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日弁連、レッドパージで救済勧告 兵庫の3人対象【共同通信】
http://www.asyura2.com/08/news7/msg/112.html
投稿者 gataro 日時 2008 年 10 月 28 日 20:56:27: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10157397202.html から転載。

2008-10-28 19:55:59
gataro-cloneの投稿

日弁連、レッドパージで救済勧告 兵庫の3人対象【共同通信】
テーマ:共産党/共産主義

日弁連は、いわゆるレッドパージで職場を追われた兵庫県関係者3人が人権救済を申し立てていることに対して、国と企業は名誉回復や補償などの救済をするよう勧告した。

この3人は、兵庫県内の大橋豊(78)=電気通信省(当時)=、安原清次郎(87)=川崎製鉄(同)=、川崎義啓(91)=旭硝子=の各氏で、いずれも日本共産党員であることだけを理由に、1950年、免職・解雇されたものである。

このうち大橋豊さんはレッドパージ後、小生が加入している医療生協で活躍されてきた方なので、直接の知人ではないが集会などで顔はよく存じ上げている。その大橋さんが「しんぶん赤旗」紙面で心境を語っておられるので、共同通信記事に続けて転載しておく。

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http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008102701000459.html

日弁連、レッドパージで救済勧告 兵庫の3人対象(共同通信)

 戦後の連合国軍総司令部(GHQ)占領時代、日本共産党員らが公職や企業から追放されたレッドパージをめぐり、兵庫県の3人が人権救済を申し立てていたのに対し、日弁連は27日までに、名誉回復や補償をするよう国と企業2社に勧告した。

 レッドパージから半世紀を経ても名誉回復がなされないため、2004年に3人が申し立てた。

 「レッド・パージ反対全国連絡センター」によると、3人の申し立て以降、全国で約70人が同様に救済を求めている。日弁連の勧告は初めて。

 勧告によると、3人は1950年、当時の電気通信省、旭硝子、川崎製鉄(現・JFEスチール)を日本共産党員であることを理由に免職、解雇された。

 勧告は「思想・良心の自由や法の下の平等、結社の自由を侵害し、深刻な被害をもたらした」と指摘。被害回復の措置を取らず、放置してきた国や企業の姿勢を批判している。

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20歳で被害 大橋豊さん(78)=神戸市/正義、認められた(「しんぶん赤旗」2008年10月28日付・5面)

 「58年たってようやく正義が認められました」

 レッド・パージは憲法違反として政府に犠牲者の名誉回復などを求めた日弁連の勧告に、大橋豊さん(78)=神戸市西区=は満面の笑みを浮かべます。

 1950年8月、神戸市中央電報局に勤めていた大橋さんら四人が局長室に呼び出され、「職場離脱」を理由に懲戒免職を言い渡されました。

 大橋さんは当時二十歳。労組支部の執行委員で、日本共産党員でした。局長は、「君は大家族で申し訳ないが」といいながら辞令を渡したといいます。

 父は他界しており、兄も台湾で戦死。残された五人家族の世帯主となっていました。

 当時の新聞は、大橋さんらの実名をあげて「赤追放」などと書き立てました。

 一家離散に

 大橋さんが実家に帰った際、母は、父の位牌(いはい)を手に「家族みんなを殺していけ」と叫びました。母は頭を丸めて尼寺に入りました。

 中学生だった下の妹はバス会社に就職が決まっていて、車掌になるはずでしたが、大橋さんの妹だということで採用を取り消されました。大橋さんは、そのことを妹から来たはがきで知りました。

 小さな文字でいっぱいに書かれたはがきには、「兄ちゃんは好きなことをしているけど、家族がどんなことになっているか知っているんか」とありました。大橋さんは、「このことはいまでも忘れられません」と、涙ながらに語ります。

 家族は一家離散となりました。

 大橋さんはパージ後、日本共産党の常任活動家、神戸協同診療所をへて神戸医寮生協で専務、副理事長を歴任。民主的医療運動に従事しました。定年後は、神戸市長田区で特養ホームづくりにとりくみ、阪神・淡路大震災後は、「ひょうご福祉ネットワーク」で被災者の巡回相談を続けています。日本共産党員として常に、苦しむ人たちを助けてきました。

 「ジグザグはありましたが、共産党員として生きてきたことに誇りを持っています」と大橋さん。

 名誉回復を

 2000年のレッド・パージ50年を機に、名誉回復、賠償を求める運動の先頭に。04年、他の犠牲者2人とともに日弁連人権擁護委員会に救済を申し立て、国連にも四度赴いて訴えました。

 勧告を力に、国にたいする裁判闘争を展望しています。

 「レッド・パージで家族に迷惑をかけたというつらい思いをずっと持っていました。同じように苦しんできた人たちが生きているうちに、何としても名誉回復をはかりたい」

 

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