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審査待ち全国２６００件超 原爆症、０７年度調査（中日新聞）
2008年4月12日 23時50分
条件を緩和した新基準による審査が４月から始まった原爆症認定をめぐり、被爆者が都道府県などの窓口に申請しながら認定・却下の結論が出ていない「審査待ち」のケースが３月末の時点で４２都道府県に広がり、２６００件を超えたことが１２日、共同通信の調査で分かった。
２００７年度の申請件数は被爆者の期待を反映し１８００件を超えた。前年度より約５００件増え、１９７５年度以降で最多。しかし、認定は約１００件にとどまり、基準見直しに伴う審査の停滞が裏付けられた。被爆者の高齢化が進む中、迅速な審査が課題となっている。
調査は、申請窓口となる都道府県と広島、長崎両市を取材し、厚生労働省への未伝達分も含め件数を聞き取った。
その結果、広島県・市が申請９７４件、審査待ち１３１８件で、ともに最多。続いて長崎県・市は申請４０６件、審査待ち４８３件。審査を待つ人は青森、岩手、秋田、富山、福井の５県を除く４２都道府県に広がっている。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008041201000412.html
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