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０８年政局展望
http://archive.mag2.com/0000120791/20080107022618000.html
▼小池百合子首相？が最後の切り札だが─
自民党の起死回生の切り札は小池百合子を次期首相として選挙の顔に押し立てる
ことだが、それができるだろうか。民主党にとってはこれが最高に怖い。
もし、小池が選挙の先頭に立ったら空気はがらっと変わる。防衛省スキャンダル
も一転して小池の手柄話にすりかわる。
小池は短い防衛大臣時代に、刺し違える形で守屋を次官の座から追いやっている。
これがそもそもの守屋凋落の始まりであり、防衛省スキャンダルの出発点でもあ
った。小池はそこを逆手にとって、守屋を追い払い問題に火をつけたのは私だ─
と叫べば国民世論は小池の言うことに耳を傾けるだろう。
まだ５０代なかばで見かけも悪くない。元テレビキャスターで外国語も堪能。初
の女性首相候補ともなれば、自民党にとって都合の悪い話題は霞んでしまう。政
党のトップが女性に代われば自民党も大きく変わるのでは？という期待を抱かせ
るのに十分だ。これまで自民党は何度も同種の手を使って生きのびてきた。だが、
今回はその振り幅が過去にないほど大きい。今の自民党にそれができるかとなる
と難しい。これしか生きのびる道はないのだが、それを理解できる政治家が自民
党にどれほどいるかと考えると小池首相の可能性はしぼんでしまう。
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