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読む政治:不祥事続発・海自の体質 「唯我独尊、世間知らず」 乗船嫌われ人材難に(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/906.html
投稿者 新世紀人 日時 2008 年 3 月 03 日 16:10:27: uj2zhYZWUUp16
 

(回答先: (石破が辞めれば福田も辞任となるので辞めさせたくない)…石破氏早期辞任を否定「家族の気持ちに応えたい」(産経新聞) 投稿者 新世紀人 日時 2008 年 3 月 03 日 16:04:08)

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080302ddm002010033000c.html?inb=yt

読む政治:不祥事続発・海自の体質 「唯我独尊、世間知らず」 乗船嫌われ人材難に

 イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故は、防衛省・自衛隊のあり方を根本から問い直す事態に発展している。イージス艦情報漏えい事件や護衛艦「しらね」の火災など、なぜ海上自衛隊で不祥事が続発するのか。さらに事故後の対応のお粗末ぶりは目を覆うばかりだ。石破茂防衛相の下で、内局(官僚)と制服(自衛官)が一体となった危機管理ができていない。それらの背景を探った。【古本陽荘、高山祐】

 ●エリート意識

 「海自のいろんな事案が偶発的にバラバラに起こったとは思わない」。石破氏は衆院予算委員会で、海自には構造的な問題があるとの認識を示した。

 「伝統墨守 唯我独尊」。防衛省内で海自はこう揶揄(やゆ)される。旧海軍の伝統を重んじる一方、引き継いだエリート意識が鼻につき、外部社会への配慮が足りない気質を皮肉ったものだ。ちなみに陸上自衛隊は「用意周到 動脈硬化」、航空自衛隊は「勇猛果敢 支離滅裂」と言われる。

 自衛隊発足時、陸自は旧陸軍との断絶が意識された。一方、海自は旧海軍の組織や手法の多くを引き継いだ。

 幹部自衛官と一般自衛官との上下関係はその一例だ。陸・空自が階級が低い部下にも責任を分担させる傾向なのに対し、海自は旧軍時代の名残で幹部と一般自衛官との間に「天と地ほどの違いがある」(幹部)という。

 海自の中でも艦艇の幹部は極端に仕事量が多い。幹部は文書作成に追われることから「紙上自衛隊」と自嘲(じちょう)する。

 「なだしお」事故の改ざん問題で知られるようになった「航泊日誌」は、作成に時間がかかる文書の典型例。作業日誌と呼ばれる部下の膨大なメモ書きを幹部が定められた形式で清書し、艦長の署名と印をもらい保存する。清書までするのは「昔からの伝統だから」(幹部)という理由だ。

 ●幹部昇進敬遠

 艦艇の省力化も忙しさに拍車をかけた。近年、護衛艦は大型化する一方、定員は削減されてきた。05年に退役した護衛艦「あきぐも」は基準排水量2150トンで定員220人。代わりに就役した「さざなみ」は基準排水量4650トンで定員175人だ。ある空自幹部は「海自の幹部のように余裕がなくなると、命令が徹底されなくなる。すでにモラルハザード(倫理欠如)の連鎖が始まっている。今のままの海自では有事は戦えない」と警告する。

 仕事に追われる幹部を見ているだけに、幹部昇進を希望する一般自衛官は極めて少ない。「給料は大して違わないのに仕事量が急激に増える」(幹部)からだ。

 実は、幹部採用のための内部選抜試験の競争率は、自衛隊の中で海自が約10倍で最も高い。陸空自が受験希望者を募っているのに対し、海自は有資格者に「半強制的」に試験を受けさせるためだ。その結果「わざと間違えて解答して成績を下げる隊員がいる」(同)という信じがたいことが起きているという。

 幹部にとどまらず、艦艇勤務の不人気は深刻で隊員全体の質の低下が懸念されている。

 国際政治・軍事評論家の小川和久氏は「海自に入る自衛官は、海自の陸上基地での航空部隊希望者が多い。厳しい訓練をするとすぐ辞める。指揮官は目をつむって隊員を甘やかす。あたごの事故も組織のあり方が起因している」と分析する。

 ●海上の密室性

 一方、あたごの事故では地元対応の遅れも批判された。元陸自1佐の佐藤正久参院議員は「陸自は普段から国民に見られている中、仕事をしている。海自は気を使う必要のない海にいる」と違いを説明する。また「海自は日ごろからオペレーション(作戦)をやっているという感覚が強く、海自の不祥事はオペレーションが終わった『オフ』の時間に集中している」と指摘した。

 大海原で訓練する海自は他界と遮断されるため密室性が生まれる。世間知らずの「唯我独尊」と言われてきたゆえんである。

 ◇省内「石破改革」に抵抗も

 衝突事故翌日の自民党国防関係合同部会。浜田靖一元防衛副長官から、意味深長な発言が飛び出した。「大臣が辞めれば喜ぶ人がいる。情報もない大臣が責められるのは気の毒だ」

 防衛族として省内の空気を知る浜田氏の言葉は、「石破氏辞任」で防衛省改革の失敗をもくろむ「抵抗勢力」へのけん制だった。

 石破氏の改革は、官僚による内局と陸海空自衛隊を機能別に整理し直すという大規模なものだ。内局と自衛隊の一体化について、官僚には「自分たちの仕事を侵される」との懸念がある。一方、実現すれば防衛省はスリム化し、自衛官の将官、佐官ポストが削減される。

 事故後の説明が二転三転するなど防衛相、内局、海自の3者の足並みが乱れた。それが、「石破氏への抵抗があるからだ」(政府関係者)という指摘につながることに、同省の病理がある。

 昨年の守屋武昌前事務次官の汚職事件で幹部が軒並み交代。組織自体の危機管理能力が落ちたことも、混乱の一要因だ。

 石破氏は実務に詳しいため、事故対応の細部の協議にも加わる。全体を俯瞰(ふかん)し指揮するというよりも大臣が次官も広報も兼務するという状況だ。石破氏が辞任すれば、1年間に5人の大臣誕生となる。「毎年のように不祥事が起きる防衛省では大臣がその度に引責辞任すれば、いつまでたっても政治の統制は無理」(防衛相経験者)という根本的な問題も問われる。

 一方で組織改革が、「石破氏続投」の後押しに使われている面もある。ただ、石破氏が続投しても改革に向けての求心力は維持できない。自衛隊最高指揮官の福田康夫首相が関与しないと、防衛省の危機は回避できないところまできている。

毎日新聞 2008年3月2日 東京朝刊

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