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日本人全員平等の脱石油農業は可能か
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投稿者 JPLAW 日時 2008 年 9 月 24 日 21:38:02: 8Qw.LQgdpBEaI
 

日本人全員平等の脱石油農業は可能か

世界経済崩壊後に日本人に一人も餓死者を出さずに済むかを考察しました。

1. 日本の農地はどれだけあるか?
 日本の国土は37.8万kuあり,そのうち田んぼと畑を合わせた農用地の面積は12.6%⇒4.7万kuあります。田の面積は2006年現在で,2.4kuです。1969年には,田の面積は3.2kuありました。減少分0.8kuは,宅地・工業用地・畑への転用・休耕田・耕作放棄などによると見られます。いよいよ食べるものがなくなってくれば,再水田化や新田開発などが期待できますから,少なくとも過去最大面積の3.2万kuは確保できると考えていいでしょう。
 次に,畑の面積は,2.1万kuあります。水田に戻すと確実に減少しますが,こちらも耕作放棄地の再利用や開拓(元は耕作地だったが,植林した土地などを元に戻す)などで現状程度は確保できるでしょう。
 (2006年現在の田と畑の合計が4.5kuで農用地面積の4.7kuより少ないのは,あぜ道や耕作できない斜面などを除いたためです。)

利用できると期待できる田の面積=3.2万ku
利用できると期待できる畑の面積=2.1万ku

2. 一人当たりに必要な耕作面積
 日本人の米の最大消費量は,118kg/人・年(1963年)でした。その後,「食の多様化」=外国からの食料輸入によって半分近くまで消費量が減ったのはご存知の通りですが,経済崩壊で外国から食糧を買うことができない前提ですので,最大消費量118kg/人・年で考察します。ちなみに,この118kg/人・年は,一日あたり0.323kg/人=2.13合/人であり,茶碗約4〜5杯分に相当します。少食の高齢者がとりあえず多い状況ですから問題ない量でしょう。
米の消費量=118kg/人・年
 この量を生産するのに必要な田の面積は反収でわって求められます。水田から取れる米の量は,年々向上していて,1965年で400kg/10アール・年,1996年で502kg/10アール・年でした(日本全国の平均)。後に述べるように,機械化農業=石油依存農業を止めてもそれほど反収は減少しないと期待できるのですが,素人に作らせる(当然人力農業=自給自作が基本です)ことや,数年間は慣行農法に痛めつけられた農地を使わざるを得ないので,400kg/10アール・年と少なめに見積もります。
118kg/人・年÷400kg/10アール・年=2.95アール/人=295u/人
 一方,野菜や根菜,果物もある程度の自給が望ましいです。(おかずがないと困ります)果物は難しいですが,野菜や根菜だけなら一人当たり「2〜3坪の土地で充分」だそうです。余裕を見て,15u/人とします。

一人当たりに必要な水田面積=295u/人
一人当たりに必要な畑面積=15u/人

3. 日本人1億3千万人を食べさせるの必要な田んぼと畑の面積
 上の数字に1億3千万をかけるだけです。
295u/人×1億3千万人=384億u=3.9万ku
15u/人×1億3千万人=20億u=0.2万ku

日本人1億3千万人を食べさせるの必要な田んぼの面積=3.9万ku
日本人1億3千万人を食べさせるの必要な畑の面積=0.2万ku

4. 上記の考察・計算結果から

田んぼの面積は,0.7万ku不足
畑の面積は,1.9万ku余剰

という結論になります。
1.9÷0.7=2.7(倍)
であり,単位面積あたりのカロリー収穫が,コメの37%以上ある作物を畑で作れば1億3千万人の人間が取り敢えず餓死せずに,満腹感を味わって生活できることがわかりました。牛肉・豚肉をがまんすればみんな平等につつましい健康的なベジタリアンになれます。
 以上,かなり大雑把な考察です。温暖な地方では,二期作,二毛作ができるので,現在の水田面積でも充分おつりがくる可能性もあります。

参考ページ:平和党公式ホームページ 「軍隊が必要」とか「原爆を保有しても良い」など,支配・被支配構造を直視しない妄想家のラビ・バトラに影響されているところを除けば,自給・自作経済の主張は相当部分で賛同できるページです。

 「自分さえ良ければ良い」という人間が多数の今のままの状況では,戦争が起こり,原発・核燃料再処理工場が破壊され,放射能に侵されてみんな死んでいくという最悪パターンがもっともありそうですが…。まあ,希望を捨てずということで考察しています。

 うばい合えば足らぬ、わけ合えばあまる

5. 生まれてから一度も農業をしたことがない人間が機械なしで食物を作れるか?
 もちろん,技術指導する人間は必要です。また,専業農家でも機械に頼って=石油に頼っている今の農業は,経済崩壊後は絶対に不可能です。
 わたしたち日本人は,すばらしい先人を持っています。

不耕起栽培,自然農,無農薬・無肥料,…

 こういうキーワードで具体的な成果を挙げている人が日本にはたくさんいます。すごい農業をやっていても無名のうちに過ごしている人もたくさんいると思いますが,有名な人は,

福岡正信(ふくおかまさのぶ)さん
川口由一(かわぐちよしかず)さん
岩澤信夫(いわさわのぶお)さん

です。
 福岡さんはまさしく超人ですので,「神がかっている」と眉につばを付けられる可能性もありますが,岩澤さんはもともと金儲けで農業を始めた人ですので,一般人には理解されやすいと思われます。福岡さんも岩澤さんも不耕起栽培で,(農薬と化学肥料と大型農業機械を使った)慣行農法以上の反収を実現しています。これは実践の話であり,全国の多くの農民・学者・役人,…が見学・視察に来て自分の目で見ているのですから動かしがたい事実です。
 こういう画期的な農業がなぜ普及しないのでしょう。簡単なことです。農機具会社はつぶれます。化学企業の農薬部門もつぶれます。田んぼを引っ掻き回して「耕地整理」する土建屋も不要です。うそ八百で農民を「指導」してきた農林水産省の役人,農協職員も失業します。
 そして,以上の人間たちをまとめ,彼らにたかって私服を肥やしてきた保守政治家・高級官僚は金づるがなくなります。(殺された石井紘基議員の怒りを共有せよ。(「だれも知らない日本国の裏帳簿」P78,79))
 以上の人間がよってたかって,不耕起栽培を無視して一般農民に教えず,無駄な石油浪費型の農業を推し進めてきたのです。

 岩澤さんのコメ作りを紹介した以下のビデオをご覧ください。スバラシイ!! です。感動しますよ。

生きものの豊かな田んぼ (1) 日本の農業はコメだ
(約25分間)

耕さない田
岩澤信夫
自然農法 わら一本の革命



 

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