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創造説のナンセンスな変異 米国事情(日経サイエンス)
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/477.html
投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 2 月 25 日 20:51:10: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0904/200904_098.html

 生物は進化したのではなく,クリエーターたる神が創造した……。米国では創造論者たちが依然として公立学校での進化教育に反対する運動を続けている。創造説を進化論に代わる信頼できる説であるかのように装い,「インテリジェント・デザイン」という名前をつけて偽装するなど,その戦術を巧妙に適応させてきた。また,進化に関して科学的な異論があるかのように偽って伝える,創造説教育の擁護は学問の自由を守ることであると装ってみせる,などの戦術もある。
 いくつかの州で立法化されたアンチ進化論法がなぜ悪質かは明らかだ。創造説を科学的に信用できる説として教えるか,進化論に科学的な異議があるとミスリードすることによって,進化について生徒に誤った教育を行うよう,教師と地域の学区を仕向けている。進化科学の広範な領域は,どこから見ても科学的に確立したものだ。公立学校の教科書とカリキュラムは,そうした基本的で明快で異論のない事柄を正確に提示している。進化論が危機にさらされた説であると生徒たちに教えるのは,端的にいって,ウソを教えることだ。
 さらに,このウソは危険なウソだ。現代進化論の確立に貢献した遺伝学者ドブジャンスキー(Theodosius Dobzhansky)が36年前にいみじくも述べたように,進化に照らして考えない限り,生物学のすべては意味をなさない。進化なしでは,なぜ生物界が現在あるような形で存在し,別の様相にならなかったのかを説明するのは不可能だ。進化について適切な知識を得る機会が生徒に与えられなかった場合,基本的な科学リテラシーを欠いてしまうだろう。この科学リテラシーは,医学やバイオテクノロジー,環境に関する問題がますます重要になる未来において,労働者と消費者,政策担当者に不可欠だ。
 こうしたアンチ進化論法案の通過はつまるところ科学ではなく政治から生じるものであり,これを根本的に断つのは科学の進歩にはよらない。科学教育の健全性を心配する市民が,そうした立法化の動きに終止符を打つべく進んで行動することが必要だろう。


著者
Glenn Branch/Eugenie C. Scott

ブランチはカリフォルニア州オークランドにある全米科学教育センター(NCSE)の副理事長,スコットは理事長。米国の公立学校における進化教育を守るために働いている。「Not in Our Classrooms: Why Intelligent Design Is Wrong for Our Schools」を共著。ブランチは哲学を学び,さまざまな疑似科学を長年にわたって監視してきた。スコットは自然人類学者で,大学教授を務めた経験がある。反進化論運動に関する権威として国際的に知られ,NCSEでの活動に対して多くの賞と名誉学位を授与されている。

原題名
The Latest Face of Creationism (SCIENTIFIC AMERICAN January 2009)

 

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