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PCI前社長ら5人、詐欺で逮捕・事業費1億4000万円不正受給の疑い（日本経済新聞）
国の中国遺棄化学兵器処理事業で、大手コンサルタント「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」（ＰＣＩ）が発注元の内閣府から事業費約１億4000万円を不正受給したとして、東京地検特捜部は13日、同社前社長、多賀正義容疑者（62）＝特別背任容疑で逮捕＝を詐欺容疑で再逮捕し、新たにグループ会社幹部ら４人も同容疑で逮捕した。
ほかに逮捕されたのはグループ会社「遺棄化学兵器処理機構」の元社長、遠藤博之容疑者（68）、同元取締役、前田卓容疑者（50）、ＰＣＩ元取締役、栗原努容疑者（56）、同元部長、久賀伸生容疑者（56）。
調べによると、ＰＣＩは2004年度以降、同機構との随意契約で同事業を受注。担当役員だった多賀容疑者らは05年４月、同機構を通じて内閣府に04年度の事業費を請求する際、下請けに外注した業務も自社の技術者が行ったように偽装。特殊技能のある技術者は通常の約３倍の人件費が認められる仕組みを悪用し、内閣府から約１億4000万円をだまし取った疑い。(13日 21:04)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080513AT1G1303913052008.html
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