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(回答先: 【アメとムチ、もう許すな！】「国と地方」に直面する岩国の新市長（毎日新聞） 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 2 月 27 日 10:42:21)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C04064.HTML
2008.2.22（その２）
森田実の言わねばならぬ【111】
平和・自立・調和の日本をつくるために［107］
最近感心・感動したこと――岩国市長選で井原勝介さんを応援した選挙戦の同志・同世代の林保武さんの冷静な岩国市長選分析
「友を以て仁を輔（たす）く」（曽子『論語』）
［友を自分の仁の道を行う助けとする］
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岩国市長選挙は残念な結果に終わったが、岩国市長選を通じて私は多くの友人を得た。
その一人が、広島県庄原市在住の林保武さんである。林さんは私と同世代の70歳台である。林さんは、長い間、庄原市の市議会議員を務めたあと、今は農業を営んでおられる。
今回の岩国市長選では、井原勝介前市長を応援するために、早朝４時に庄原市の自宅を出発し、４時間かけて岩国市に着き、夜遅くまで選挙運動の実務に携わった。時には自ら宿を取り、翌朝早くから活動しておられた。ある時には、杖をつかれている奥様も一緒に選挙事務所に来ておられた。世の中にはすごい人がいるものだと心から感動した。
林さんの住む庄原市の上空を米軍機が飛ぶため、住民は騒音に苦しんでいるとのことである。岩国米軍基地が拡張されれば、被害は周辺地域に広がるのである。
林さんは大きな人である。この林さんから手紙をいただいた。岩国市長選についても触れておられる。以下に抜萃させていただく。
《（前略）このたびの岩国市長選、大変お疲れになったと存じます。小生も疲れが抜けません。小生、町内に永山忠則代議士（故人）がおられ、大きい選挙から小さい選挙、あらゆる選挙に参画してきましたが、このたびの井原さんの市長選、勝てる選挙をあらた落とされた感がいたし、残念でたまりません。選挙は骨組みが肝要です。
小生、一月八日に岩国に行き、井原さんにこのたびの選挙事務所でお会いいたし、この人なら是非応援いたさなくてはならないと直感をいたし、公示前十日、選挙公示後六日、岩国に通い、ミニ集会や街頭、大集会等での訴えに参加し、数多くの岩国市民の人々と話し努力しましたが、岩国の政財界を向こうに回しての戦いでは、相手は井原さんの首を取りにきていることを強く認識いたしました。
小生の思いを多少は直接井原さんに伝えましたが、小生もボランティアの外人部隊の一員なるが故、粟谷事務長に指示を仰いで一日一日を努めたようなことで、外人部隊は増えましたが、十五万市民のような選挙態勢には最後までなりませんでした。勝てば官軍で、（相手陣営の）勝利宣言の翌日のマスコミの報道ぶりは腹が立つ思いですが、どうすることもできず、さぞ井原さんは断腸の思いであろうと思料します。
この戦い、日本の民主主義と地方自治の危機と小生受け止めております。岩国だけの問題ではありません。米国もはげしく変わろうとしております。英独仏中韓、すべての国が変わっている中で、日本の政治・経済、いかがなものでしょうか。今後とも貴殿のご指導のほどを切望いたし、書中にてお願いとお礼をいたします。 なお、庄原の地酒「峰仙人」をお送りいたします。この酒は、小生の友人八谷定さん（亀井静香先生の親戚）が命をかけて造ったお酒です。お試しください。
貴殿の今後ますますの御発展と御多幸をお祈りいたします。》
［林さん、ありがとうございました。林さんの献身的な活動には頭が下がる思いがしています。大いに勇気づけられました。岩国の戦友である林さんがいつまでもお元気であることを祈り、林さんとの友情がいつまでも続くことを願っています――森田実］
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