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イージス艦事故 救助開始14分後、通報16分後  『あたご』対応遅れる (東京新聞)
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投稿者 新世紀人 日時 2008 年 2 月 25 日 16:41:54: uj2zhYZWUUp16
 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022590135041.html

イージス艦事故 救助開始14分後、通報16分後  『あたご』対応遅れる
2008年2月25日 13時50分

 千葉県・房総半島沖で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」がマグロはえ縄漁船「清徳丸」に衝突した事故で、あたごの衝突後の対応について疑問の声が上がっている。救助作業の開始は衝突の十四分後で、海上保安庁への通報は衝突から十六分後だった。自衛隊は今後、事故後の通報などについて定めた訓令を見直す必要も出てきそうだ。

 防衛省によると、あたごは衝突一分後の十九日午前四時八分、「総員配置」の指示で就寝中の乗組員全員を起こすとともに、搭載された内火艇(二十三人乗りの大型ボート)や作業艇など三隻を海面に降ろす準備に入った。実際の救助作業は同二十一分に開始。国際VHF無線で第三管区海上保安本部(横浜市)に通報したのは同二十三分で、衝突の十六分後だった。

 さらにあたごが所属する護衛艦隊司令部への連絡は同四時三十三分、その上級司令部の自衛艦隊司令部に連絡が入ったのは同四十二分で、捜索などを支援する護衛艦「しらゆき」、試験艦「くりはま」が現場海域に到着したのは、衝突発生から約一時間半後だった。

 自衛隊は訓令で「重大事故は、ただちに海保に通報しなくてはならない」と定めている。防衛省によると、漁船などとの衝突を想定し、年数回は救助や通報の方法を訓練しているという。

 衝突十六分後の海保への通報について、防衛省は「遅いという批判は知っているが、今の段階では詳しく検証しないと評価できない」としながらも、「何にぶつかったか分からない段階では通報できない。状況を判断しなくてはいけない」と釈明する。

 一九八八年に死者三十人を出した潜水艦「なだしお」の事故では通報まで二十一分かかり、批判が集中した。今回の対応について、三管本部の島崎有平本部長は、二十一日の定例会見で「すみやかな通報が望ましい。(通報が早ければ)早く立ち上がることができたのは間違いない」と話している。

■漁師苦渋、捜索打ち切り 『生活もある…』

 イージス艦に衝突されたマグロはえ縄漁船「清徳丸」船長の吉清(きちせい)治夫さん(58)と哲大(てつひろ)さん(23)=ともに千葉県勝浦市川津=父子は依然、行方不明のまま。漁師仲間による捜索は二十五日早朝、悪天候のため、中止を余儀なくされ、この日で打ち切りになった。地元の川津港の岸壁には同日午前、川津地区の住民や吉清さん父子の親族が集まり、厳冬の海に両手を合わせた。

 地元の新勝浦市漁協川津支所では十九日の事故発生以来、仲間が漁を返上して捜索に当たったが、悪天候で二十三、二十四の両日は中止。浜で待つ女性らは毎朝、父子の発見を願い、海に向かってお経を唱え続けた。

 吉清さん父子の家族からは「これだけやっていただいたから」と捜索打ち切りの申し出もあったが、仲間らは「もう一回だけ」と二十五日に再度、捜索に出る予定だった。漁協の外記栄太郎組合長は「(父子が)生きていることは99・9%ないと思う。何とか手掛かりがほしかったが、生活もありいつまでも捜索は続けられない」と悔しい胸の内を語った。「全国を守る海上自衛隊をいつまでも縛っておけない」と海自側にも捜索縮小を申し出た。

 冷たい風が吹き付ける同港の岸壁では二十五日午前、住民らの気持ちに区切りをつけるため「浦じまい」という漁師町の儀式が行われ、吉清さん父子の親族や住民約二百人が海に向かってお経を唱えたり、海に供え物を投げ入れるなどした。

 「てつひろ、おとうちゃん」。治夫さんの叔母の板橋よし子さん(76)は涙ながらに叫び、「二人が見つかってほしいが、(漁師仲間を)危険な目に遭わせることはできないから…」と話した。

<衝突前後の「あたご」の動き>

 (※防衛省や三管本部の調べなどによる)

【2月19日】

午前3時45分 あたごの当直全員が交代を開始

    55分 交代後の右舷の見張り員が漁船の赤灯を視認(当直士官に連絡せず?)

 同4時5分 同じ見張り員が漁船の緑灯を確認し連絡

    6分 自動操舵(そうだ)を手動に切り替え「後進」

    7分 あたごが清徳丸に衝突

    8分 救助作業開始を命令

    21分 内火艇など3隻で救助作業開始

    23分 国際VHF無線で第三管区海上保安本部に通報

    33分 所属する護衛艦隊司令部に連絡

    42分 同司令部から自衛艦隊司令部に連絡

 同5時36分 護衛艦「しらゆき」、試験艦「くりはま」現場到着

    40分 防衛大臣秘書官を通じて防衛相に連絡

    45分 あたご、くりはま、しらゆきの内火艇6隻、その他、護衛艦を派遣して現場捜索

 同6時18分 防衛省連絡室立ち上げ

(東京新聞)


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