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「最古の動物の化石」を発見(WIRED VISION) − エディアカラ化石群を遡るクリオジェニアン紀のもの
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/467.html
投稿者 シジミ 日時 2009 年 2 月 08 日 00:32:44: eWn45SEFYZ1R.
 

          エディアカラ紀生物のジオラマ/WikiMedia Commons


http://wiredvision.jp/news/200902/2009020523.html
http://wiredvision.jp/blog/wiredscience/200902/20090205111044.html

アラビア半島の油田で発見された化石の痕跡は、これまでで最も古い動物の形跡だ。これによって、多細胞生物の起源は6億3500万年前以前までさかのぼることになる。

この動物の痕跡は、従来の化石とは異なり、「化石の残影」のような感じだ。つまり、研究チームが発見した化石の痕跡は、24-イソプロピルコレスタン(24-isopropylcholestane)という名称の脂肪質の化学物質。これは、海綿動物の中の最も一般的な種類である普通海綿鋼(Demospongiae)の骨格構造にのみ見られる物質だ。海綿は、一部の科学者たちによって、あらゆる動物の最古の共通の祖先だとみなされている生物の子孫だ。

「これは、明らかに最古の動物の痕跡だ」と、カリフォルニア大学リバーサイド校の地球化学者Gordon Love氏は述べている。Love氏は、2月4日付けの『Nature』誌に掲載された研究論文の主執筆者だ。

Love氏の研究チームは、オマーンの原油を扱う企業が採掘した堆積鉱床の分析中に、今回の化石を発見した。

この堆積物は、スノーボールアースと呼ばれる極度の低温状態の後に訪れたクリオジェニアン紀の末期のものだ。

[スノーボールアース仮説は、先カンブリア紀の終わり頃(6億〜8億年前)に激しい氷河時代が存在し、地球全体が赤道付近も含め完全に氷床に覆われた時期を繰り返したという説。クリオジェニアン紀は、8億5000万〜6億3500万年前で、2つの氷期を含み、スノーボールアース現象もあったと考えられている]

現在まで、最古の動物の化石は、クリオジェニアン紀の次の地質時代であるエディアカラ紀のものとされてきた。[エディアカラ紀は約6億2000万年前〜約5億4200万年前。エディアカラ化石群は、オーストラリア、アデレードの北方にあるエディアカラの丘陵で大量に発見される生物の化石群。クラゲ状の「ネミアナ」、楕円形をしたパンケーキ状の「ディッキンソニア」をはじめ、直径数十cmにもおよぶ多種多様な軟体性の生物が見られ、地球最古の多細胞生物ではないかと考えられてきた。その大部分がカンブリア紀の始まる前に絶滅した]

科学者たちはエディアカラ化石群が、本当に動物の生命の誕生を示すものなのか、あるいは化石の記録の始まりにすぎないのか決めかねていた。今回の新しい発見は、エディアカラ紀以前にも動物が確かに出現していたことを示している。これらの原始的な海綿体が、それから1億年以上の時間が経過したカンブリア紀初期に、成熟した複雑な生理機能を持つようになったのだ。

[およそ5億4200万年前から5億3000万年前の古生代カンブリア紀に、突如として、今日見られる動物の「門」が出そろったカンブリア爆発が起こった]

最近の研究結果の中には、「最初の動物」は平板動物(板形動物)門の系統だったと主張するものもある。このアメーバ状の生物は、ゲノムの塩基配列が2008年に解明され、遺伝子に関する古代系統の手掛かりを与えた。だがこうした分類学上の論争はあるとしても、今回の化石が最古であることは確実だ。ウラン年代測定と、化石が発見された堆積場所の両方によって、この化石がクリオジェニアン後期のものであることが確認されている。

「どの動物が最初に枝分かれしたのかについては、生物学者の間でも意見が分かれるだろう。だがそうだとしても、これが最も根本の動物であることは間違いない」とLove氏は述べた。

なお、今回の論文には、Jochen Brocks氏とNicholas Butterfield氏によるコメンタリーも付属しており、24-イソプロピルコレスタンを残したのは海綿以外の生物である可能性を指摘している。

参考文献: "Fossil steroids record the appearance of Demospongiae during the Cryogenian period." By Gordon D. Love, Emmanuelle Grosjean, Charlotte Stalvies, David A. Fike, John P. Grotzinger, Alexander S. Bradley, Amy E. Kelly, Maya Bhatia, William Meredith, Colin E. Snape, Samuel A. Bowring, Daniel J. Condon & Roger E. Summons. Nature, Vol. 457 No. 7229, Feb. 4, 2009.

"Early animals out in the cold." By Jochen J. Brocks and Nicholas J. Butterfield. Nature, Vol. 457 No. 7229, Feb. 4, 2009.

{この翻訳は抄訳です}

[日本語版:ガリレオ-天野美保/合原弘子]
 

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