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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10083236610.html から転載。 2008-03-27 08:09:24 破綻した「新銀行東京」（通称「石原銀行」）へ都民の血税400億円を追加出資する2008年度補正予算案に自民党と公明党が賛成し、予算特別委員会を賛成多数で通過した。圧倒的多数都民の反対の声を無視する暴挙である。自らの責任にほおかむりして税金を浪費する無法に抗議の鉄槌を下そうではないか！ 審議で追い込まれると土壇場になって「深くおわびする」と殊勝なことを言っていた石原都知事だが、追加出資が委員会で認められるや、予想はされていたことだが「世論を気にして政治がやれるか」とたちまち開き直り、元の傲慢姿勢に戻ってしまっている。 ============================================ http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008032702098707.html 【社説】 経営難の新銀行東京に対する追加出資が確実になった。再建への確かな展望が見えぬまま都議会与党の自民、公明両党は石原慎太郎知事の提案を受け入れた。安易な税金頼みに唖然（あぜん）とさせられる。 都議会の予算特別委員会で、四百億円の追加出資案が自民、公明両党の賛成多数で可決された。二十八日の本会議で成立する見通しだ。一カ月間の審議は第三者の意見聴取を排除するなど異様な運営に終始しており、税金投入に都民の理解は簡単に得られまい。 開業三年で一千億円もの累積損失を出した新銀行の再建計画、経営難に陥った経緯を記す調査報告書は、いずれも知事の側近が作成した。 店舗を六カ所から一カ所に、貸出金を五分の一に減らして二〇一一年度に黒字化する。取引先の三分の一に当たる四千社は債務超過でも融資する。都幹部ＯＢの津島隆一代表執行役らが作成した再建計画だ。 信用金庫並みに規模を縮小し、融資先の債務超過というリスクを抱えながらどう利益を生み出すのか。議会は金融専門家の意見も参考にして妥当性を判断すべきなのに、その手順すら封印した。調査報告書は責任を旧経営陣に押しつけるだけで、最大株主の都の責任には目をつむる。これも津島氏らが作成したものだ。 議会は行政に対するチェック機能を放棄し、自民、公明両党は旧経営トップの参考人招致の動議を否決した。融資を口利きした企業の経営破綻（はたん）が発覚するのを恐れたようだ。そう疑ってかかる都庁職員は少なくない。審議の内実は利害を共有する身内同士の談合であり、独善と言わざるを得ない。民主党も新銀行設立に賛成した過去を引きずり、動議否決では与党に同調してしまった。 「新銀行の清算には一千億円かかり、取引先も破綻する。追加出資以外に選択肢はない」。経営陣も与党も、知事の言い分をうのみにするだけで説明責任を果たそうとしない。 知事は土壇場になって「深くおわびする」と謝罪し、公明党も新銀行への監視体制強化などの付帯決議を条件に追加出資を容認したが、税金を負担する都民には無責任極まりない釈明に映るだろう。都に意見を寄せてきた都民の８５％が追加出資に反対している。困ったときは税金頼みというのでは「倫理観の欠如」の極みではないか。責任は免れまい。 知事は増資しても新銀行による単独再建は困難との認識を示し、他の金融機関への譲渡を示唆した。清算も含め事業撤退に追い込まれることが目に見えている。もはや損失最小化の選択をためらってはならない。 ============================================ 【関連記事】
gataro-cloneの投稿
「石原銀行」への「追加出資400億円」反対の世論を踏みにじった自民、公明に抗議の鉄槌を！
テーマ：石原/都知事選
石原銀行増資 都民の意に背く独善だ（東京新聞）
2008年3月27日
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