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【毎日「森現象」化する麻生首相】(結局、密室で森が選ばれた時点の自公政権に戻って、国民に断罪される事になりそうです)
http://www.asyura2.com/08/lunchbreak14/msg/247.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2008 年 12 月 03 日 16:41:03: 4sIKljvd9SgGs
 

http://mainichi.jp/select/seiji/matsuda/news/20081202org00m010001000c.html
「森現象」化する麻生首相

吉田首相は「バカヤロー」「無礼者」と暴言 衆院予算委で、西村栄一の質問にステッキを握りしめ立ち上って怒る吉田茂首相(1953年02月28日撮影) 麻生太郎首相の放言、失言が止まらない。しかも、公の席だ。「医師には社会的常識が欠落している人が多い」と全国知事会で酷評するが、結局は日本医師会からの謝罪要求に応じざるを得なかった。謝罪した当日に開かれた政府の経済財政諮問会議で、今度は「たらたら飲んで、食べて何もしない人の分のカネを何で私が払うんだ」と、予防医学に不熱心だと患者批判を展開した。これも、謝罪に応じた。

 政権発足後初の党首討論でも、民主党の小沢一郎代表に言葉の軽さを糾弾された。さすがの麻生も「首相としてもっと重さが出るよう、今後とも努力したい」と、下手に出るしかなかった。

 歴代首相でも失言、放言で窮地に立たされた事例は枚挙にいとまがない。麻生の祖父、吉田茂首相も野党の質問者に「バカヤロー」と発言し、解散の糸口を作ってしまった。当時の毎日新聞からそのやりとりを再現する。

−−首相は国際情勢を楽観しているが、いかなる根拠に基づくか。

吉田「アイゼンハワー米大統領にチャーチル英首相をはじめそのような見解を語っている」

−−欧米の政治家の見解を聞いているのではない。

吉田(この一言に憤然と席を立った首相は、手にした書類で卓をたたきながら)「私は日本の総理大臣として答弁しているのである」(こみ上げる憤怒に耐えきれぬといった表情で語尾も震えている)

−−首相は興奮せずに答弁されたい。(とヤユ的にたしなめかかると、首相は自席で中腰のまま『無礼なことをいうな』『無礼者ッ』『バカヤロー』と続けざまに低いが会議場に聞こえるような激しい声でいう)

−−何が無礼だ。

吉田「無礼じゃないか」

−−質問しているのに何が無礼だ。日本の総理大臣として答弁できないのか。

吉田「バカヤロー」

−−(首相に食ってかからんばかりの勢いで)国民を代表する国会議員に対し“バカヤロー”とは何言だ。東条(開戦時の首相)以上の暴言である。いまの暴言は取り消せ。(と大声で叫べば議場は一しゅんしゅんと、次の首相の出方を注視。ここで首相はことの重大さに気づいたごとく口辺をやややわらげながら立って)

吉田「ただ今私が言った言葉は明らかに不適当だと思うからはっきり取り消す」

 麻生の舌禍事件と顛末は類似している。与党の自由党内からの造反で、内閣不信任案は可決し世にいう「バカヤロー解散」に至るが、選挙結果は過半数には至らないが自民党が第1党となり吉田は引き続き政権の座に就いた。

 吉田と並んで戦後を代表する大宰相の一人に数えられている中曽根康弘元首相も舌禍事件を何度か起こした。就任から程なくの訪米で「日米は運命共同体」「日本を対ソ不沈空母にする」などと発言、物議を醸した。前任者の鈴木善幸首相はレーガン大統領との日米首脳会談後に発表された「同盟」で悶着を起こしていた。「同盟には軍事的意味合いはない」と鈴木は突っ張り、伊東正義外相は辞任した。そんな中での中曽根発言だけに、野党もマスコミも総じて批判的だった。

 だが、中曽根発言は国内的には「放言」と受け止められたが、レーガンとの間の「ロン・ヤス関係」構築には有効に働いた。対する麻生の発言はどうだろうか。「森(喜朗元首相)と同じ軌跡をたどっている」と、閣僚経験のある自民党若手は指摘する。

 森は2000年、病に倒れた小渕恵三首相に代わって首相を務めた。当時の自民党も参院では過半数を占めることができず公明、保守両党との連立政権を組んでいた。小渕政権下で森は幹事長を務めており、自民党内の"常識"では順当な人事であったはずだ。

 その一方で、森はそれまで1度として総裁選に名乗りを上げることはなかった。総裁選に出馬となれば、自らが目指すわが国の基本政策から具体的な政策まで国民の前に示さなくてはならない。つまり、森は党内的にはメインプレーヤー候補だが、国民の間ではサブプレーヤーに過ぎなかった。加えて、党員選挙を省き、当時「5人組」と呼ばれた党幹部間で決められた選出過程は「密室政治」と、世のひんしゅくを買った。

 就任後ほどなくしての「天皇を中心とする神の国であるぞ、ということを国民の皆様にしっかり承知していただく思いで、われわれが活動して30年になる」と、復古調の「神の国」発言で世の反発を受けた。その1月後、総選挙を前に「無党派層は関心がないなら寝ていてくれればいい」と、無党派層の心理を逆なでした。自公保の与党3党は後退したが、絶対安定多数を確保した。

 しかし、森人気は低落の一途をたどり政権末期には、毎日新聞の調査では竹下登政権と並ぶ歴代最低の9%を記録した。森は夏の参院選を前に退陣することを決断、総裁選の繰り上げ実施を指示した。

 森と比較すると麻生は総裁選にも何度も出馬しており、メインプレーヤーであることは自他共に認められていた。先の総裁選でも、圧倒的な勝利を収めた。にもかかわらず、就任早々から自民党内ではブーイングが起きた。一つは、指導力を誇示しようと、早い段階で結論めいたことを口にし、閣内や与党内から異論が出ると、今度は前言を否定する。発言のブレが世論の反発を一層呼んでいる。もう一つは、テレビ政治時代にもかかわらず、視点が高いことだ。

 麻生は著書「祖父吉田茂の流儀」の中で「祖父はマスコミを本気で相手にしなかった」と記している。麻生はいたるところで吉田の政治流儀を真似ようとしている。対マスコミの姿勢も「おれは新聞の情報をもとに判断しない。読んでいないから」と、広言している。

 そればかりか日常の取材でも、「あなたの誘導尋問にひっかかって、うかつなことをいわせられると・・・・」と、メディアへの敵愾心を露わにする。吉田の時代のマスコミは新聞だった。しかし、現在はテレビ政治時代だ。カメラの向こうにいる視聴者の視線を十分に考慮しなくてはならいはずだ。吉田を真似るにしても、時代にマッチさせる配慮も必要だ。高踏的態度では森政権の二の舞になる可能性が高い。「森現象」化を阻止することが、次期総選挙を乗り切る何よりの要件だと思えるが・・・。(敬称略)

2008年12月2日

 

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