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防衛省再編構想で波紋 背広組・制服組の統合図る大臣(朝日新聞)
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投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 2 月 13 日 22:16:06: twUjz/PjYItws
 

http://www.asahi.com/politics/update/0212/TKY200802120290.html

2008年02月13日11時43分

 防衛省の背広組(内局)と制服組(自衛隊)の統合を視野に入れた石破防衛相の「組織再編」構想が波紋を広げている。「背広優位」が崩れることへの背広組の反発は根強く、制服組も陸海空の中央組織を一元化することに対して「陸海空の新たな対立の火種につながりかねない」(自衛隊幹部)と不安視する。しかし、石破氏は月内にも背広組と制服組混成のプロジェクトチームを省内に立ち上げ、あくまで再編を進める意向だ。

 防衛省のあり方を見直すための官邸主導の改革会議で、石破氏は現在の内局と自衛隊を整理統合して(1)防衛力整備(2)部隊運用(3)国会や国民に対する説明責任――といった機能別で3部局にする案を提言。背広組が予算や政策決定を主導してきた組織のあり方を見直す必要性を強調した。

 背広組が優位になったのは、現憲法下で1950年に警察予備隊を発足させる際、戦前に軍部の権力拡大を招いた反省から、軍歴のない旧内務官僚が中心となって組織や制度作りをしたことにさかのぼる。

 その後54年に防衛庁・自衛隊が設置されてからも、長官による自衛隊への監督を背広組が補佐する役割は引き継がれてきた。その上で内局幹部に制服経験者を登用しない「不文律」は現在まで続いている。

 石破氏の発言の背景には「文民統制は選挙で選ばれた文民の政治家が背広組や制服組を含めた自衛隊組織をコントロールする仕組みで、背広組優位とは違う」との思いがある。

 だが、内局幹部は「制服組の権限が強化されれば『素人の背広組は部隊運用に口を挟むな』という風潮が強まる」と、石破構想に危機感を抱く。

 その一方で、石破氏は「陸海空が寄り集まった時に、防衛省トータルとして最適化が図られているかどうか検証されていない」とも語り、陸海空の各幕僚監部を内局とともに一元化することも念頭に置く。

 これに対し、制服組幹部は「陸海空の幕僚長の権限を一人に集中させると、出身母体以外のノウハウがないため適切な判断が下せない。陸海空の誰がトップになるかで、部隊の士気低下にもつながりかねない」と話す。

 陸海空自衛隊の統合運用をめぐっては、06年に発足した統合幕僚監部(統幕)に各自衛隊の部隊運用機能を移しつつある。自民党の防衛族も「組織再編よりも、まず統合運用を考えるべきでは」と冷ややかだ。

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