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Re: 「宇宙が閉鎖系なら、永久機関ではない。開放系なら宇宙は永久機関である」と等価と思う
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/356.html
投稿者 短足鰐 日時 2008 年 7 月 23 日 22:41:05: 1dEIvwQCPSw5M
 

(回答先: 科学の常識は間違っている。 永久機関は「実在する。」 投稿者 考察者K 日時 2008 年 7 月 22 日 22:14:23)

 Kさんの問題提起は面白いと思います。Kさんの主張を鰐流に言い換えると、「宇宙が閉鎖系なら、やがて熱的死(ヒートデス)を迎え、永久機関ではない。開放系なら宇宙は熱的死に至らず永久機関であるつづける」のようになると思います。
 WIKIでは宇宙を閉鎖系とみて、熱的死があり得るとしているようです。熱的死はまさに死の世界で、あらゆる生命活動は停止してしまいます。
 しかし、宇宙を閉鎖系であると断定してよい何の科学的知見も得られていないと思います。逆に開放系であるという知見も得られていないが、やがて宇宙が熱的死を迎えるとするのは、即断だと思います。
(熱力学の法則は閉鎖系に適用される。水のみ鳥は、外部と完全に遮断された閉鎖空間のなかでは、コップに水が十分あってもやがて動きを止める)。

 中国の宇宙物理学者、方励之夫妻は、宇宙が閉鎖系か開放系かには触れず、宇宙に遍満する重力の存在が、宇宙の熱的死を回避できる可能性を指摘しています。熱的死が回避できれば、宇宙は永久機関であると言い換えても間違いではないと思います。つまり、永遠に生成と消滅を繰り返し変転し続ける宇宙の姿です。

『方励之が語る宇宙の始まり』方励之・李淑嫺/講談社‘90年より抜粋
〈膨張が熱的死から宇宙を救う〉
 宇宙が膨張していると、放射(Tr)は半径(R)に反比例して低くなる。
粒子の温度(Tm)はRの二乗に逆比例して減少する。したがって、宇宙が膨張する過程でTrとTmとが常に等しいということはありえない。はじめに、
Tr=Tmであったとしても、膨張すればTrはTmよりゆっくり低下するから、Tr>Tmとなるはずである。すなわち、宇宙の膨張によって、温度の等しい状態は温度の異なる状態へと変化する。これは熱的死の理論の予言とは正反対である。このように、宇宙の膨張は、熱的死という結末から宇宙を救うのである。
宇宙の膨張は重力の相互作用に基づいている、以上の分析をまとめると、重力を考慮に入れさえすれば、熱的死という結論を回避できる可能性があるといえよう。

〈重力が混沌から秩序を生む〉
 熱力学の第二法則によって決定される進化の様式は
  構造→無構造
  非一様→一様 である。
 もし箱の中の分子間にはたらく重力の影響が完全には無視できない場合、どういう結果になるだろうか。はじめに気体分子の分布は一様だったと仮定しよう。重力が存在すると、この平衡状態は不安定になる。どこかの密度が局所的に高くなると、その部分の重力が大きくなり、より多くの分子を引き付け、密度はますます高くなる。同様にある部分の密度がゆらぎによってわずかに低くなると、その部分の重力は小さくなり、分子は逃げ、密度はますます低くなる。要するに、小さなゆらぎが、一様な状態を完全に破壊するのである。
 したがって、重力が強い系では、進化の方向は、
  無構造→構造
  一様→非一様
である。
 宇宙は、どこでも重力が主要な役割を果たしている。したがって、初期の宇宙が一様で構造を持たなくても、非一様で構造を持つ状態が自発的に生成される。さまざまな規模の銀河団が形成されたのは、このような非一様化の過程によるものである。
・世界はなぜますます複雑になっていくのだろうか。それは重力が存在するからである。なぜ単純なものが複雑になるのだろうか。それは重力が存在するからである。
 熱力学的平衡状態から、どのように熱力学的非平衡状態が生成されるのか、これもまた重力が存在するからである。もちろん、こうしたメカニズムが働くためには、重力のほかに、粒子と放射というような、異なる物質形態が宇宙に存在することも必要である。
【鰐注】「混沌」=エントロピーの大きな状態。「秩序」=エントロピーの小さい状態。

熱的死 - Wikipedia
http://www.google.co.jp/search?rlz=1T4ADBR_jaJP269JP269&hl=ja&q=%E7%86%B1%E7%9A%84%E6%AD%BB&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

エントロピー - Wikipedia
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4ADBR_jaJP269JP269&q=%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%94%E3%83%BC&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

永久機関『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E4%B9%85%E6%A9%9F%E9%96%A2

 

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