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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081121dde001010071000c.html
国会同意人事：政府、公取委案を撤回 「肩書偽装」を問題視
政府が提出予定だった７機関２０人の国会同意人事案件のうち、６機関１９人について２１日午前の参院本会議で採決され、２機関の計８人が野党の反対多数で不同意となった。
公正取引委員会委員に上杉秋則・元公取委事務総長をあてる案は政府が取り消し、採決が見送られた。政府は近く新たな人選を行ったうえで国会に提示する。
民主党の調査で、上杉氏が資格がない弁護士の肩書で寄稿していたことが判明。同党が２０日に不同意方針を決めたことを受け、政府は２１日午前の閣僚懇談会で人事案の撤回を決めた。与党からも「前代未聞の失態」との指摘が出ている。
ＮＨＫ経営委員会委員には４人が提示されたが、前田晃伸みずほフィナンシャルグループ社長ら３人が不同意となった。省庁の天下りあっせんを監視する「再就職等監視委員会」の委員長と委員４人も不同意となった。
６機関１９人の同意人事案は午後の衆院本会議でも採決され、全員が同意されたが、衆院の優越規定がないため、参院で不同意となった８人は役職に就任できない。【山田夢留】
毎日新聞 2008年11月21日 東京夕刊
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