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“殺人ギョーザ”袋に穴…意図的に農薬混入?(トラックバックが出来る産経新聞)
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投稿者 忍 日時 2008 年 2 月 05 日 05:34:49: wSkXaMWcMRZGI
 

“殺人ギョーザ”袋に穴…意図的に農薬混入?
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02/02 03:18更新
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記事本文 ≪裏側に3ミリ棒状突き刺す!?≫

 全国で500人以上の被害が出ている“殺人ギョーザ”事件で、兵庫県高砂市で中毒になった親子3人が食べたギョーザの袋に、穴が開いていたことが1日、兵庫県警の調べで分かった。故意に農薬が混入された可能性もあり、県警では殺人未遂容疑で捜査を始めた。大手商社の現役商社マンで、中国産食品の実態に詳しいジャーナリストの西法太郎氏は「従業員の誰かが、製造過程で意図的に混入したというのが、可能性としては一番考えられる」と指摘した。

 県警の調べでは、見つかった穴は幅3ミリの裂け目で、袋裏側の中央部分下部に1カ所あった。穴に近い部分のトレーにも1ミリの傷があった。科学捜査研究所が31日夜に見つけたもので、穴は自然にあいたものではなく、外部から人為的に棒状のものを袋に突き刺した可能性もある。県警は「家族や検査の担当者が穴を開けたことはない」と説明している。ただ、どの段階であいたのかは不明という。

 この袋の内部からは、有機リン系の猛毒の農薬「メタミドホス」が検出されている。

 警察庁によると、計7人の被害者が出た千葉の2件の袋からは穴は発見されていない。

 中国国家品質監督検査検疫総局は31日の記者会見で、日本で中毒問題を起こしている「天洋食品」(河北省)の冷凍ギョーザは昨年10月の製造後、輸出前の原材料の残留農薬検査に合格、緊急実施した当時の製品サンプルの検査でも異常はなかったとの暫定調査結果を発表した。

■昨年12月、従業員14人がクビ

 中国警察当局は刑事事件の可能性もあるとして、天洋食品に製造と輸出停止、製品の自主回収を命じた。ただ、外務省の劉建超報道局長は定例記者会見で、非を認める発言はなく、謝罪の言葉もなかった。

 「中国の工場では、従業員がサボタージュとして、意図的に異物を混入することは、実は良くあることなんです」

 商社マンとして、現在も中国からの食品輸入に携わる西氏はこう証言する。従業員が異物を混入をする理由としては、「会社に対する不満の発露だったり、個人的なストレスの発散だったり様々です」と語る。

 その結果、「表沙汰になっていないことも多いが、これまで汚れた手袋やタオル、針のような細かな金属、汚物などが入れられてきた。中国ではよくある話なんですよ」と打ち明ける。

 天洋食品は河北省では有力な企業で従業員は約700人。だが、西氏は「昔の体質を引きずりやすい国営企業である点が気になる」と指摘する。「国営企業にはルーズなところもあり、民間企業に比べて低賃金」であるため、従業員に不満が蓄積しやすく、労働争議も起こっていた。

 複数の元従業員によると、天洋食品では昨年12月末、ギョーザ製造をしていた約100人のうち、14人が理由もなくクビになっていた。多くの従業員が月給1000元(約1万5000円)、休みなしで1日13時間も働かされて、「少なくない従業員が不満を抱いていた」という。

 天洋食品のギョーザ工場は、材料を切ったり、具材を練る行程の一部が機械化されているほかは、従業員がほぼ手作業で作っており、梱包なども手作業だったという。

■工場内は「ルーズな状況」

 西氏によると、大手商社などでは、これまで苦い経験をしてきた結果、中国で取引をする工場には、従業員の徹底的な管理をさせているという。

 「従業員が製造現場に入る前には必ず持ち物検査を実施し、出る際にも、たとえば服のボタンがなくなっていないかといったチェックを必ずします」というのだ。

 実際に異物の混入があった工場などでは、製造現場に監視カメラを導入しているところもあるという。工場内に殺虫剤を持ち込めたり、内部に置いてあったとしたら、「考えられないくらいルーズな状況ということになるのでしょう」。

 西氏は「真相はあちらの当局が調べるしかないですから、あくまで推測ですが」とも断るが、現段階では内部の意図的な犯行の可能性が高いとみている。

 故意に毒物を混入した場合、殺人未遂罪を国外犯にも適用できる可能性があるため、警察庁では関係都道府県の警察本部に捜査を指示した。ただ、業務上過失致傷罪の国外犯の適用はできない。

■多量なら加熱では毒性減らせず

 警察庁の吉村博人長官は31日の記者会見で、「千葉、兵庫両県警で詳細な鑑定をし、関係者の事情聴取をしている。商品の流通経路を解明し、事実関係を究明していく」と説明。しかし、中国当局との連携については、「今のところ具体化していない」と述べるにとどまった。

 今後も被害は広がる恐れがあるが、防ぐ手だてはあるのか。農林水産省農薬対策室の専門家は「メタミドホスの成分を熱で分解し、毒性を減らすことができる」と説明する。ただ、「症状をみると、今回はそれほど少ない量とも思えず、混入が多すぎれば、加熱しても焦げるだけで、毒性を減らせない可能性もある」と警告する。

 水洗いも、「水で流して落とすというのは、ほかの農薬と同じだが、今回のように加工された後なら『ただ染み込むだけ』ということになりかねない」。

 今回、工場全体の殺虫のため燻蒸(くんじょう)で使われたとの推測も一部でなされているが、「メタミドホスはアブラムシなどの害虫に直接吸引させることで、殺虫するので、燻蒸用としては使わない」と否定的な見方をしている。


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/119898/

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記事本文  中国製ギョーザ中毒事件で、被害にあった兵庫県高砂市の家族が食べた冷凍ギョーザのトレイからも有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出されたことが2日、県警の調べで分かった。問題のギョーザと同一製造日の同商品8袋も鑑定したが、メタミドホスは検出されておらず、県警捜査1課は限られた袋にだけ殺虫剤が混入されたとみている。
 県警によると、家族が食べた冷凍ギョーザは、中国の「天洋食品」が昨年10月1日に製造した「中華deごちそう ひとくち餃子(ぎようざ)」。県警は、家族が購入した同県加古川市の「イトーヨーカ堂加古川店」から、事件発覚後に客が返品した同商品3袋を押収したほか、県内の系列店3店からも計5袋を押収。科学捜査研究所で鑑定したが、メタミドホスをはじめ薬物は検出しなかった。
 県警は今後、別の店などからも商品を集め、随時鑑定していく方針。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/120055/

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