わしい。本来の目的とは衆議院選挙に勝つことである。まず気になるのは東京選出の3人だ。本来は自身の衆議院選挙を有利にするために総裁選挙に出馬したはずだが、総裁選挙が低調だったこともあって、3人ともイメージを上昇させたとは言いがたい。むしろ総裁選がマイナスに作用する可能性がある。民主党はまだ3人の対抗馬を公認していないが、相当に苦しい選挙になると思う。
 
 麻生新総裁も民主党を批判しているだけで、国民の琴線に触れるメッセージを発する事が出来たかと言えば、そのような気がしない。押したり引いたりするところに政治の妙があり、そのタイミングを見極める能力が政治家には必要である。喧嘩上手の小泉元総理はそのあたりが絶妙だった。しかし麻生氏は安倍前総理と良く似ていて攻める事しか知らないように思える。守りが出来るタイプには見えない。民主党批判に熱中する余り問題発言を犯す恐れもある。どうも自民党は参議院選挙に惨敗した安倍前総理と全く同じタイプのリーダーを衆議院選挙の顔に選んでしまったような気がする。
(田中良紹)

 

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