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与野党が沈黙し、ジェイムズ・アウアーが、「あたご」を徹底擁護する理由(ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 )
http://www.asyura2.com/08/senkyo48/msg/168.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 3 月 05 日 23:27:37: twUjz/PjYItws
 

http://amesei.exblog.jp/7413291/

2008年 03月 05日
与野党が沈黙し、ジェイムズ・アウアーが、「あたご」を徹底擁護する理由


 アルルの男・ヒロシです。しばらく、イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故については、思うところがあったが書かない出来ました。それは、事件の構図というのが、ハッキリは分からなかったからです。しかし、今朝の産経新聞のジェイムズ・アウアー(元米国防総省日本部長)と産経記者の湯浅博氏のコラムを読んで、事件の全体構図が私の考えていたものと同じであるように納得できました。

 このイージス艦による過失危険往来罪(あるいは業務上過失致死事件)は、アメリカ・ハワイ沖において、日本の海上自衛隊が、アメリカ海軍と共同訓練をやってきたその帰りに発生した事件である。そして、その実験とはミサイル訓練とされているが、実際は、先月21日にアメリカ海軍の駆逐艦「レイク・エリー」などと共に、墜落する廃棄衛星を撃墜するオペレーションの予行演習に参加していたものである、と。

 したがって、海上自衛隊は、自らの過失とはいえ、このイージス艦「あたご」が、ハワイ沖で何をしていたかを野党・マスコミに詮索されると、最終的には「日米安全保障」の日本側の一方的な従属関係に問題が行き着くので、それを嫌がっている。メディアも捜索状況については逐一報道するが、問題の根っこにあるイージス艦とアメリカ海軍の「統合」オペレーションについては口を閉ざしている。

 私が、調べた範囲では、このイージス艦は、ハワイ沖で、SM2というミサイル実験をしていた。

 読売新聞は、2月19日の夕刊で、「あたごは全長165メートル、幅21メートルで乗員は約300人。昨年10月25日に舞鶴港を出港して、11月8日に米国ハワイ沖に到着し、今年1月21〜25日、迎撃ミサイルSM2の発射試験を行った後、今月6日に日本に向かい、19日に横須賀港に入港する予定だった」と報じている。したがって、13日程度、ハワイ沖から日本への航海に時間を要するので、実際の米軍の衛星撃墜オペレーションに参加したことは否定されるが、前段階で何らかの実験に参加させられていたとしてもおかしい話ではない。

 数ヶ月前に放送された、NHKスペシャルでも、日米の軍関係者がミサイル防衛の実験をしていることが繰り返し述べられていたし、日米の軍需産業はミサイル産業、軍艦建造メーカーなどの協力関係も深い。実は、衛星撃墜に使用されら、SM3というミサイルは、赤外線誘導式ミサイルであり、このミサイルの改良型は日本の協力のもとで開発されているようだ。(※1)

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※1 ウィキペディアから

SM-3シリーズ

RIM-161 SM-3発射の瞬間
[編集] RIM-161 SM-3 ブロックI
RIM-161 SM-3は、弾道ミサイル迎撃(弾道ミサイル防衛/BMD)専用として再開発されたものであり、スタンダードMCが主契約者となっている。開発に失敗したRIM-156B SM-2ERブロックIVAを反省し、弾頭は直接ミサイルに体当たりするhit-to-kill方式に変えられた。アメリカ海軍はブロックI(RIM-161A)をミサイル巡洋艦レイク・エリーから試射して、弾道ミサイルの迎撃実験に成功、後にブロックIA(RIM-161B)を低軌道を降下中のスパイ衛星に向け試射し、人工衛星の迎撃実験に成功した。 日本の海上自衛隊もミサイル護衛艦こんごうよりブロックIA(RIM-161B)を試射し、弾道ミサイルの迎撃実験に成功した。 ブロックIが(RIM-161A)、ブロックIAが(RIM-161B)である。現在、アメリカで赤外線センサーを2波長化したブロックIBが開発中である。日本に於いては、2007年にブロックIA(RIM-161B)を9基購入、ミサイル護衛艦に配備されている。

