投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 1 月 31 日 21:52:45: YdRawkln5F9XQ
(回答先: 映画『母べえ』を観る(井手敏博の日々逍遥) 投稿者 gataro 日時 2008 年 1 月 31 日 21:25:15)
私は日本共産党というのは元々革命的ロマンティシズムとでも言うべきものにあふれていたと思います。「失うものが無い」者たちの不屈の精神が。それが戦後の63年間を経て失われていったように思うのです。それは「失うものを持った」ためになった事ではないでしょうか?特に共産党の上層部は長年に渡って結構「いい生活」をしてきたのではないでしょうか?共産主義者同盟などの新左翼はこの失われつつあったロマンティシズムを引き継ぐ形で興ってきたように思います。理論的に色々な事はあったかと思いますが樺美智子さんの死に大きな意味を付与したように思います。今、左翼にどんな文化があるのでしょうか?プロレタリア文学というのもありましたが答えが決まっているパターン化された人間像を描いても何も面白くなかったのではないでしょうか?文化の貧困こそが戦後左翼の凋落の主要な原因だと思います。山田洋次監督は人間を愛している監督だと思います。人間を手段化する思想との闘争こそが左翼が担わなければならない文化闘争ではないでしょうか?
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