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http://mainichi.jp/area/okayama/news/20090101ddlk33040120000c.html
倉敷チボリ公園：華々しく閉園 深夜に花火、名残惜しむ市民 ／岡山
倉敷チボリ公園（倉敷市寿町）は３１日、営業最終日を迎え、名残を惜しむ多くの人たちで終日にぎわった。深夜には約３０００発の花火が上がり、新年へのカウントダウン。華々しく閉園した。
この日は午後５時までに約１万１０００人が入場。９８９回目の来園という同市安江、無職、門野美智子さん（７３）は、９７年の開園時に定年を迎えた夫と通い続けた。「明日から老後の楽しみがなくなる。知事や議員たちがもっと頑張ってくれれば」と残念そう。兵庫県から来た藤本稔さん（４０）、智美さん（同）夫妻は今春からのリピーターで、「スタッフや他の客とも顔見知りになった。こんな家族的なテーマパークはほかにはなかった」と感極まった様子。２年間、１日３回の音楽ショーをこなしてきたスロバキア出身のマリオさん（３８）は「お客さんのおかげで趣味だった音楽を職業にすることができた」と涙を浮かべた。
運営するチボリ・ジャパンは新年から清算会社へと移行する。坂口正行社長は「残念な結果になった。最後まで支えてくれた市民や株主、従業員の皆さんに感謝している」と話した。【山崎明子】
毎日新聞 2009年1月1日 地方版
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