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(回答先: イージス艦衝突１週間 （その１） 揺れる情報、募る不信（毎日新聞） 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 2 月 27 日 10:34:07)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080227ddm002040039000c.html
クローズアップ２００８：イージス艦衝突１週間（その２止） 石破防衛相責任論も
◇政府・与党内も不満拡大
「あたご」による漁船発見が「事故の１２分前」との情報が約２０時間公表されなかったことに加え、防衛省４首脳がひそかに事情聴取していた問題は、石破茂防衛相の責任論に発展する可能性をはらんでいる。石破氏は隠ぺいがあれば辞任も含めた責任を取る考えを２２日に示しており、情報操作なら野党の追及が厳しくなるのは必至。政府・与党内にも防衛省への不満が広がり始めた。
「（行方不明者の）家族の思いに応えるのが自分の責任だ」。石破氏は２６日の衆院安全保障委員会で、改めて辞任を否定。隠ぺいの意図がなかったことを強調するとともに、防衛省改革の先頭に立つことで責任を果たす考えを改めて示した。
しかし、委員会では野党の追及に「省全体の責任者は私だ」と責任を認める場面も。時折せき込みながら「（省内の連携のなさは）否めない」と小声で語るなど、疲労の色は隠せなかった。
一方、昨秋の臨時国会ではインド洋での給油活動の給油量取り違えが問題化しており、今回の公表遅れは防衛省の情報管理のまずさを改めて露呈した形。民主党の小沢一郎代表は２６日の会見で「給油も今回も国民の目を欺くというか、自分たちの失態を隠す行為であり、責められるべきことだ」と批判した。
政府・与党は辞任論打ち消しに躍起。町村信孝官房長官は２６日の会見で「防衛相が責任を全うすることが大切」と強調、自民党幹部も「２分か１２分かと言うが、７分ならどうなのか」と野党の追及にいら立ちを見せた。
ただ、公明党の漆原良夫国対委員長が「本当に隠ぺいなら進退問題になるべきだ。意図的に小出しにしたか確認しないといけない」と語るなど、政府・与党内からも問題視する声が出始めている。
「海上保安庁との関係もあり、相談に時間がかかるとか、いろんな要素があったのだろう。情報隠しとかではないと思う」。福田康夫首相は２６日夜、記者団に語ったが、対応が適切だったかどうかについては「よく確認してから申し上げた方がいい」と評価を避けた。【田所柳子】
毎日新聞 2008年2月27日 東京朝刊
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