[編集] SM-3 ブロックII
改良型のSM-3ブロックIIからは日米共同で開発されている。日本は防衛省技術研究本部(技本)により、弾頭防護用ノーズコーンの開発を担当している。日本製ノーズコーンを使用した機体は2006年3月9日に初飛行。日本版BMDで海上自衛隊の護衛艦(イージス艦)に主として配備される形式となる。2006年6月23日にはブロックIIAの共同開発に合意した。

=====

 それで、衝突事件は、帰投するイージス艦が千葉県南房総市の野島崎沖に達したときに起きた。私は船舶のことは詳しくは知らないのだが、「交通ルール」上では、回避する義務は、イージス艦「あたご」の方にあったという。これはルールである。しかし、産経新聞の湯浅記者とジム・アウアーは次のように書いている。


(引用開始)

★湯浅博記者の「湯浅博の世界読解】清徳丸はなぜ衝突したか」(2008年3月5日/産経新聞)

 海上衝突予防法では船が交差する際に、他船を右方向に見る船が右に避ける義務がある。今回の場合は、明らかに「あたご」に回避義務があるから、衝突事故を起こせば非難のマトになる。海陸を問わず、死亡事故にいたれば加害者の結果責任が問われるのだ。

 それにしても、小型漁船は小回りを利かしてなぜ素早く回避できなかったのか。イージス艦はマラッカ海峡の大型船より遅い約10ノット(18キロ)だ。これに突っ込んでは命が幾つあっても足らない。イザとなれば、どちらに回避義務があるなんていってはいられない。漁船の2人が行方不明なので、彼らに何があったかは分からない。直前にイージス艦を横切った仲間の漁船につられたのか否か。少なくとも救命胴衣をつけていれば、救出される可能性は高かった。

 米海軍筋に聞いてみても、やはり「第一報を聞いたとき、なんで日本漁民はライフジャケットを着ていないのか」との疑問だったという。一方で、漁民の家族が石破茂防衛相の辞任を望まず、再発防止に邁進(まいしん)するよう求めていたことを評価した。(略) 彼は大型船を発見すると、自ら回避行動を起こすから一度もヒヤリとしたことはなかったという。「双方にミスがあっても、機動性のある小型船が回避するのが筋だ」との見解だ。軍艦の場合は、急に転舵しようとしても回転幅が広いため、「やむを得ず真っすぐに向かわざるを得ない」と現実論を述べる。

★「ジム・アワー元国防総省日本部長 イージス艦事故 海自批判は早計」(同日の産経新聞)

 わたしはイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故に関し、すべての事実を分かっているふりはしない。しかし、多くの漁船が行き交い、他の船舶も航行する中での入港に伴う危険は知っており、海自の専門能力も承知しているので、惨事をめぐるメディアと国会の素人のような議論に驚き、失望した。

 大型であろうが、小型であろうが、いずれの船も安全航行に責任があり、通航が混雑している中では、注意深く進むことが求められるものの、大型船より小型船の方が操作しやすいというのは常識だ。

 大型船が香港であれ、東京湾であれ、入港する際に、漁船のような小型船が周囲に多くある中で操舵(そうだ)して進もうとするのは不可能だ。大型船は妥当なゆっくりとした速度で航行し、小型船は大型船を通過させるようにかじを取る。私の知る限り、「あたご」は監視員を艦橋に置くなどした上で、適切なスピードで進んでいた。

 安定して航路を進むために自動操舵にしていたかもしれないことを理由にイージス艦側を無責任だと責めるより、「清徳丸」が警戒していたのなら、なぜ進路から外れなかったのかと問う必要がある。吉清治夫さんと哲大さんは疲労で居眠りしていたかもしれず、付近にいた他の船からの警告に反応しなかったのではないか、と誰も疑問を示してはいない。

