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防衛省の国民騙しが明らかに
防衛次官懲戒申立の可能性も
元イラク先遣隊長の佐藤正久参院議員（自民）による「駆けつけ警護（押しかけ参戦）」発言をきっかけに「文民統制違反」抗議行動を続ける弁護士らによるグループが2月28日、イージス艦事故でも国民の生命軽視が判明したとして抗議集会を参議院議員会館で実施。共産党や社民党の国会議員、民主党の秘書らが出席し、事故に関する防衛省・自衛隊の虚偽報告の実態を次々に暴露した。
井上哲士参院議員（共産）は、自衛隊海外派兵恒久化について佐藤議員とテレビ討論したことを伝え「具体的な試案の中身について決して口にしない」と、佐藤議員ら海外派兵推進者らは事実が国民の目に触れることを恐れていることが明らかになってきた。
社民党の福島みずほ党首は「イージス艦の航海長を海上保安庁の許可なくヘリで防衛大臣室まで連れ去るのは、完全に捜査妨害」とし、この大臣室でのできごとに対し増田好平防衛事務次官が先月27日の記者会見で「航海長の話したことで記憶に残っていることもなく、表情しか覚えてない」と述べた点について「ここまでくると、防衛庁に格下げする法案を出さなければと思う」と述べた。沈没した漁船の地元、勝浦市長を訪ねた保坂展人衆院議員（社民）は、「市長は、自衛隊艦隊の（回避行動をとらない）行動はいつものこと。そのことを漁師から聞いてください」と言われたと話した。また当初は1時間半とされていた大臣室の「談合」は、4時間半だったことも明るみに。「捏造のレベルを超え、組織的に国民を騙している」（保坂議員）。
同集会では、捜査当局に無断で、航海長と防衛大臣室で4時間半にわたり協議（事実上の隠蔽工作）をしていたことや、その内容が記憶にないと発言した増田次官の責任を追及する石破茂防衛大臣あての公開質問状を提出することを決定。10日までに誠意ある回答が石破大臣から届かなかった場合、自衛隊法施行規則第68条に基づき、増田次官に対して懲戒申立する。
同グループは3日の記者会見で発表後、公開質問状を郵送した。石破大臣の回答によっては、軍事組織の事務方トップが市民に直接懲戒請求される、かつてない事態に陥る。
（林克明・ジャーナリスト）
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【追跡・イージス艦】発言迷走の防衛次官を懲戒申し立て（ＪＡＮＪＡＮ）
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投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 3 月 04 日
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