 むろん行方不明の乗組員の家族は同情されるべきであり、事故は(海上保安庁ではなく、海自によって)注意深く調査されるべきだ。だが、事実が完全に明らかになる前に否定的な報道をして、政治家が批判を差し挟むのは、プロ意識があるとは思えない。海自は6年以上、インド洋で燃料補給と海上阻止作戦に尽くし、北朝鮮のミサイル攻撃に備えた日本の防衛の主要部分を担っている。海自は国民から感謝されるのが当然であって、早計、かつ誤情報にもとづくかもしれない批判は適当ではない。

2008年3月5日/産経新聞から
(引用終わり)


 とまあ、このように、ジェイムズ・アウアーと湯浅記者が書いているわけです。言ってみれば、ダンプカーがよそ見運転をしてきたので反対車線から軽自動車にぶつかったが、軽自動車に回避責任がある、といっているようなものです。完全に暴論です。しかも、今回はダンプカー側に飲酒運転の疑いもあったと報道されている。

 そういえば、このジェイムズ・アウアーさん、前にも、防衛省・守屋事件の時に、額賀防衛大臣(当時)との会食の疑惑が浮上して話題になりました。

 あの時は、額賀さんが、宝塚女優との会食があったという黒塗りの証拠写真をマスコミに見せて、すべてをうやむやにしてしまったのでした。

 このジェイムズ・アウアーが、防衛関係のロビイストとして暗躍しているという決定的な証拠を私は持っていないのですが、このような論理破綻をきたしてまで、防衛省とアメリカ海軍の擁護をするということは、裏にビジネス上の利益があるのではないかと疑うのが妥当というものでしょう。

 自衛隊はいつまでアメリカ軍の属軍でいるつもりなのでしょうか。いまさら北朝鮮からのミサイルなんて飛んでくるわけありません。アメリカの行う、「火事になってもいいように、我が社の消化器を買え」という押し売り商法をミサイル開発で行っているだけです。消化器は必要でしょうが、高性能である必要はありません。普通の消化器を持っているだけでいいのですが・・・。

 アメリカ側は、去年の中国の衛星撃墜実験成功に脅威を覚えて、今度はアメリカの軍事技術を見せつけるために今回の衛星実験を行ったわけです。中国側の軍拡の透明性のなさも問題ですが、不透明という点ではアメリカも同じ。日本は、大国同士の争いにはかかわらない方が良いのですが、ハワイ沖でのミサイル実験に自衛艦が頻繁に参加しているところを見ると、そういう考えではなく、「未だに日本は大国」意識の自衛隊の幹部が多いのかも知れませんね。

 オバマ政権になるにしろ、マケイン政権になるにしろ、ミサイルメーカー・レイセオンの代理人や、元国防総省の対日ロビイストの暗躍を防げないようでは、別の形で、今回の「あたご」のような事件が起きるでしょう。今回の事件の真相究明が与野党とも及び腰なのは、日米関係の一番まずい部分にこの事件が大きくかかわっているからですかね。

 小沢民主党でも社民・共産でも良いから、この点を鋭く追及すべきでしょう。
 
===

 ジェイ・ロックフェラーがオバマ支持。同系統の思想を持つと見られるエドワーズがやはり副大統領なのかな?

(引用開始)

米大統領選 ロックフェラー氏もオバマ氏支持
2008.3.1 11:42

 米大統領選の民主党指名争いで、同党の有力者ロックフェラー上院議員が29日、オバマ上院議員への支持を表明した。ロックフェラー氏は指名獲得に必要な特別代議員の1人。オバマ氏の支持拡大につれ、党重鎮の間でもオバマ氏を推す動きが広がってきた。

 同氏は声明で、オバマ氏がイラク戦争に一貫して反対してきたことを称賛。オバマ氏を「たぐいまれなる才能があり、聡明(そうめい)で戦略的思考ができる人物」と太鼓判を押した。

 ロックフェラー氏は石油で財を築いた故ジョン・ロックフェラー氏のひ孫にあたり、現在は上院情報特別委員会の委員長を務める。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/america/080301/amr0803011140003-n1.htm
(引用終わり)

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